日本チームに2020年ストックホルム青少年水大賞

ストックホルム国際水協会(Stockholm International Water Institute(SIWI))

AsiaNet 85264 (1401)

 

【ストックホルム2020年8月25日PR Newswire=共同通信JBN】日本の松橋大希(まつはし・ひろき)さんと宮木琢愛(みやき・たくま)さんが土壌侵食を防止する新手法で名誉ある2020年のStockholm Junior Water Prize(ストックホルム青少年水大賞)を受賞した。スウェーデンの王位継承順位1位のビクトリア王女が8月25日、World Water Week At Home(世界水週間アットホーム)(http://www.worldwaterweek.org/ )での授賞式で発表した。

 

Stockholm Junior Water Prize(https://www.siwi.org/prizes/stockholmjuniorwaterprize/ )は、15歳から20歳の学生が水に関する重要な問題の解決策を提案する国際コンクールである。

 

松橋大希さんと宮木琢愛さんは土を固める伝統的な日本の技術である三和土(たたき)を利用して、土壌の流失を制御し、食料生産を増やす方法を開発した。

 

2人はこのプロジェクトの発表映像で「この方法は費用がかからない自然の材料だけを使うので、安価で環境に害がない。この方法を世界に広め、水と食料の問題を解決したい」と述べた。

 

審査員団は「今年の受賞者は、簡単な地元での解決策が世界的な水の問題を解決できることを示した。彼らは体系的な研究を通じて、水の保全と土壌の管理をより実現しやすい方法を開発した。科学的な知識と実験を効果的に組み合わせ、乾燥地での農業で水を集め、利用し、保全する方法を大きく変えた」と評価した。

 

受賞者を発表した賞の公式主催者であるスウェーデンのビクトリア王女は、最終選考対象者全員を大いに称賛した。優秀賞は、海洋生態系の石油汚染の影響を限定的にする独創的な手法で、米国のZoe Gottholdさんに授与された。審査員団によると、彼女は流出した石油と海水で形成されるエマルジョン(乳濁液)を分離することによって有望な解決策を見つけ「非凡な知識と忍耐力を証明した」。

 

今年は一般の参加者もPeople's Choice Awardに投票でき、バングラデシュのAdittya Kumar ChowdhuryさんとKhaled Iftekharさんが受賞者に決まった。2人は天然のポリグルタミン酸とモリンガオレイフェラのタネで水を浄化する安価な方法を開発した。

 

Stockholm Junior Water Prizeは1997年から毎年、ストックホルム国際水協会(Stockholm International Water Institute、SIWI)が主催し、Xylem(ザイレム)が共同創設者として協力してきた。今年はCOVID-19流行のため、すべてオンラインでの開催となった。SIWIでStockholm Junior Water Prizeを担当するAnia Andersch理事は「これら多くのプロジェクトが極めて困難な状況で進められた事実に恐縮している」と語った。

 

▽報道関係問い合わせ先

Hawra Daoud

press@siwi.org

+46720-506008

 

写真は次を参照:https://www.siwi.org/press/photos-videos/ 

 

ソース:Stockholm International Water Institute (SIWI)

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