Digimarcがプラスチックの分別とリサイクルを改善する全欧州電子透かし開発の中心に

Digimarc Corporation

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【ビーバートン(米オレゴン州)2020年9月9日PR Newswire=共同通信JBN】

*消費者向け容器包装、リサイクルの業界リーダーとのパートナーシップがサポート

 

Digimarc Corporation(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2910075-1&h=3365599691&u=https%3A%2F%2Fwww.digimarc.com%2F&a=Digimarc+Corporation )(NASDAQ: DMRC)は9日、欧州連合(EU)内の容器包装の分別・高品質リサイクル率を改善するクロスバリューチェーン・イニシアチブ「HolyGrail 2.0」の主要技術にDigimarc Platformが選ばれたと発表した。業界主導のこのイニシアチブは、2500を超える会員組織を持つAIM(Association des Industries de Marque、欧州ブランド連合)が推進している。(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2910075-1&h=215505358&u=http%3A%2F%2Fwww.aim.be%2Fpriorities%2Fdigital-watermarks&a=AIM+(Association+des+Industries+de+Marque)%2C+the+European+Brands+Association%2C+with+its+more+than+2%2C500+member+organizations

 

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Digimarcは、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の主導で29の企業が参加したエレン・マッカーサー財団の「新プラスチック経済」の下での「HolyGrail 1.0」(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2910075-1&h=2538259535&u=https%3A%2F%2Fwww.digimarc.com%2Fabout%2Fnews-events%2Fpress-releases%2F2019%2F05%2F29%2Fdigimarc-barcode-scores-high-on-recycling&a=HolyGrail+1.0 )イニシアチブ完了にあたり、最終的に選ばれたことが広く報じられた技術である。現在、HolyGrail 2.0のリーダーシップチームには、P&G、ネスレ、ペプシコ、ダノンなど世界をリードするブランドが参加している。85を上回る業界を超えた企業や組織が、商業化に向けた試験的および産業規模のデモの次の段階に積極的に参加する意向を表明している。

 

DigimarcのBruce Davis会長兼最高経営責任者(CEO)は「この重要なクロスバリューチェーン・イニシアチブの立ち上げは、Digimarcが世界のプラスチック廃棄物問題解決のためのパズルの重要なピースであることの証明だ。EUやそれ以外の地域で循環型経済を推進するフルサプライチェーンの採用に向け、消費者ブランド、小売業者、機器のメーカーやサプライヤー、業界団体と協力して次の段階に進んでいくのが楽しみだ」と語った。

 

P&GのGian De Belder容器包装持続可能性技術部長は「HolyGrail 1.0イニシアチブの発見と成功に基づき、プロクター・アンド・ギャンブルはDigimarcの技術と一体化した初の商用製品を発売、主に廃棄物施設での検出向上に焦点を当てて当社の持続可能性目標達成の一助にできたことを誇りに思っている。当社は、より幅広い電子透かしベースの容器包装を市場に導入し続けており、この技術のさらなる進化に期待している。インテリジェント容器包装がもたらす潜在的可能性と、電子透かし技術がイノベーション、持続可能性、デジタルコネクティビティーといった欧州グリーンディール(European Green Deal)で強調されている全分野で果たすことのできる役割を確認できることは素晴らしい」と語った。

 

▽プラスチック分別の改善

電子透かしの使用によるリサイクル分別の改善は、既存の分別機器メーカーを通じてリサイクル施設にもたらされる。Digimarcは、世界市場の80%のシェアを占めると推計されている世界の2大分別機器メーカー、TOMRA Sorting SolutionsとPellenc STに高度な技術コンポーネントを提供した。

 

TOMRAの副社長兼事業開発責任者、Oliver Lambertz氏は「HolyGrail 1.0のデモとトライアルでのDigimarcとの共同作業は、この技術の実行可能性とそれが顧客にもたらすメリットを実証した。このリサイクル分別技術の非常に大きな可能性を市場に届けるため、HolyGrail 2.0でDigimarcとの協力を継続することを楽しみにしている」と語った。

 

PellencのAntoine Bourley共同創設者兼R&Dマネジャーは「Pellenc STは、透かし技術は非食品アプリケーションから食品パッケージを選別する興味深い機会であると確信している。Digimarcとの協力により、プラント条件の選別における技術的ソリューションの可能性を評価することは、潜在的な市場浸透を加速するユニークなチャンスである。プラスチックのリサイクル品質をさらに向上させるソリューション候補は必ずある」と語った。

 

▽大手ブランドや小売業者の持続可能性と循環型経済プログラムをサポート

業界の予測では、製造業者が公約や厳格化する政府規制をクリアするために必要とする消費済みリサイクル材は、2025年までに大幅に足りなくなる。容器包装に使用する前に食品用か非食品用かを検出するなど分別を改善すれば、メーカーはそうした需要に応じられるようになる。Digimarc採用のさらなる利点は、市販の製品やその後の廃棄物回収を通じてメーカーが社会に負担してもらった上で支払う拡張生産者責任料金がエコ調整(減額)できる可能性があることである。

 

Orkla ASAでOrkla Group Procurementの包装イノベーション・持続可能性コーディネーターを務めるPavel Komurka氏は「ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、チェコ共和国、フィンランドで間もなく店頭に並ぶ当社製品の容器包装をDigimarcバーコードと一体化できることは非常にうれしい。持続可能性はOrklaの重要な創業理念であり、循環型経済をサポートするためにより正確な識別、分別ができる容器包装を提供したいと考えている」と語った。

 

▽拡大する業界サービスプロバイダー・パートナー

Digimarcは、消費者ブランドや機器メーカーにとどまらず、金型メーカー、印刷業者、パッケージコンバーターなどの業界にDigimarc仕込みのサプライヤーの世界を積極的に拡大している。製品メーカーは、既存のワークフローへの負担を最小限に抑えて、既存のサプライヤーとの協力を続けることができる。

 

欧州の大手パッケージメーカーPACCORのNicolas Lorenz最高商務責任者は「当社はDigimarcと緊密に協力し、同社の最新技術を使い初の強化熱成形プラスチックトレーを提供している。プラスチック製品の色や、材料が未使用かリサイクル材かにかかわらず、結果は際立っている。最も素晴らしいのは、この素材を優先使用した場合の食品用か非食品用かの分別で、リサイクル業界へのインパクトは絶大だ」と語った。

 

Verstraete IML(in-mould labeling)のNico Van de Walle製品・循環型経済マネジャーは「顧客にDigimarcバーコードの拡張機能を提供し、インタラクティブなIMLラベルを使用して彼らのIML容器包装をインテリジェント化できるのはうれしい。彼らの現在の関心事は主に持続可能性で、Digimarcの技術は、彼らが循環型経済に貢献し、自らの持続可能性目標を達成するのに役立つ」と語った。

 

Fortune 500社のプラスチック容器包装製品メーカー、Berry GlobalのRobert Flores持続可能性担当副社長は「Digimarcがリサイクルに与える潜在的影響の大きさにワクワクしている。今日、リサイクルに影響を与える最大の問題の1つは汚染だ。製品の画像にDigimarcを組み込むことで、ブランドオーナーは消費者を容器包装のリサイクル性に関する情報に潜在的にリンクさせ、何をリサイクルボックスに入れるべきかについての理解を深めさせることができる」と語った。

 

▽リサイクルと循環型経済におけるプログラム開発

Digimarcは、消費者による処分からリサイクル廃棄物チェーンの監視、施設での生産に至るまで、リサイクルと検出の対象物の強化を実証する、欧州の2つの全国規模プログラムのプログラム開発段階の作業に取り組んでいる。さらにDigimarcは、レーザーアブレーションなどによってプラスチック対象物に識別子を付ける新たな方法を積極的に模索しており、そうなれば個々の容器包装に連番を付加することもできるようになる。もう1つは、消費者に参加してもらいスマートフォンを使ってより多くの廃棄物を収集する取り組みで、容器包装をスキャンすると、その消費者のカーブサイド廃棄物処理サービスをベースにリサイクル可能情報を教えてくれるというものである。

 

Digimarcは、AIMのHolyGrail 2.0イニシアチブの取り組みに加え、現在、エレン・マッカーサー財団のグローバルプラスチック協定ネットワークの一環として、Recycling Partnership(リサイクリング・パートナーシップ)と世界自然保護基金(WWF)の共同主導で発足したU.S. Plastics Pact(米プラスチック協定)(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2910075-1&h=832698528&u=https%3A%2F%2Fusplasticspact.org%2F&a=U.S.+Plastics+Pact )の設立アクティベーターである。米プラスチック協定は、プラスチック・バリューチェーン全体にかかわる官民の多様な利害関係者を糾合し、プラスチックのデザイン、使用、再利用の方法を再考し、米国でプラスチック循環型経済の道筋づくりを目指す野心的な取り組みである。

 

Digimarcは、リサイクル対象物の自動識別における信頼できるアドバイザー兼リーダーとして、Association for Plastics Recycling(プラスチックリサイクル協会)、Petcore Europe、Consumer Goods Forum(消費財フォーラム)、Consumer Brands Association(消費者ブランド協会)、Sustainable Packaging Coalition、European Plastics Pact(欧州プラスチック協定)、米プラスチック協定、Active and Intelligent Packaging Industry Associationなどのメンバーとして、この1年間、自社の専門知識を共有してきた。

 

▽Digimarcについて

Digimarc Corporation(NASDAQ:DMRC)は、容器包装、その他の商業印刷、デジタル画像、音声、ビデオなどのメディアの自動識別のパイオニアである。Digimarc Platformは、革新的で包括的な自動識別ソフトウエアとサービスを提供し、比類のない信頼性、効率、セキュリティーを通じて検索を簡素化し、情報の発見を変革している。Digimarc Platformは、小売業者や消費者ブランド、国や州の政府機関、メディアおよびエンターテインメント産業などにメリットをもたらすアプリケーションを実現している。Digimarcは米オレゴン州ビーバートンを拠点として、世界中にサプライヤーネットワークを広げている。The Barcode of Everything(R)の詳細については、digimarc.com(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2910075-1&h=524012408&u=http%3A%2F%2Fwww.digimarc.com%2F&a=digimarc.com )にアクセスし、@digimarc(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2910075-1&h=1262282350&u=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fdigimarc%3Flang%3Den&a=%40digimarc )で当社のフォローを 。

 

ソース:Digimarc Corporation

 

▽問い合わせ先

D.J. Vogt

Sr. Director, Corporate Communications

dj.vogt@digimarc.com

+1 971-348-2012

 

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