InCor、everis Brazil、ザイリンクス、NTT Disruptionがバーチャル患者観察の有効性確認で協力

NTT Disruption

AsiaNet 85667 (1629)

 

 

【マドリード2020年9月22日PR Newswire=共同通信JBN】

*医療ワークフローを改善し、より安全な患者ケアを提供するのが目的

 

サンパウロ大学医学部附属クリニカル病院の心臓研究所(InCor)(http://www.incor.usp.br/sites/incor2013/ )は、everis Brazil(https://www.everis.com/brazil/pt-br/home-br )、NTT Disruption(https://disruption.global.ntt/ )、ザイリンクス(https://www.xilinx.com/ )と協力し、NTT Disruptionの集中治療室(ICU)向けの新たな技術ソリューション、バーチャル患者観察(VPO)の試験を行う。

 

VPOは、ビデオと機械学習(ML)を利用して事前登録した患者の行動をリアルタイムでアラート付きで検出、予測し、医療従事者がより安全に患者ケアを行えるツールを提供する。各医療機関のニーズに基づく個別化が可能で、患者が起き上がっているのか、ベッドを離れようとしているのか、手を振っているのかを区別できる。

 

さらにVPOは、イベント数や監視対象のベッドの増加に関係なく、看護師がリアルタイムに応対できるよう容易に拡張可能である。同システムはリアルタイム処理とMLを活用し、ビデオ録画を通じて行動を学習、識別、予測するため、患者のプライバシーは保護される。

 

InCorの冠動脈集中治療部長であるJose C. Nicolau教授(博士)は「われわれはこのイニシアチブを通じて、NTT DisruptionとXilinxの技術力とビジョンと、InovaInCorを通じたInCorのイノベーションにおける確固たる実績を結び付けている」と確約した。教授は「こうした技術の開発により、患者の安全と福祉が向上し、医療チームのストレスが軽減される。VPOは潜在的な兆候や問題を知らせることもできるので、問題が深刻化したり患者が自傷行為に及んだりする前に医療スタッフが患者を支援できるようになる。これは、とりわけInCorなどの複雑度の高いICUでは夢のような技術だ」と続けた。

 

Xilinxグローバルデータセンター事業部のFreddy Engineerゼネラルマネジャーは「Xilinxは、Alveo搭載VPOシステムを使用して患者の個別化医療と効果的健康管理を提供できることを喜んでいる。医療機関はよりスマートな病院技術の採用を継続しており、われわれも患者の転帰の改善と医療費の削減を期待している」と語った。

 

NTT DisruptionのFernando Apezteguia健康部長は「ヘルスケア業界は、患者の安全や業務効率の向上と燃え尽き症候群低減のため、VPOのような病院向けの新たなスマート技術の導入を図っている」と指摘。「COVID-19は、より良いケアのためのツールを医療従事者に提供するための業界内イノベーションの必要性に拍車をかけている」と続けた。

 

このソリューションの有効性に関する結果はこのプロジェクトを通じて分析され、医療従事者の消耗を減らしつつ、患者のケア、安全、効率に大きな影響を与えることになる。

 

ソース:NTT Disruption

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