Inmotiveが世界で最も効率的な電気自動車用2速トランスミッションを発表

Inmotive

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【トロント2020年9月24日PR Newswire=共同通信JBN】

*大幅なコスト削減を実現し、EVの航続距離を最大15%延長

 

*次世代の電気自動車向けの巧みな設計

 

*幅広い車両に採用できる拡張性の高い設計が特長

 

カナダを拠点とする自動車部品メーカーInmotiveは、特許取得済みのIngear(TM)2速トランスミッションを発表した(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2923612-1&h=1318647748&u=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DVZJMomMgMjQ%26feature%3Dyoutu.be&a=patented+IngearTM+two-speed+transmission )。次世代の電気自動車向けに開発、設計されたIngearは、シンプルで耐久性のある設計が特長で、低コストで航続距離の長い、より効率的なパワートレーンを実現する。

 

Inmotiveは最近、Ingearの大規模な量産前テストを完了、デモ車両に組み込み、完全な市場投入の準備を整えた。テストユニットは、認定OEMであれば入手可能。

 

InmotiveのPaul Bottero最高経営責任者(CEO)は「この次世代トランスミッションは、電気自動車用多速トランスミッションの全く新しい見方を提供し、他のさまざまな市場セグメントにも大きなメリットをもたらす。この種初の2速トランスミッションであり、世界市場での採用に向けた準備は事実上、整っている」と語った。

 

動作の仕組み

 

現在、ほとんどのEVは単速トランスミッションを使用しているが、EVにIngearトランスミッションを搭載すればコストが下がり、航続距離が伸び、加速性能、高速走行性能、最高速度、登坂性能が向上する。

 

通常、電気モーターとホイールの間には2つの減速ギアがあり、モーターはホイールが1回転するごとに約9回転する。Ingearは、第2減速ギアを連続チェーンドライブとモーフィングスプロケットに置き換えている。シフトするには、ホイールの1回転中にアクチュエーターがスプロケットセグメントを所定の位置に導き、ギア比を効果的に増減する。Ingearの特許取得済みの配置がモーターとホイールの同期を保ち、シフトプロセスの間中、継続的なトルクフローを可能にする(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2923612-1&h=927804489&u=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DsTAhgMeub-g%26feature%3Dyoutu.be&a=continuous+torque+flow+throughout+the+shift+process )。

 

ドライブトレーンが低ギアおよび高ギアの能力でより効率的に動作できるようにすることで、エネルギーの無駄が減り、充電ごとの航続距離が伸びる。同様に、ダウンシフト中も回生が改善、継続される。

 

Bottero氏は「現在のオートマチックトランスミッションは、EV業界のニーズを満たしていないことが分かった。効率的な設計とOEMの大幅なコスト削減により、IngearトランスミッションはOEMが求めていた全てのボックスにチェックを入れ、EVの広範な採用をサポートするのに役立つと信じている」と語った。

 

究極のパフォーマンスを提供

 

新しいIngearトランスミッションの主なメリットは以下の通り。

 

*コスト削減 - シンプルで部品数の少ないIngearを大容量の統合ドライブユニットに組み込むことで、OEMは乗用車1台当たり1500ドル以上節約できる。この節約は、同じ航続距離を維持し、加速性能を改善しつつ、より少ないバッテリーとより安価な電気モーター、インバーターを使用することによって可能になる。OEMの節約に加え、車両所有者は3年間で約2000ドルの運用(電気)コストを節約できる。

 

*コンパクト - デファレンシャルを包み込むように設計されたIngearは、通常の単速トランスミッションよりわずかに大きいだけである。

 

*素早くスムーズで静か - Ingearはホイールが1回転しないうちにシフトする。モーターは常にホイールと接触しており、シフト中も継続的にトルクをかけることができる。ギア比は徐々に変化し、トルクフィルアルゴリズムがスムーズな乗客体験を維持する。加速時間は最大15%短縮できる。

 

*効率的で信頼性が高い - Ingearは、モーター効率を最適化し寄生損失を低減することで、標準的な車両の航続距離を最大15%伸ばす。けん引性能、登坂性能、最高速度も向上する。

 

技術の採用

 

Ingearは「ワンサイズで全てに合う」技術ではない。その設計の柔軟性により、OEMは特定の車両タイプに基づき技術のサイズとスケールをカスタマイズできる。初期開発では乗用車市場にフォーカスしていたが、この技術は商用、オフハイウェイ、燃料電池などの幅広い車両に適応可能である。

 

Inmotiveは現在、2つのグローバルOEMと開発契約を結んでおり、それ以外にも世界中のいくつかのOEMと導入の話し合いを進めている。

 

▽Inmotive Inc.について

Inmotiveは、幅広い適応が可能な超効率的多速パワートレーン技術Ingearを考案したカナダを拠点とする企業である。Ingearは、非常に低い追加コストと重量で電気自動車の航続距離を伸ばし、スムーズなシフト中も連続トルクを提供する。信頼性の高い設計によりトルク、加速性能、登坂性能、最高速度も向上、16件の特許を取得、17件の特許が申請中である。Inmotiveの本社はカナダのトロントにあり、インドと中国にオフィスがある。

 

詳細については、www.inmotive.com を参照。

 

画像のダウンロード:https://bit.ly/2ZYxTXX

 

▽メディア問い合わせ先

Brittney Popa

MBE Group on behalf of Inmotive

+1 (248) 554-3507

bpopa@mbe.group

 

ソース:Inmotive

 

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