NMPAがAPRINOIAに認知症患者向けPET画像処理トレーサー、[18F]-APN-1607の第3相臨床試験開始を認可

APRINOIA Therapeutics

AsiaNet 86274 (1955)

 

 

【蘇州(中国)2020年10月28日PR Newswire=共同通信JBN】APRINOIA Therapeuticsは、28日、中国国家薬品監督管理局(NMPA)が、認知症患者の脳内の異常なタウタンパク質凝集体を標的とする同社の陽電子放出断層撮影(PET)トレーサーである[18F]-APN-1607を評価する第3相臨床試験の開始をこのほど承認したと発表した。

 

[18F]-APN-1607は、選択性とオフターゲット結合プロファイルが改善された新世代のタウPETイメージングトレーサーである。これは、病理学的に凝集した状態のタウタンパク質を特異的に認識するように設計されているが、生理学的に存在する正常なタウタンパク質は認識しない。第3相臨床試験の目的は、[18F]-APN-1607の安全性と有効性を評価して、軽度認知障害(MCI)およびアルツハイマー病(AD)のさまざまな病期の患者を健康な被験者と区別することである。提案された試験では、約230人の被験者が登録され、全員が[18F]-APN-1607を投与される。

 

APRINOIA中国関連会社の責任者であるTzu-Chen Yen博士は、「[18F]-APN-1607が商品化に向け一歩前進したことをうれしく思う。正確な診断は、神経変性疾患患者のために効果的な治療計画を策定するための基盤である。われわれの目標は、将来、中国全土で[18F]-APN-1607への全国的なアクセスを提供し、正確な診断、疾患の進行と退行の正確なモニタリング、早期発見・治療を可能にすることである」と語った。

 

病理学的タウタンパク質は、ADの神経変性、および進行性核上性麻痺(PSP)や大脳皮質基底核変性症(CBD)などの他のタウ関連脳障害(別名タウオパチー)に関連している。タウの異常は、これらのタウオパチーを特徴付ける重要なバイオマーカーとして認識されている。[18F]-APN-1607は、これらすべてのタウオパチーにおけるタウの蓄積量と分布を定量化・視覚化することができ、より広範な臨床的有用性を提供する。

 

▽APRINOIA Therapeuticsについて

APRINOIA Therapeuticsは現在、当社独自の小分子・抗体発見プラットフォームから、タウやα-シヌクレインなどの病理学的タンパク質の異常な蓄積に関連する脳障害を集合的に標的とする、診断・治療プログラムを特徴とするパイプラインを進めている。APRINOIAは、革新的製品のパイプライン構築と、プログラム加速のためのグローバルおよび地域の製薬会社とのパートナーシップ発展に取り組んでいる。同社は現在、台北、蘇州、上海、東京、ボストンで事業展開している。

 

ソース:APRINOIA Therapeutics

 

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