アイルランドのSolas OLEDがドイツでの特許侵害訴訟で勝訴

Solas OLED Ltd

AsiaNet 86558 (2104)

 

【ダブリン2020年11月11日PR Newswire=共同通信JBN】有機発光ダイオード(OLED)市場に特化したアイルランド・ダブリンの主要技術ライセンス企業Solas OLED Ltdは11日、LG Display Co.、LG Display Germany GmbH、LG Electronics Inc.、LG Electronics Deutschland GmbH、Sony Europe B.V.に対するドイツでの特許侵害訴訟で勝訴したと発表した。ドイツのマンハイム地方裁判所(裁判所照会番号 7 O 37/19)は2020年11月6日に公表した詳細な43ページの判決書で、被告らが発光ダイオードの制御回路に関するSolasのドイツ特許DE 102 54 511 B4を侵害したと判断した。問題の技術は一部のLGとソニーのOLEDテレビのスクリーンに使われている。

 

SolasのCiaran O'Garaマネージングディレクターは「判決、とりわけ、侵害者に対してライセンス取得を促すための当社のような特許ライセンス企業の差し止め命令主張の取り組みが特許制度と適切な法的・経済的秩序の固有の一部であることを裁判所が認めたことを喜んでいる。革新者が利益を受け、革新継続を助長されるのは、この制度を通じてである」とコメントした。

 

控訴が可能で、裁判所の指示に基づくSolasの保証金支払いを条件とするこの判決の結果、被告らは特に、ドイツで侵害商品の販売を停止、断念し、すべての侵害商品を法人顧客から回収する必要がある。また、被告らは2009年4月にさかのぼってドイツでの侵害商品の販売で与えた損害額の確定に必要な取引明細報告をSolasに提出しなければならない。

 

注目するべきなのは、マンハイム地裁が次のように明言したことである:「法廷の見解では、特許執行者が侵害者らのライセンス取得を促すために停止、断念の要求の実現を求める事実はそれ自体、(差し止め命令の否定を正当化するような)例外的な事例ではなく、適切な法的・経済的秩序の一部として特許制度に内在している(2009年2月27日の判決7 O 94/08,BeckRS 2009, 08150を参照)。原告が製造者として市場で活動しておらず、シュツットガルト大学の研究・開発事業を利用している事実は、違法な事業目的とは見なされない。むしろ、原告はそれによって大学の研究・開発活動を間接的に財政支援し、商業的技術市場に役立っている」

 

▽Solas OLEDについて

Solas OLED Ltdはダブリンに本拠を置くアイルランドの有機発光ダイオード(OLED)技術ライセンス企業である。Solasは世界で最大かつ最も重要なOLED領域の総合的な知的財産ポートフォリオの1つをまとめてきた。最小のOLED時計から最大のOLEDテレビまで、Solasの知的財産はOLEDディスプレーの設計、回路構成、製造の基礎を成す。

 

SolasはOLED領域の特許の開発、探求、評価、取得を続ける。www.solasoled.com を参照。

 

ソース:Solas OLED Ltd

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