薔薇のようで高貴な花型が特長の『ミンク』シリーズ 新色4品種を発売
ブーケやアレンジメント人気の“ユーストマ”
2020年11月17日
タキイ種苗株式会社
ブーケやアレンジメント人気の“ユーストマ” 薔薇のようで高貴な花型が特長の『ミンク』シリーズ 新色4品種を発売
タキイ種苗株式会社(所在地:京都市下京区、代表取締役社長:瀧井傳一)は、2020年の新品種としてユーストマの『ミンク』シリーズに新色の4品種を発売しましたので、ご紹介いたします。
『ミンクティ』
“ トルコギキョウ”の名でも親しまれているユーストマは、北アメリカの草原地帯が原産地ですが、日本でも人気が高い切花です。近年はその多彩な花形や花色の豊富さ、花もちが良いことなどから、さまざまな用途で使用されるようになりました。比較的暑さに強く、夏の高温時にも花が良くもつので、初夏から秋にかけて最も多く出荷されています。人気の要因としては、花もちが良い点はもちろんのこと、品のある華やかさがあり、ブライダルや葬祭関係などで会場装飾やブーケによく使用され、また、アレンジメントの花材としても大変人気があります。その中でも八重咲き種が 80 %以上を占めています。現在、ユーストマの品種改良では日本が圧倒的に世界をリードし、国内種苗会社が熾烈な開発競争を行っており、人気と注目度の高い品目です。
今回新色が追加された『ミンク』シリーズは、薔薇のような高貴な花型が特長で、厚い花弁が幾重に重なる中小輪~中輪八重咲きの中晩生の品種です。(※『ミンク キャンディ』のみ中生種)咲き始めは花弁が硬く詰め込まれた蕾の形で咲き始め、次第に花が膨れて最終的に花弁が外に外曲し、動きのある立体的な花形へと変化します。
■大人気『ミンク』シリーズ!!
○『ミンク』シリーズの主な特長
・ 花弁の枚数が特に多い中小輪~中輪八重咲きの中晩生品種
(※ミンク キャンディのみ中生品種)
・ 高温長日期でも花型が乱れず、安定している
・ 茎は太く硬く、伸長性に優れる
・ 特に暖地から高冷地まで各地の季咲から抑制栽培に向く
『ミンク グリーン』
○栽培上のポイント
・ 土の保水性の違いで、分枝の量が異なるので潅水管理に注意が必要です
・ 保水性の高い粘土質の土壌では比較的分枝が多くなり、段咲開花性が強まります
・ 排水性の良い砂地や目の粗い赤土では、花芽分化の時期から側枝が発達する時期に水分を控えると、
頂点開花となり、分枝が劣るので適度な湿り気を保つよう水分管理を行ってください
■『ミンク』シリーズに新しく4色が仲間入り♪
『ミンク ルージュ』
中輪八重咲きの中晩生品種。桃色の覆輪が安定し色流れしにくい。花弁が強く花もち良く、茎は非常に硬い。花首が徒長しにくいため開花が頂天で揃う。『ミンクリップス』より覆輪の入りは少ないが、覆輪が色流れしやすい作型におすすめ。
『ミンク オーシャン』
中小輪八重咲きの中晩生品種。『ミンクマリン』より紫の覆輪が濃くしっかり入り、節間伸張性がやや強い。乾燥しやすい土質や抑制作などで草丈が低い作型、覆輪の入りが浅くなりやすい作型におすすめ。
『ミンク ローズ』
中小輪八重咲きの中晩生品種。花弁数はミンク系の中では少ないが、フリルが入り立体感がある。花弁が非常に強く花もちに優れ、茎硬で分枝が多く小葉で草姿が良い。高温条件下では花弁枚数が減ることがある。
『ミンク キャンディ』
中小輪八重咲きシャンパン色の中生品種。ミンク系の中では開花が早く花弁数は少なめだが分枝が多く、ブラスチングしにくく開花性に優れる。花弁は強く花もちが良い。高温条件下では花弁枚数が減ることがある。
ユーストマの主力の花色といえば白やピンクですが、近年フラワーデザインがヨーロッパの影響を強く受けるようになり、様々な花色の品種が世界各地で開発・発表され、人気が出てきています。特に日本は、世界NO.1の品種数と切花品質を誇り、各社が品種改良にしのぎを削っています。
タキイ種苗では、今後も新しい品種の開発を続け、ユーストマの更なる市場の拡大を目指し、品種の活性化を図ってまいります。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 タキイ種苗株式会社
- 所在地 京都府
- 業種 水産・農林業
- URL https://www.takii.co.jp/
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