Clariter独自のプラスチック・リサイクル・ソリューションが二酸化炭素排出量正味マイナスを実現

Clariter

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【ルクセンブルク2020年12月1日PR Newswire=共同通信JBN】国際的なクリーンテクノロジー企業Clariterは、新たな調査の結果、同社独自のプラスチック・リサイクル・ソリューションが二酸化炭素排出量の正味マイナス、つまり地球上の炭素の増加ではなく、削減を達成したと発表した。

 

この結果は、著名な調査・コンサルタント会社、CE Delftが独立して実施した初のライフサイクル分析(LCA)で示された。LCAは、Clariterの二酸化炭素排出量がゼロ未満であると判断した。これは、同社のソリューションが実質的に二酸化炭素排出量を削減しており、環境的に正味のプラスということである。

 

この調査の目的は、Clariterが顧客やその他の利害関係者に提供している持続可能性サービスへの理解を深め、そのエンジニアリング設計活動についてより詳しい情報を提供することだった。

 

プラスチック廃棄物の機械的リサイクルに焦点を当てているリサイクル業界の大多数と異なり、Clariterは化学的なリサイクルを行っている。その結果、革新的技術が不要なプラスチック廃棄物を高価値ですぐ使用可能な不純物のない工業製品に変え、まん延するプラスチック廃棄物に対する画期的ソリューションを提供している。

 

Clariterは、機械的に処理できないプラスチック廃棄物の流れをアップサイクリングすることで、機械的リサイクルを補完している。同社の特許取得済みの3段階の化学プロセスにより、プラスチック廃棄物が硫黄を含まない、無臭で不純物のない化学物質である脂肪族溶剤、白色鉱油、純白パラフィンワックスにアップサイクリングされる。これらはさらに、1000を超える最終製品や消費者製品の原料として使用されている。

 

Clariterの当面の計画は、年間6万トンのプラスチック廃棄物をリサイクルし、5万トンのクリーンな製品を生産できる本格的なプラントを建設、稼働させることである。LCA調査では、Clariterのプロセスは機械的にリサイクルできないプラスチック廃棄物の処理に大きなメリットをもたらすことも強調されている。

 

CE DelftのGeert Bergsmaサプライチェーン分析部長は「CE Delftは、ゆりかごからゲートまでClariterのライフサイクル・アセスメントを実施した。その結果、同社のソリューションはそれ以外のポリオレフィン廃棄物の非機械的リサイクルより魅力的で、二酸化炭素排出量削減効果もさらに高く、排出量のマイナスにも十分手が届きそうなことが分かった。完全に再生可能なユーティリティが使用されていれば、より明確にそう言えるのではないか」と語った。

 

Clariterのプラスチック廃棄物(ポリオレフィン)リサイクルを他のポリオレフィン廃棄物処理方法と比較すると、その結果には製造プロセス効果と、従来の製品やエネルギーを回避することによる環境上のメリットの両方が含まれる。LCAの結果は、以下のことを証明している。

 

1. Clariterの二酸化炭素排出量はマイナス(ゼロ未満)で、これは環境的に正味のメリットである。他と比較して、Clariterは汚染や枯渇ではなく、むしろ地球をきれいにしている。

 

2. Clariterのソリューションの効果とメリットは、エネルギー、燃料、あるいは新たなプラスチックといった中間体を生み出す熱分解(注)プロセスのそれに取って代わるものである。熱分解プロセスはプラスチックの寿命を延ばすが、Clariterはそれを永久に終わらせる。

 

3. Clariterの本格的なプラントは、都市固形廃棄物焼却(MSWI)での焼却よりエネルギー生成上、有利な結果が出ると期待されている。また、Clariterのソリューションは二酸化炭素排出量が少ないため、最高条件の熱分解プロセスに対しても競争力があると予想される。

 

ClariterのPetra Koselka最高執行責任者(COO)は「二酸化炭素排出量正味マイナスというのは、ユニークかつ強力な立場だ。プラントのさらなる最適化を進め、再生可能エネルギーや将来的にはグリーン水素を使用することで、Clariterのプロセスはより有利な二酸化炭素排出量を実現できると期待している。こうしたグリーン製品を顧客に提供すること、つまり業界に『クリーンな状態』を提供することは、当社の真骨頂だ。その結果は、当社だけでなく、ケミカルリサイクリング部門全体にとっても重要なステップだ」と語った。

 

Clariterは、REYL & Cieを財務顧問として事業を行っている。

 

▽CE Delftについて

CE Delftは、独立した調査とコンサルティング業務を通じて、持続可能な世界づくりを支援している。エネルギー、輸送、資源の分野では、彼らの専門知識は最先端である。技術、政策、経済問題に関する豊富なノウハウを有し、構造変化を追求する政府機関、NGO、業界をサポートしている。CE Delftのスタッフのスキルと熱意は40年間、この使命を達成することに捧げられてきた。詳細については、www.cedelft.eu を参照。

 

▽Clariterについて

Clariterは、世界のプラスチック廃棄物問題に対するスケールの大きなソリューションを提供する革新的なケミカルリサイクリング(アップサイクリング)プロセスを生み出した。この技術は、プラスチック廃棄物の流れの大部分を受け入れ、地球の効果的な浄化に役立つだけでなく、非常に収益性の高いビジネスチャンスを生み出す。Clariterは、プラスチック廃棄物をさらに処理が必要な中間体にリサイクルするのではなく、オイル、ワックス、溶剤という3つのすぐ使用可能な工業用製品群に変換する。こうした不純物のない化石燃料代替品は、1000を超えるクリーンな日常の最終製品や消費者製品を製造するための原料として使用されている。Clariterのプロセスは二酸化炭素排出量が正味マイナスで、埋め立て、焼却、その他の熱分解ベースのソリューションより望ましい。同社の技術は、ポーランドのグリウィツェにある操業中のパイロットプラントと南アフリカのイーストロンドンにあるデモンストレーションプラントを通じて証明されている。同社はイスラエル、ポーランド、ルクセンブルク、オランダにオフィスを置いている。収益性や持続可能性で妥協することなく、Clariterは循環型経済の価値を解き放っている。詳細については、www.clariter.com を参照。

 

(注)熱分解(Pyrolysis)は、thermal crackingとしても知られる化学プロセスである。

 

ソース:Clariter

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