順調に進行:Battista ハイパーカー、ナルドで高速テストプログラムを終える

Automobili Pininfarina

AsiaNet 86981

 

順調に進行:Battista ハイパーカー、ナルドで高速テストプログラムを終える

 

 

・新 Automobili Pininfarina Battista が、イタリアのナルド技術センターで、最初の高速走行ハンドリングテストを終えました。

 

・総合テストプログラムが進行中であり、Automobili Pininfarina のエンジニアが、切り替え可能な 5 種類の走行モードを含め、Battista 独自のダイナミクス パッケージの微調整を行っています。

 

・高性能電気自動車として新しく登場する Battista は、1,900 馬力で 2,300 Nm トルクを併せ持つ、これまでで最もパワフルなイタリアンスポーツカーとなります。

 

・初走行中の新 Battista ハイパー GT の試作車については次のリンクからご覧ください。https://youtu.be/et8ZzcRIXGc 

 

ナルド / トリノ(イタリア)、2020 年 12 月 2 日/PRニュースワイヤー/ -- Automobili Pininfarina は、ピュア エレクトリックのハイパー GT がイタリアのナルド技術センターで最初の高速テストプログラムを終え、新 Battista の開発において記念すべき瞬間を迎えました。

 

Video - https://mma.prnewswire.com/media/1346456/Battista_Prototype___Pure_Power_Film.mp4
Foto - https://mma.prnewswire.com/media/1346305/Battista_High_Speed_Dynamic_Tests_1.jpg  
Foto - https://mma.prnewswire.com/media/1346311/Battista_High_Speed_Dynamic_Tests_2.jpg  
Foto - https://mma.prnewswire.com/media/1346310/Battista_High_Speed_Dynamic_Tests_3.jpg  
Logo - https://mma.prnewswire.com/media/1346405/Automobili_Pininfarina_Logo.jpg

 

テストの成功は、これまでで最もパワフルなイタリアンスポーツカーの開発プログラムにおいて、新しい章が始まったことを意味します。新しい章では、完全電動の Battista に対して、公道や民間のテスト施設で 9 つの走行テストと検証が行われ、特注シャシーのセッティング、先進のトルクベクタリング システム、独自のサウンド体験の微調整、検証、認可が行われます。

 

テストドライバー兼車両ダイナミクスマネージャーの Georgios Syropoulos 氏は、12.6 km にわたるナルドのテストコースの円形バンクを回るスプリントや曲がりくねった 6.2 km のハンドリング トラックの周回など、一連の動的テストを世界有数の性能試験場で終えました。

 

Automobili Pininfarina の最高製品技術責任者の Paolo Dellacha は次のように語ります。「このテストは、お客様と Automobili Pininfarina のチームにとって、エキサイティングな瞬間です。これまでで最もパワフルなイタリアンスポーツカーの開発において、1 つの段階を終えたことになるからです。私たちは、先進のシミュレーション技術を用いて広範な開発を行っていますが、今後は、路上とトラック上で Battista の特注シャシーと先駆的な 4 モーターのトルク ベクタリングシステムを微調整できるのです」。

 

Battista の 120 kWh バッテリーは、4 つの電気モーター (各ホイールに対し 1 つずつ) に電力を供給し、合わせて 1,900 馬力と最大 2,300 Nm トルクの出力が可能です。先進のパワートレインにより、4 ホイールすべてにインテリジェントに回転力が分配され、あらゆる状況において最適のけん引力を引き出すことができます。また、5 つの独自の走行モード (Calma、Pura、Energica、Furiosa、Carattere) を使って、走行体験を好みに合わせることができます。

 

Automobili Pininfarina テスト ドライバー兼車両ダイナミクスエンジニアである Georgios Syropoulos 氏は次のように語ります。「Battista が性能面で驚くべき可能性を持っていることは明らかです。お客様は、いまだかつてこのような加速を経験されたことはないでしょう。ですが、各種走行モードを使って走行体験を調整できることで、単なるスピードのスリル以上のものをこのハイパーカーでご体感いただけることと思います。500 km のゼロエミッション範囲、最新の全輪駆動技術の採用など、あらゆる面で Battista の運転にご満足いただけるはずです」。

 

ナルド技術センターでテストが行われた試作車の Battista は、主要部以外が取り外された開発試作車 (ミュール カー) ではありません。エレガントなカーボンファイバーの外装の下には、細部まで贅沢なつくりの内装が施されており、エンジニアは Battista の全要素に触れることができました。

 

好みに合わせた走行体験を実現

特注シャシーのセッティングにより、Battista ハイパー GT はあらゆる走行に合わせて調整できる独自のダイナミックな体験をドライバーにもたらします。このテスト段階では、Automobili Pininfarina のエンジニアは、Battista 独自のダイナミックな体験に貢献する次のさまざまな技術を開発することができます。

 

 ・ブレーキ チューニング:Battista は、カーレースから着想を得た Brembo 社による先進の CCMR カーボンセラミック ブレーキ技術を特長とする最初のエレクトリックハイパーカーです。開発では、最適な性能とドライバーの信頼を得るために、同社の技術と高速エアロブレーキ・エネルギー回収システムとの一体化に焦点が当てられます。

 

 ・トルク ベクタリング:4 モーターのトルクベクタリングは、Battista の特注ハイパー GT の特徴に合うように独自に調整され、あらゆる条件において驚異的なトラクションと信頼性の高い走行を実現します。エネルギーニュートラルなトルクベクタリングは、電気エネルギーをシームレスに回収・変換するように最適化され、一充電走行距離と効率性を向上させています。

 

 ・特注シャシーのセッティング:およそ 1,000 時間にわたる仮想動的テストを経て、ダブルウィッシュボーン式サスペンション部、鍛造アルミホイール、トーションバー、エラストキネマティクスが評価され、微調整を受けた後、Battista の超硬カーボン ファイバーのモノコック構造を最大限に活用し、走行体験をさらに磨き上げます。

 

 ・走行モードの検証:先進のトルクベクタリングにより、Automobili Pininfarina は、従来の ICE 車両に比べ、各走行モード間により明確な特徴を作り出すことができます。Battista の 5 つの各走行モードに対するソフトウェアの最終的なチューニングと検証が路上とトラック上で行われます。

 

 ・タイヤの検証:お客様には、20 インチフロントおよびリアの鍛造アルミ「Prezioso」ホイールと 20 インチフロントおよび 21 インチリアの鍛造アルミ「Impulso」ホイールからお選びいただけ、対応する高性能タイヤとともにお使いいただけば、全ホイールにわたり、ばね下質量を 8.9 キログラム節減します。対応する高性能タイヤは、Michelin 社の Pilot Sport Cup 2R または Pirelli P Zero です。動的テスト段階中、エンジニアにより各用途に合わせてシャシーのセッティングが最適化されます。

 

 ・高速走行時のエアロダイナミクス: シミュレーションと風洞試験に続いて、トラックテスト中に Battista のユニークなエクステリアデザインとアクティブエアロダイナミクスを微調整することで車体造形を磨き上げ、高級ハイパー GT に期待される洗練さ、空力安定性、性能を実現させます。

 

 ・サウンド体験:Battista は、あらゆる点において独自の走行体験をもたらします。動的開発で技術者は、あらゆる走行環境においてハイパー GT の DNA に合うよう、車内と車外のサウンドスケープを進化させます。

 

2021 年に納入予定の第一陣の Battista は、0 から 100 km/h (0 から 62 mph) の加速を 2 秒以下で実現します。これは、現在の F1 カーよりも速い加速です。また、0 から 300 km/h (0 から 186 mph) の加速を 12 秒以下で実現し、最高速度は 350 km/h (217 mph) となっています。

 

ハイクラスの接続

豪華なハイパー GT では、統合通信大手の Deutsche Telekom 社との提携により、高速性能とシームレスな国際ローミングが融合されています。この提携により、Battista オーナーは、世界中で中断のないオンライン接続を追加料金なしで楽しめます。

 

この先進の接続は OTA 技術をサポートし、Battista の 26 の各制御モジュール用のソフトウェアをリモートアップデートでき、完全電動パワートレインからインフォテインメントに至るすべてを網羅しています。また、スマート診断技術が Battista を監視し、潜在的な不具合を発生前に特定するなど、21 世紀のコネクティビティを初めてこの分野に導入しています。

 

全 Battista とともに提供されるユーザーフレンドリーなデジタルサービス一式には、ChargePoint 社との提携による無料充電とハイパーカーと同色の Pininfarina SpA デザインによるウォールボックスの利用も含まれています。

 

Automobili Pininfarina の Battista は、1930 年設立の Carrozzeria Pininfarina 車体製造会社の創業者である Battista 'Pinin' Farina にちなんで名付けられました。ピュアエレクトリック ハイパー GT は、Pininfarina の名を冠した車が製造されるのを目にしたいという Battista の夢が実現したものです。第一陣の車両が 2021 年にお客様の手に渡ります。わずか 150 台がイタリアのカンビアーノで手作りされ、伝説的なデザイン DNA と電化技術との独自の融合が実現しています。

 

詳細については、以下にアクセスしてください。
automobili-pininfarina.com/media-zone



編集後記

AUTOMOBILI PININFARINA について

Automobili Pininfarina は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、高級車やプレミアムカーブランドの経験豊富な幹部チームを擁しています。イタリアで設計、エンジニアリング、生産される Battista ハイパーカーと将来のすべてのモデルは、Pininfarina のブランド名のもと、世界の主要な市場で販売、サービスを受けることになります。新会社は、世界で最も持続可能な高級車ブランドを目指しています。

 

同社は 100% Mahindra & Mahindra Ltd の出資によるもので、Pininfarina S.p.A. と Mahindra & Mahindra Ltd. の間で商標ライセンス契約が締結され、Automobili Pininfarina と命名されました。 Pininfarina S.p.A. は、世界の名車の多くを生産してきた 90 年に及ぶ独自の経験に基づいて、デザインと生産能力をサポートするために活躍することになります。

 

代表取締役会長である Anand Mahindra 氏、Pininfarina S.p.A. の代表取締役会長である Mahindra & Mahindra、Paolo Pininfarina、および代表取締役会長である Dr Pawan Goenka、Mahindra Racing は、2018 年 4 月 13 日に開催されたローマのフォーミュラ E レースで新車ブランドを発表しました。Mahindra は、2013 年に世界で最も革新的なモーターレース シリーズが始まって以来、すべてのフォーミュラ E レースに参戦し、最先端の「レースツー ロード」の持続可能な高性能技術革新の経験を急速に積み上げてきました。



最高製品技術責任者である PAOLO DELLACHA 氏について

Automobili Pininfarina の持続可能な高級電気自動車の未来の製品開発を担う Dellacha 氏 (45) は、これまでに Ferrari、Maserati、Alfa Romeo において、テスト、エンジニアリング、デザインの分野で上級職を務めてきました。



テスト ドライバー兼車両ダイナミクスエンジニアである GEORGIOS SYROPOULOS 氏について

Syropoulos 氏 (40) は、15 年以上にわたり、高性能の高級車とスポーツカーの開発とエンジニアリングに携わり、Lotus、Tesla、Faraday Future などとの連携を経験しながら、EV に取り組んできました。

 



(日本語リリース:クライアント提供)

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