煙台は海洋生態の保護と処理を懸命に推進

Xinhua (Qingdao) International Ocean Information Center

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【煙台(中国)2020年12月16日新華社=共同通信JBN】Xinhua (Qingdao) International Ocean Information Center(新華(青島)国際海洋情報センター)によると、煙台が浮遊ごみ、川や干潟、沿岸域の生活ごみの清掃に全海岸地区と県レベルの都市を巻き込む「クリーンビーチ」キャンペーンを開始してから、この12月までに125地点、計875トンの廃棄物が除去された。かつて乱雑だった約10キロの沿岸域は、清潔で新鮮な外観を獲得した。

 

山東半島にある煙台は近年、生態保護を最優先し、海洋資源の管理と生態環境の回復に力を入れて持続可能な開発と住民の生活環境改善の基礎を築いている。

 

黄海と渤海に面する煙台には2万6000平方キロの海域があり、海洋経済を主体とする中国のトップ級都市になっている。煙台市党委のZhang Shuping書記によると、煙台は海洋生態保護の道を探り、中国全体のために経験を積むよう努めている。

 

大半の海岸地帯は沿岸水産資源の減少という共通の問題を抱えている。煙台は臨海都市、全国レベル最多の栽培漁業本拠地として、栽培漁業の発展を水産資源育成、生物多様性保護、海洋文化開発の重要手段と見なしている。煙台はこの過程で陸と海、水産養殖と生態保全のバランスを取るよう配慮している。このため、関連企業を支援して循環文化ワークショップを設置し、排水を効率的に処理して包括的な廃棄物利用と地域の水利用循環を実現している。水産養殖地区の水質は常時監視されており、昨年は煙台管轄下の渤海水域で高品質率が前年比26%増の98.62%に達し、沿岸水域は同15%増の99%以上になった。

 

煙台は沿岸地帯の回復にコミットしている。Regulations on Coastal Zone Protection of Yantai(煙台沿岸地帯保護規則)など一連の新規則を制定して長島の生態保護・回復プロジェクトを実施し、海洋エコカルチャー試験区を開設して自然海岸線を回復、後退させないようにしている。過去3年間に20億元を投資して長島の海洋生態を回復し、40キロ以上の海岸線を復元した。美しい海洋環境にある長島は観光ブームになっており、現在は人口の3分の1に相当する1万4000人が観光部門に従事している。生活向上を目指し、さらに多くの人々がこの仕事に加わっている。

 

たゆまぬ努力によって、アマモやフノリなどここ数年めったに見られなかった各種の藻類が再び長島に出現した。白いスナメリやクジラもそうである。生息地が高度の環境基準を必要とするコウノトリ、ゼニガタアザラシ、カラシラサギなどの種も数が増えている。Changdao Economic Promotion CenterのTang Junwei副所長は「5年前に比べて藻類は30種増えた。渤海のタチウオやエビのような経済種は数が倍増した。消えた漁期が少し戻ってきた」と話した。

 

地元住民のYe氏は「近年、煙台では大きな変化が起きている。海岸地帯が修復された現在、市内にはレジャーやリクリエーション用の湾が幾つかある。われわれは自宅近くできれいな海水と砂浜を楽しむことができる。週末に海辺を歩いて汗を流すのはとてもいい」と話した。

 

ソース:Xinhua (Qingdao) International Ocean Information Center

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