『アサヒフットケア』シューズを「産学医」共同開発 佐賀大学医学部附属病院形成外科/アサヒシューズ
健康長寿社会のための足の健康を守るための新たなフットケアシューズを医学会で共同発表
12月18日
アサヒシューズ株式会社
国立大学法人 佐賀大学(本部:佐賀県佐賀市、学長 兒玉浩明)とアサヒシューズ株式会社(本社:福岡県久留米市、代表取締役社長 牛島紀幸)は、12月4日~5日にパシフィコ横浜ノースにて開催された第一回日本フットケア・足病医学会年次学術集会(大会長:湘南鎌倉創業病院 日高寿美)において、『産学連携から生まれた次世代のフットケアシューズの開発』と題した共同発表を行いました。
[商品画像URL:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101672/202012188859/_prw_PI1tn_1A3Zw8T0.jpg]
1.発表概要
佐賀大学とアサヒシューズは、2012年2月よりメディカルシューズに関する共同研究を開始しました。2019年より佐賀大学プロジェクト研究所のメディカルシューズプロジェクト(プロジェクト長:医学部附属病院形成外科 診療教授 上村哲司)において共同開発した『アサヒフットケア』シューズの試作品にて臨床試験を実施。その結果、歩行時の足底圧が、裸足や一般靴と比較し有意に減少する効果と有害事象が認められなかったこと。また、『アサヒフットケア』シューズに関する基礎検証を踏まえたコンセプトや製品機能の特徴及び今後の方向性について、同学会内セミナーにて共同発表を行いました。
2.糖尿病と足病変について
糖尿病が強く疑われる患者推計は1,000万人(97年比115%)で、糖尿病予備軍も同じく1,000万人(97年比115%)となっています。患者推計と予備群を合わせた糖尿病患者推計は2,000万人と報告されています。※2016年 国民健康・栄養調査
糖尿病患者の約50%は神経障害を合併していて、初期では足部の知覚障害から始まり、進行すると無知覚、さらに運動神経障害まで進行すると足趾変形に至ります。糖尿病患者は自分の足の異常を感知することが出来ず足潰瘍を形成して感染、最悪の場合、切断に至らしめることがあります。
また、糖尿病患者は、初期では運動療法が重要となりますが、不適切なシューズやその履き方、更には、歩き過ぎによって足部に傷を創ってしまうことは極力避けなければなりません。
3.シューズの現状とニーズ
糖尿病対応シューズに関しては、医師が処方して義肢装具士が作製する靴型装具や高額な健康靴などがあります。しかし、患者様からは、デザイン性、重量感、履き心地、そして価格の問題から、日常的に使用し難いといったご意見がありました。また、近年は革靴以外のスニーカータイプのシューズも提案されてきていますが、医学的な根拠に欠けるものが多く、医師やフットケアの専門家からは、「安心して患者様に推奨可能な、軽度の患者さん向けの予防用のシューズが必要である。」といった強いご要望がありました。このような社会的要請の大きいテーマに対して、【産学医】佐賀大学医学部附属病院・アサヒシューズが連携し、医学的エビデンスに基づく、足に優しい新たなフットケアシューズを共同開発したものです。
4.参考資料
1)第一回日本フットケア・足病医学会年次学術集会発表資料
2)同発表画像
3)『アサヒフットケア』製品概要
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 アサヒシューズ株式会社
- 所在地 福岡県
- 業種 ゴム製品
- URL https://www.asahi-shoes.co.jp
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