香港政府、面会再開に向けてINDICAID(R)を認可
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【香港2021年5月11日PR Newswire=共同通信JBN】香港のバイオテクノロジースタートアップ企業であるPHASE Scientific Limited(PHASE)が開発したCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)迅速抗原検査(RAT)のINDICAID(R)について、香港政府は10日、介護施設が面会を再開する際の指定迅速検査の1つに選定した。この認可はFood and Health Bureau(食品健康局)によるINDICAIDの現地並行試験結果の監査に問題がなかったことを受けたものである。
Social Welfare Department(社会福祉局)は2021年4月30日、高齢者向け居住型介護施設と障がい者向け居住型介護施設への訪問の条件付き再開を発表し、INDICAID(R)を訪問者が使用する3つの指定COVID-19迅速抗原検査(他の2つはロシュ・ダイアグノスティックスおよびアボット・ラボラトリーズ製)の1つ、かつ唯一の現地開発のRATとして指定した。これらの施設に入るために、ワクチン接種が完了した訪問者は、訪問前24時間以内のCOVID-19 RAT陰性結果を提示することが可能になる。
PHASE Scientificの創設者兼最高経営責任者(CEO)であるRicky Chiu Yin-to博士はINDICAID(R)RATの正式認可を歓迎している。博士は「迅速抗原検査はゴールドスタンダードであるPCR検査に代わるものではないが、低コストと使い易さはより頻繁な検査と迅速な結果につながり、これはアウトブレイクの予防と抑制に極めて重要である。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、連続抗原検査を毎週実施することで抗原検査の低感度は相殺され、高感度のPCR検査のみでは提供できない利点をもたらすことが可能である」と語った。Chiu博士は、政府と社会がRATの幅広い採用を支持することは、とりわけ社会経済活動と「日常」を段階的に再開するのを助ける上で重要なステップだと考えている。
INDICAID(R)COVID-19迅速抗原検査は、CEマーク認証を受けており、鼻腔スワブサンプルから直接SARS-CoV-2抗原を定性検出するためのラテラルフロー免疫測定法である。それは香港で開発され、信頼できる製品品質を備え、特別な装置や施設を必要とせず使い易い。結果は20分以内という速さで得られ、世界最大の並行検査では9200を超すサンプルで高い感度と特異度を確認し、臨床的に確証されている。INDICAID(R)は、香港および海外の病院、政府、民間企業、スーパーマーケット、ホテル、学校で定期的なスクリーニング検査として幅広く採用されている。INDICAID(R)は現在33カ国で入手可能で、米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可の取得手続き中である。
ソース:PHASE Scientific
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