【85,312人の高校生に対して東進が調査】 計画を達成するカギは「モチベーション維持」と「時間への意識」

立てた学習計画を達成できるのは約2割と少数派

ナガセ

2021年8月12日

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)を運営する株式会社ナガセは、2021年6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して独自アンケートを実施いたしました。その中から今回は、学習計画の達成状況と達成するためのポイントに関する調査結果をお知らせします。

 

 

1.高校生の7割が学習計画を立てるが、達成できるのはそのうち約2割

 

ラフ1は、「どのように計画を立てて勉強しているか」についてのアンケートです。およそ7割が学習にあたって計画を立てており、学年が上がるにつれて学習計画を立てる高校生が増えていくことがわかります。

 

【グラフ1】 学習計画の有無と達成できるかどうか

 

 

ラフ1と同じ質問の回答のうち、学習計画を立てるグループ(「計画を立てるが学習量を達成できない」「計画を立てて学習量を達成できる」の2つ)を取り出して、立てた学習計画を達成できるかどうかを見たのがグラフ2です。高校生計で 22.6 %、最も高い高3生でも 23.8 %と、計画を達成できるのは少数派であるといえます。

 

【グラフ2】 立てた学習計画を達成できるかどうか

 

 

 

2.学習計画を立てる上での課題はモチベーションを保てるかどうか

 

グラフ3は、「学習計画を立てる際に困ること」を聞いたアンケート結果です(その他を除く)。どの学年も、最も多いのは「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」という回答で、「目標はあるが、具体的に何をすべきかわからない」が続きます。高2生・高1生は「部活や課外活動との両立が難しく、時間が確保できない」という回答も多くなっています。

 

【グラフ3】 学習計画を立てる際に困ること

 

 

 

3.学習計画を達成するカギは、時間を意識した計画立案にあり

 

グラフ4は、これまで見てきた「どのように計画を立てて勉強しているか」と「学習計画を立てる際に困ること」の関係を見たものです。グラフ2と同様に学習計画を立てるグループを取り出し、達成の有無で①・②の2つのグループに分け、困ることに差があるか調べました。

 

2つのグループを比較すると、一番大きな悩みである「モチベーションを保つ自信がない」の割合に差がありました。学習量を達成できるグループ①は、達成できないグループ②に比べて、計画を立てる段階で「モチベーションを保つ自信がない」という悩みが少ない傾向にあります。

 

もう一つ、ポイントとなるのが「部活や課外授業との両立が難しく、時間が確保できない」という悩みです。こちらは、学習量を達成できるグループ①の方が多い傾向にあります。計画を立てる段階で「時間が確保できない」という悩みを持つグループの方が学習量を達成できているというのは、一見矛盾しているようにみえます。しかし、部活や課外活動により勉強できる時間が限られているのは、どんな高校生でも同じ条件です。時間が限られているということを理解し、学習時間を確保し実現可能な学習計画を立案するからこそ、その計画を達成できると考えることができます。

 

【グラフ4】 学習計画を達成できるかと計画立案にあたり困ることの関係

 

 

※回答数:85,312件(高校生のみ、中学生除く)

 

 

「全国統一高校生テスト」・「全国統一中学生テスト」について

 「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」は、それぞれ年2回(6月と10・11月)実施する東進模試。日本全国の高校生・中学生を対象に、これまで無料招待で実施しており、1回の受験者は15万人以上。東進生以外の一般受験者も多く受験しています。日本全国の高校生に学習のヒントやスタートのきっかけを提供するとともに、日本各地の優秀な人財を発掘・育成することを目的としています。成績優秀者を対象に決勝大会も実施しています(2021年6月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で決勝大会はオンラインで実施)。

 

 

【株式会社ナガセについて】

1976年創立。日本最大の民間教育ネットワークを展開するナガセは「独立自尊の社会・世界に貢献する人財」の育成に取り組んでいます。シェア NO.1の『予習シリーズ』と最新のAI学習で中学受験界をリードする「四谷大塚」、有名講師陣と最先端の志望校対策で東大現役合格実績日本一の「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」、早期先取り学習で難関大合格を実現する「東進ハイスクール中学部」「東進中学 NET」、総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)合格日本一の「早稲田塾」、幼児から英語で学ぶ力を育む「東進こども英語塾」、メガバンク等の多くの企業研修を担う「東進ビジネススクール」、優れた AI 人財の育成を目指す「東進デジタルユニバーシティ」、いつでもどこでもすべての小学生・中学生が最新にして最高の教育を受けられる「東進オンライン学校」など、幼・小・中・高・大・社会人一貫教育体系を構築しています。

また、東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依選手をはじめ歴代35名のオリンピアンを輩出する「イトマンスイミングスクール」は、これからも金メダル獲得と日本競泳界のさらなるレベルアップを目指します。

学力だけではなく心知体のバランスのとれた「独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する」ためにナガセの教育ネットワークは、これからも進化を続けます。

 

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プレスリリース添付画像

グラフ1

グラフ2

グラフ3

グラフ4

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