関西大学外国語学部の井上典子ゼミでは、堺市との地域連携事業としてインバウンド産業の支援プロジェクトに取り組んでいます。活動3年目を迎える今回は、「一日中楽しめる堺」をコンセプトに、古墳や伝統産業、グルメ情報などの堺市の魅力を詰め込んだパンフレット＆動画（日本語・英語）を制作しました。

【本件のポイント】

・外国語学部・井上ゼミによる堺市との地域連携プロジェクト（3年目）

・古墳や伝統産業、グルメ情報など、「一日中楽しめる堺」をコンセプトとしたパンフレットを制作

・モデルコースを紙面上で提案するだけでなく、実際に歩いた様子を動画としても展開

■“外国人が本当に必要とする観光ガイド”を追い求めて

　「外国人が本当に求める観光ガイドとは何か？」。井上ゼミでは、外国人観光客が求める情報と、迎える側の日本人が提供する観光資源のミスマッチを解消するため、持ち前の語学力を駆使しながら独自のインバウンド観光ガイドツールを制作しています。シリーズ3作目となる今回は、堺市に1泊することを想定して、朝・昼・晩の時間帯別に楽しめる情報を抽出。古墳や伝統産業、グルメスポットなどを堪能できるモデルコースは、紙面上の情報にとどまらず動画としても展開し、視覚に訴えかける工夫を施しました。

　使用言語はコロナ禍で外国人観光客がなかなか訪日できない状況を鑑み、日本語と英語の2言語で展開。日本人、とりわけ若年層にも刺さるデザイン・構成に仕上げました。また、注染の「西川由染晒工場」や刃物の「馬場刃物製作所」の紹介動画も作成し、パンフレットと連携させています。さらに、堺の絶景写真を挿し込み、観光の後も切り取って部屋に飾ることができるような＋αの仕掛けも加えました。

　学生たちの想いはひとつ。「堺、大阪を好きになってもらうために、その魅力をとことん堪能してもらいたい」。制作パンフレットは堺市内の観光施設等で配架されているほか、井上ゼミのSNS（Instagram、YouTube）からも情報を発信しています。この想いとともに、多くの方々にこのパンフレットが届きますように。

　　　　　　＜堺市トラベルガイドのデザイン・仕様＞　

○ 持ち運びやすいコンパクトサイズ〔B６仕上げ、B３展開、16ページ〕の冊子型。

○ 中央部に切り込みがあり、広げて地図をみることも可能（折りたたむと冊子形式に戻る）。

○ 海外からでも観光の疑似体験ができる「モデルコース動画」の二次元コードを埋め込み。

○ 堺市内の観光施設や、大阪市内・関西国際空港の観光案内所にて、計5,000部 （日：2,000部、英：3,000部）を配架。

○ 切り取れる写真付きで観光の後も堺市の魅力を楽しめる。

▼井上ゼミYouTubeチャンネル（おでかけ堺）

　https://www.youtube.com/channel/UCSTk-eMvaMuqOHuwRGagICA

▼本件の詳細▼

関西大学プレスリリース

https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2021/No58.pdf

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