◆関西大学が全学共通授業に「キャリア形成科目群」を新設◆

~2023年4月から。低年次からのキャリア教育および学部横断型交流の推進~

関西大学

2023/3/23

  関西大学では、全学共通の教養科目の1つの科目群として、「キャリア形成科目群」を2023年4月から新設します。低年次から自律的なキャリア形成を育む環境を整えることで、将来の自分と大学での学びを関連付ける思考を養い、専門教育への能動的な参加を促します。

 

【本件のポイント】

・全学共通の教養科目の1つの科目群として、「キャリア形成科目群」を新設

・VUCA時代において、自律的なキャリア形成能力の育成が一層求められている

・将来の自分と大学での学びを関連付ける思考を養い、専門教育への能動的な参加を促す

 

 VUCA時代と言われる昨今、従来の「教育・仕事(家庭)・老後」という単線型のキャリアパスからの脱却に向けて、自身のキャリアを自律的に形成していく態度や技能の獲得が一層求められています。学校教育においても、初等教育段階からキャリア教育が導入されたり、大学設置基準に「卒業後の社会的・職業的自立を図るための能力育成」に関する条項が追加されたりと、現代におけるキャリア教育の重要度は増す一方です。

 

 本学では、低年次からのキャリアデザインを推進すべく、各種セミナーや支援プログラム、個別相談など、自身のキャリアを考える機会の創出ならびに支援体制・環境の整備に努めています。今回、全学部共通の正課授業においても、時代に即したキャリア教育を実現するため、低年次からのキャリア教育のプロセスをより体系化したカリキュラム構成へと一新させました。

 

 新設する「キャリア形成科目群」は、①基礎・理論を学ぶ「大学生から始めるキャリア形成」「現代社会を生き抜くためのキャリア形成」、②課題解決型の実践力を身につける「キャリア形成入門演習」「キャリア形成実践演習」、③理論と実践をつなぐ思考力を育む「理論と実践から探究するキャリア形成」の科目で構成されます。

 

 全学部の学生が受講可能であり、ペアワークやグループワークなどのアクティブラーニングを取り入れる ことで、学部を越えた交流ができる授業設計としています。これにより、学生一人ひとりに合わせたリーダーシップの技能や態度を育みつつ、多様な他者と協働しながら自律的に考動できる人材を育成します。

 

 

 

▼本件の詳細▼

関西大学プレスリリース

https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2022/No74.pdf

 

 

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