TripleLiftが1plusXを買収、媒体社や広告に自社データを提供
AsiaNet 95103
TripleLiftが1plusXを買収、媒体社や広告に自社データを提供
第三者クッキーのない環境でデータをコントロールし、効果的なリーチ獲得を支援
ニューヨーク, 2022年3月22日 /PRNewswire/ -- クリエイティブ、メディアやデータの広告出稿を改革するアドテクノロジー企業TripleLiftは、本日、複数の受賞を誇る自社データ活用プラットフォームである1plusXの買収を発表しました。1plusXの特殊な技術を活用して、個人情報を重視するソリューションで媒体社、広告主ともにオーディエンスに情報配信することが可能となります。
メディア業界は急速に変化し、ユーザーに関する情報をより適切にコントロールすべく、第三者クッキー、クロスドメインやクロスアプリのターゲティング、オーディエンスの選択などが進化し続けています。その結果、デジタル広告は新たな再定義を迫られています。プライバシー重視の1plusXソリューションとTripleLiftが提供するスケーラブルメディアマーケットプレイスを組み合わせることで、媒体社はコンテンツの収益性を高め、広告主はより効果的なリーチを実現できるようになります。
TripleLift共同創業者のEric Berry CEOは、「TripleLiftと1plusXの組み合わせにより、プライバシー重視の将来に向けて開発された、拡張性の高い独立プラットフォームが媒体社や広告販売者の手元に届きます。」と述べています。「TripleLiftの媒体社は今後、自社データを活用するために1plusXの最先端技術を利用し、同じデータをTripleLiftの広告主は、プライバシー重視時代のターゲティングに活用できます。第三者クッキーは不要です。」
1plusXの共同創業者であるJuergen Galler CEOは、「我々は自社データ管理のための世界最先端プラットフォームの一つを構築しています」と述べています。「当社の主力製品であるAI駆動型インテリジェンスソリューションは、クライアントから取り込んだデータを補完し、リアルタイムで精度の高いオーディエンスやアセットプロファイルに変換します。それで得たユーザー行動インサイトをクライアントはウェブ、CTVなど各種チャンネルで活用することができます。」プライバシーの先進市場でもある欧州市場を中心に事業展開している1plusXは、コンプライアンスを中核とした独自技術で毎日数兆件ものデータを処理しています。
世界リーダーの最大手媒体社の多くはこれらのソリューションを既に活用しています。Axel Springer All MediaのCarsten Schwecke CEOは、「1plusXと連携したお蔭で、数社の3rdパーティデータプロバイダーへの依存がなくなり、GDPR施行時期に合わせて独自の自社データ戦略を構築することが可能となりました」と述べています。「多くのメディア企業がターゲティング収益の縮小を経験している中、1plusXのサポートを受けた我社は収益を上げました。業界全体に及んでいるプライバシー変革の中で、Axel Springerのような媒体社が収益を上げるために自社データソリューションは不可欠です。今回合併した二社はそのようなソリューションを提供できるというユニークな市場優位を獲得しました。」
TripleLiftは、クッキーレスソリューションに馴染んでおり、データドリブン ETD(Exchange Traded Deals、インプレッションに対するアウトカムベース型ターゲティング信号)を提供し、第三者クッキーを使用せずに広告主のパフォーマンスを向上します。1plusXの買収により、TripleLiftの顧客に新たな強力なツールを届け、今後の業界変化に向けて媒体社と広告主への継続的なサポートを強化します。
さらに、この買収により、両社の製品ロードマップおよび新製品の市場投入も加速します。TripleLift共同創業者のAri Lewine 最高戦略責任者は、「我々は1plusXの好調なビジネスを発展させ、媒体社、広告主ともに活用できる新たな製品を開発していきます。」と述べています。「我社の広告は、自社データで強化されるでしょう。これらの新製品は、スケール効果があり、プライバシーに配慮した、この業界が求めていたソリューションです。」
CafeMedia共同創業者のPaul Bannister最高戦略責任者は、「媒体社は、クッキーの空白を埋められる最大のデータ源を既に手元に持っています。媒体社の自社データです。コンテクスト情報、登録情報、オンサイト行動データを既に手中に収めています。自社データソリューションに必要な投資がついに行われた、ということをこの買収は業界に示し、TripleLiftが今回の買収でそのような投資を先行して実現したことも意味します。」と述べています。
TripleLiftについて
クリエイティブ、メディアやデータが交差する場面の広告出稿を改革するアドテクノロジー企業です。世界のリーディングブランド、媒体社、ストリーミング企業、およびデマンドサイドプラットフォームにマーケットプレイスサービスを提供し、毎月1兆件以上の広告トランザクションを行っています。ネイティブからオンラインビデオやCTVまでアドレス可能なサービス、ブランドをリアルタイムでコンテンツに挿入する革新技術、パートナーのパフォーマンスを最大化するためのサポートスタッフなどを提供できることをお客様に高く評価していただいています。
Vista Equity Partnersのポートフォリオに含まれているTripleLiftは、Inc. 5000およびDeloitte Technology Fast 500に5年連続でランクインし、Business InsiderのHottest Ad Tech Companiesに3年連続で選出され、2021年にはAdExchangerからMost Innovative TV Advertising Technology賞を授与されました。TripleLiftが形成している広告の未来については、triplelift.comでご確認ください。
1plusXについて
1plusXは、媒体社と広告主が自社のアセットを自らコントロールできるようにすることでビジネス拡大をお手伝いします。顧客がより有意義で個別化されたコンテンツと広告をオーディエンスに提示すべく、1plusXのリアルタイムデータ管理、データクリーンルーム、CTVソリューションなどの機能が統合されています。1plusXは、媒体社が広告枠を収益化し、広告主がデータを活用してマーケティングパフォーマンスを向上するためのサポートを提供します。これまで、Axel Springer、BI ガレージ、Le Figaro紙、South China Morning Post紙、Tegnaなど、世界各地の企業のマーケティングパフォーマンスを向上させてきました。
2014年に設立された1plusXは、欧州、アジア、米国で活動するグローバルマーテック企業で、コラボレーション、信頼、プライバシー、透明性という原則のもとに成り立っています。1plusXは、テクノロジーから顧客まで、常に変化するデジタルメディアエコシステムにおいて高い先進性と適応性を維持しつつ、各種パートナーシップを重要視しています。
写真 - https://mma.prnewswire.com/media/1770829/TL_orzo_social_v2.jpg
メディア連絡先: Brianna Gays, TripleLift - bgays@triplelift.com, Martinique Jobin、1plusX - martinique.jobin@1plusx.com
(日本語リリース:クライアント提供)
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