地域共助型生活交通サービス「meemo(ミーモ)」 、京都府舞鶴市で提供開始

オムロン

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井俊夫、以下、OSS)は、舞鶴市での実証実験を進めてきた住民同士の送迎による地域共助型生活交通サービス「meemo(ミーモ)」の提供を6月1日より開始します。

 

舞鶴市とOSSは2019年4月に包括連携協定を締結し、2030年を見据え、地方都市が外部環境に依存せず、自ら稼ぎ、安定した地域経済を実現する持続可能な社会を目指し、日本の地域の課題解決に取り組んできました。

 

現在、国内地方都市では、人口減少等により地域交通は利用者減少や交通事業者の担い手不足などの課題に直面しており、今後、現在の交通サービスの維持・確保が困難になることが予想されます。将来にわたって市民の移動手段を確保するため、2020年7月より、舞鶴市・日本交通・OSSの3者協働で、舞鶴市民を対象に、住民同士の送迎、公共交通機関(バス・タクシー)など複数の移動手段を組み合わせた地域共助型生活交通サービスの構築に向けて、実証実験を行ってまいりました。

今回の舞鶴市による本格導入は、舞鶴市・日本交通との約2年の実証実験を経て、meemoによる公共交通の補完の効果が認められたことによるものです。

 

meemoは、包括連携協定の一つにある「マッチングにより人々が快く助け合う街(共生社会)の実現」の一環として、OSSが開発した日本初のMaaSアプリにより、移動したい人と送迎可能な人をマッチングさせるものです。「もっと動いて、もっと会おう」をキャッチフレーズに、人を動かし、人と会う楽しさを生み、地域の人がもっと触れ合う機会を創出する共生の仕組みを活かした移動サービスとして開発しました。

電話での配車予約・マッチングをアプリで自動化するだけでなく、ご高齢者が使いやすいUIへの改善や利用促進のためのイベント開催など市民同士の顔が見える取り組みにより、信頼関係の構築とドライバー確保の課題を解決し、マッチング率※で90%を達成しました。これにより、サービス品質を担保するとともに、地域の公共交通を補完する「共助交通」サービスとして、約2年の実証実験を経て実用化しました。

 

舞鶴市とOSSは「困っている人」と「助けたい人」をつなぐ"お互いさま"の「共助」の仕組みを実現することにより、デマンド型交通の課題を解決する新たな交通サービスモデルの開発で、持続可能な社会の実現を目指します。

 

マッチング率:住民送迎依頼数(全体)を住民送迎マッチング回数で割った率。舞鶴市との共同目標として、実証実験開始時にマッチング率80%を設定しました。

 

 

住民同士の送迎の 仕組み

 

 

地域共助共生型生活交通サービス「meemo(ミーモ)」について

「もっと動いて、もっと会おう」をキャッチフレーズに、人を動かし、人と会う楽しさを生み、地域の人がもっと触れ合う機会を創出する共生の仕組みを活かした移動サービスです。「バス」、「タクシー」、「住民同士の送迎」を利用者の位置や目的地に合わせて、移動手段の最適化を実現するMaaSサービスです。 目的地を検索、「バス」、「タクシー」、「住民同士の送迎」を組み合わせた複数の選択肢から移動方法を選択できます。将来は地元企業やコミュニティイベントとも連携をし、地域の人が触れ合う機会を創出していきます。

 

< アプリ操作画面> 

 

 

meemo」についての詳細は、こちらをご覧ください。
https://meemo.jp/

 

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オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社について

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、これまで独自のオートメーション技術により、自動改札機などの駅務自動化システムをはじめ、世界初・日本初の社会公共システムを数多く生み出してきました。これからも労働力不足やエネルギー、レジリエントなどの社会課題をいち早く捉え、IoT・AI・ロボティクスなどの最先端技術、ソフトウェア、運用・メンテナンスのトータルサービスでソリューションを構築し、安心・安全・快適な社会づくりに貢献してまいります。

 

 

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