<コロナ後遺症が発現した方は約半数>心身ともに辛い症状、「いつか治る」と放置していませんか?

3人に1人が後遺症の症状に対して何も行っていないと回答

癒合会

医療法人社団 癒合会(本社所在地:東京都港区、理事長:会田 光一)は、新型コロナウイルス罹患経験者を対象に、「新型コロナウイルスの後遺症」に関する調査を202292日(金)~202293日(土)にかけて実施しました。

 

調査概要:「新型コロナウイルス後遺症」に関する調査

【調査期間】2022年9月2日(金)~2022年9月3日(土)

【調査方法】インターネット調査

【調査人数】1,035人

【調査対象】新型コロナウイルス罹患経験者(何らかの症状がある人)

【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

 

【コロナ罹患経験者が苦しんだ症状】回復までにかかる期間は?

新型コロナウイルスの症状は風邪と似た症状であることはある程度認知されていることだと思います。

 

実際に罹患してしまった際に、どのような症状が出たのでしょうか?

 

「コロナウイルスに感染した際にご自身に起きた症状を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『発熱(87.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『咳(67.2%)』『喉の痛み(59.5%)』『倦怠感(57.0%)』『鼻水・鼻づまり(41.4%)』と続きました。

 

上位に挙げられた症状を見ると、やはり風邪と同じ症状が多いようです。

 

続けて、その中でも最も重かった症状を伺いました。

 

「その中で最も重かった症状を教えてください」と質問したところ、『発熱(32.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『喉の痛み(20.5%)』『咳(18.1%)』『倦怠感(10.0%)』『頭痛(4.9%)』と続きました。

 

高熱による体のだるさや頭痛、また喉の症状が特に辛い症状として挙げられました。

 

では、それらの症状はどれくらいの期間続いたのでしょうか?

 

そこで、「発症してから回復までにかかった期間を教えてください」と質問したところ、7日間以内(49.4%)』『8日間~14日間(34.6%)』『15日間~21日間(8.1%)』『22日間~28日間(3.7%)』『それ以上(4.2%)』という結果になりました。

 

約半数の方は、1週間以内に回復したようです。

しかし、3人に1人は1週間以上、また少数ではありますが、半月~1か月以上かかったと回答した方も見られ、人によっては回復までにかなりの時間がかかっていることがわかりました。

 

【約半数がコロナ後遺症に悩まされていた!】具体的な症状と発症期間

療養期間が終わった後も、症状が慢性化したり、新たな症状が出たりと、後遺症が残ってしまうケースもあります。

では、コロナ後遺症があった方はどれくらいいるのでしょうか?

 

「コロナ後遺症はありましたか(ありますか)?」と質問したところ、約半数の方が『ある(50.6%)』と回答しました。

 

多くの方がコロナ後遺症に苦しんでいるようです。

感染してしまった場合、後遺症の症状に苦しむことになる可能性は決して低くはないことが窺えます。

 

具体的にどのような症状が後遺症として見られるのでしょうか?

 

 

そこで、「後遺症の具体的な症状を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『軽い倦怠感(動けるが疲れやすい)(53.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『咳(31.5%)』『味覚・嗅覚障害(22.0%)』『頭痛(14.9%)』『鼻水・鼻づまり(10.3%)』と続きました。

 

動けはするものの体力が戻らず倦怠感を感じている方が半数以上おり、また、咳や頭痛、鼻水・鼻づまりといった症状から、味覚・嗅覚障害が出ている方も見られました。

 

特に、味覚・嗅覚障害は、コロナの症状として多くの方が認知しているとは思いますが、後遺症としても残りやすい症状であることが窺えます。

 

では、後遺症の症状はどれくらいの期間続くのでしょうか?

 

「後遺症の症状が発症してからどれくらいの期間続きましたか(続いていますか)?」と質問したところ、1か月未満(43.1%)』と回答した方が最も多く、次いで1か月~2か月(36.6%)』『3か月~5か月(11.8%)』『6か月~1年(5.5%)』『それ以上(3.0%)』と続きました。

 

6割近くの方は1か月以上後遺症が続いており、長い人だと半年から1年単位で続いていることがわかりました。

 

コロナ療養期間よりも、後遺症のほうが長引く可能性が高く、長期間後遺症に苦しむ方も少なくないかもしれません。

 

【改善のために何かしら行動した方は意外と多くない…!?】何もせずにいた理由とは?

多くの方が後遺症に悩まされ、長期間にわたって症状が続くこともあることがわかりました。

 

そんなコロナ後遺症ですが、症状を少しでも改善するために何か行動に移しているのでしょうか?

 

「症状改善のために取り組んだ(取り組んでいる)ことがあれば教えてください」と質問したところ、『身近な医療機関を受診(36.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『何もしていない(33.2%)』『市販薬を服用(16.8%)』『後遺症関連病院を受診(7.3%)』『相談窓口に相談(5.5%)』と続きました。

 

一先ずかかりつけ医を受診してみたり、市販薬を服用することが、思いつきやすい対処法かもしれません。

 

また現在、コロナ後遺症に悩まされる方が多くいることから、コロナ後遺症外来を設置する医療機関が増えています。

かかりつけ医よりも、後遺症関連病院を受診するほうが、より専門的な診察や処置ができるでしょう。

 

しかし、認知率が低いのか、後遺症関連病院を受診した方は1割を切る結果となりました。

 

一方、3人に1人は後遺症の症状があっても特に何もしていないようです。

長引くことも多いにも関わらず、何もしないのはなぜなのでしょうか?

 

そのうち治るし…自然治癒を待つ方が多数

・面倒だったし、いずれ治ると思った(20代/女性/宮崎県)

・受診するほどでもないと感じた(20代/女性/千葉県)

・自然に治るの待つしかないと思ったから(30代/男性/宮城県)

・最初から病院にかかっておらず、どこに行けばよいかわからないので(40代/女性/千葉県)

・時間が経てば治ると思ったから(40代/女性/愛知県)

・何をしたらよいかわからない(50代/男性/東京都)

 

といった回答が寄せられました。

 

多くの方が、時間経てば自然に治ると考えて、何もしていないと回答しました。

また、そもそも何をしたらいいのかわからず、行動に移せない方も見受けられました。

 

確かに、時間が経過すれば、いつかは回復するかもしれません。

しかし、先ほどの調査で判明したように、半年、1年、それ以上後遺症に悩む方も多少なりともおり、その「いつか」がすぐに来ない可能性もあります。

 

少しでも早期改善が見込めるのであれば、長期化する前に対処していきたいですよね。

 

「医療機関を受診することで、症状改善や悪化のリスクを減らすことができると思いますか?」と質問したところ、7割近くの方が『とてもそう思う(26.2%)』『そう思う(42.6%)』と回答しました。

 

医師の診断を聞くことで、自分が次にするべき行動や、症状の程度などが分かり、改善の可能性を高めたり、悪化してしまうリスクを軽減できるかもしれません。

 

何をしたらいいかわからない。そのうちきっと治るはず。

 

そう思って放置するよりも、とりあえず医療機関を受診してみても良いのではないでしょうか?

 

後遺症で生活に支障が出ている方も…

ここまでの調査で、新型コロナウイルスの後遺症について、その期間やそれに対する行動を伺ってきました。

 

最後に、後遺症の辛さについて伺いたいと思います。

 

当たり前の日常が送れない!症状も辛いけど周りの目で心も辛い…

・倦怠感があり仕事ができない 味覚障害のため、何も食べたくなく、体重が減少した(20代/女性/埼玉県)

・電車内で咳が止まらなくなり、しんどかったのですがそれ以上に人の目が痛かったです(20代/女性/東京都)

・療養期間が明け仕事に復帰したが、今まで通りの仕事が出来なくなっていた(30代/女性/埼玉県)

・倦怠感がずっと抜けず、やる気が起きなかった。元気も出なかった。また嗅覚、味覚障害が1ヶ月以上続き、食事が美味しくなかった(30代/女性/千葉県)

・毛が細くなり、洗髪でごっそり抜け精神的にもきつい(40代/男性/福岡県)

・他人から見たら、ただのだるそうな人に見えそう(40代/女性/埼玉県)

 

といった回答が寄せられました。

 

倦怠感をはじめ、様々な症状から、罹患前の元気な時のように生活が送れなくなってしまったという声が多く見受けられました。

 

また、仕事に影響が出て周りに迷惑をかけてしまうことで気を落としたり、咳が止まらないときの周囲の視線や、倦怠感を甘えのように捉えられたことに傷ついたりと、精神的な辛さに苦しむ様子が窺えます。

 

後遺症は、心身ともに辛いものであることがわかりました。

 

【まとめ】長引く後遺症に悩む方が多いものの、医療機関を受診するなど改善に取り組んでいる方は少ない

今回の調査で、新型コロナウイルスに罹患した際に発現する症状やその期間、またその後の後遺症に関して伺ってきました。

 

多くの罹患者に見られる症状としては、発熱や咳、喉の痛みなどといった症状が主に挙げられました。

 

療養機関が終わっても後遺症として何かしらの症状が続いたり、新しい症状が出たりした方は約半数おり、後遺症が治るまでには1か月以上かかることも珍しくなく、長期にわたって後遺症に苦しむ方もいるようです。

 

また、後遺症は自然治癒を待ったり、何をしたらいいのかわからなかったりといった理由から、3人に1人は特に何も行動をしていないことがわかりました。

 

コロナ後遺症は、もちろん万全ではない状態が続き、肉体的に辛いものですが、それだけでなく、不安やストレスなど精神的にも辛い状態が続きます。

少しでも症状を和らげ、少しでも早く回復するためにも、医療機関を受診することも必要かもしれません。

 

高輪クリニックグループではコロナ後遺症外来を開始しました

今回「コロナウイルスの後遺症」に関する調査を実施した医療法人社団 癒合会は、高輪クリニックhttps://takanawa-clinic.com/)を運営しています。

 

後遺症の症状は、複合的であるため他の疾患との見極めが必要です

倦怠感、認知機能低下、慢性疲労、咳、味覚嗅覚障害、息切れ、脱毛、老化、頭痛、さらに血栓による各種症状など55種類の症状が報告されています。

対応には生命科学的見解、心療内科や神経内科などの幅広い見識が必要です。

 

また、働けないことに対する心的ストレスや、感染したことによる社会的孤立感が悪循環し、精神的に負のスパイラルを描いてしまうことがあります。

コロナ感染後の後遺症は肉体的問題だけではなく精神面への配慮がとても重要です。

新型コロナウイルスに感染した場合、大半の患者は12週間以内に症状が改善します。

12週間が経過しても症状が改善されない場合「コロナ後遺症」の疑いがあります。

 

コロナ後遺症の診察・治療には分子生命科学・心療内科や神経内科などの幅広い見識が必要になります。

 

 

■医療法人社団 癒合会

■高輪クリニックグループ:https://takanawa-clinic.com/

■お問い合わせ:https://takanawa-clinic.com/contactform

■TEL:03-6834-5757

 

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