【患者・歯科医師アンケート調査】「噛み合わせ治療」について患者と歯科医師で認識のギャップが浮き彫りに

~「『噛み合わせ』に関するアンケート調査」~

癒合会

高輪クリニック(https://takanawa-clinic.com)を運営する医療法人社団 癒合会(本社所在地:東京都港区、理事長:会田 光一)は、歯科治療中の方と歯科医師を対象に「噛み合わせ」に関する調査を実施しました。結果としては対象の歯科治療中の方のうち「自身の噛み合わせは悪い」と思っている人は、対象者の約半数に上りました。一方、多くの歯科医師たちは噛み合わせの治療や説明には自信をもっているという結果でした。歯科医師は歯科診療において一般の方に伝わるような十分な情報提供ができていない可能性が示唆されました。 

 

<調査の背景>

新型コロナウィスル感染症対策のマスク着用に対する考え方が見直された影響か、見た目の改善を目的とした矯正治療や、審美的な治療の相談が増加しています。歯科治療においては見た目や痛みの改善だけでなく、健康な状態を維持できることが重要ですが、特に「正しい噛み合わせ」は大切な要素になります。

 

噛み合わせに問題があると、治療した歯に再度トラブルが生じる、歯がすり減ってうまく噛めなくなる、顎関節症のリスクが上がるなどのほか、十分に食べ物が咀嚼できず胃に負担がかかる、頭痛、肩こり、姿勢の悪化など、全身にさまざまな不調をきたす可能性があります(※1)。そのため、歯科治療中の方と歯科医師の双方に「噛み合わせ」に関する意識調査を実施しました。

 

※1:参照「一般社団法人 日本矯正歯科協会」(https://www.jio.or.jp/html/people/teeth.htm#no2)※2:この調査は、歯科治療中の方と歯科医師を対象としたアンケート結果の紹介であり、効果や効能を実証するものではありません。

 

調査概要:「嚙み合わせ」に関する調査

【調査期間】2023年2月6日(月)〜2023年2月7日(火)

【調査方法】インターネット調査

【調査人数】歯科治療中の方:504人/歯科医:509人

【調査対象】調査回答時に歯科治療中の方と歯科医であると回答したモニター

【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

 

「『噛み合わせ』に関するアンケート調査」の主な結果

<歯科治療中の方が回答 自身の「噛み合わせ」について> 

■自身の噛み合わせを詳しく診てもらった人は約3割


 

「現在どのような治療(検診)を受けていますか?(複数回答可)」という問いに対して、「虫歯(59.7%)」「定期健診(PMTCなどを含む)(31.0%)」「歯周病(28.4%)」「矯正(10.3%)」という回答になりました。

 

「噛み合わせの状態について、診てもらったことはありますか?」という問いに対しては、約3割が「かなり詳しく診てもらったことがある(27.6%)」と回答。「治療時に『違和感がないか』といった自覚症状の有無は確認されたことがある(48.6%)」、「診てもらったことはない(わからない)(23.8%)」と、多くの方が詳しく診てもらったという自覚がないことが分かりました。

 

■「自身の噛み合わせは悪い」と思う人は約半数に


 

「ご自身の噛み合わせは良いと思いますか?」という問いに対しては、「とても良いと思う(6.6%)」と「まあ良いと思う(47.6%)」人が合わせて約5割、反対に「やや悪いと思う(36.9%)」と「とても悪いと思う(8.9%)」も合計で約5割と、半数近くの人が、自身の噛み合わせが悪いと思っていることが分かりました。

 

■「噛み合わせの治療を受けたい」という人は約6割


 

前の質問で「やや悪いと思う」「とても悪いと思う」と回答した人に、「噛み合わせの治療をうけたことがありますか?」と質問したところ、「はい(35.1%)」「いいえ(64.9%)」と、約6割の人が、噛み合わせが悪いと思いながら、治療を受けたことがないと回答しました。

 

この質問で「いいえ」と答えた人に「今後、噛み合わせの治療(再治療)を受けたいと思いますか?」と質問したところ、6割以上の人が「はい(63.3%)」と回答。非常に多くの人が、噛み合わせの治療に関心を持っていることが分かりました。

 

<歯科医師が回答 「噛み合わせ」に対する認識について>

■噛み合わせの診査、診断、治療について大半の歯科医師が自信をもつ

ここからは歯科医師に、噛み合わせに関する学習機会について聞きました。


 

「大学などで、噛み合わせについて学ぶ機会はありましたか?」という問いに対しては、「詳しく学ぶ機会があった(54.6%)」「ある程度学ぶ機会があった(40.3%)」と、ほとんどの歯科医師に学ぶ機会があった反面、その内容には開きがあることが伺えます。


 

「噛み合わせの診査、診断や治療について自信をもっていますか?」の問いには、約9割の人が「はい(92.3%)」と回答し、多くの歯科医師が、自信をもって噛み合わせの診療に臨んでいます

 

しかし、「噛み合わせが悪いと、全身にも影響が出ることをご存知ですか?」という問いには、「しっかり説明できる(45.7%)」「ある程度は説明できる(50.5%)」と、半数ずつに分かれました。

 

<今回の調査を通じて>

今回の調査で、歯科治療中の方のうち噛み合わせについて詳しく診てもらったことがある方は3割程度にとどまりました。

また、半数近くの人が「自身の噛み合わせは悪い」と思っており、噛み合わせが悪い自覚はあるものの、噛み合わせの治療を受けたことがある人は少ないことが分かりました。

一方、歯科医師への調査からは、噛み合わせの診査、診断、治療について自信をもっている歯科医師が92%に上りました。

 

この結果から、歯科医師が「噛み合わせ」について治療や説明にある程度自信を持ちながらも十分な情報提供ができていない可能性がうかがえます。

しかし、歯科医師側の説明不足という問題は、患者側からは解決が難しいと考えられます。

 

本調査を実施した医療法人社団 癒合会の理事長である会田光一は、噛み合わせについて一般の方が知っておいた方が良い情報を「カムシル」(https://www.camusiru.com/)というメディアで発信しています。

 


噛み合わせメディア カムシル

URL: https://www.camusiru.com/

 

 

「カムシル」では、噛み合わせについて悩みがある方のために、歯科医師に直接LINEで相談できる窓口も設けています。

高輪クリニックグループは、このような取り組みにより、一般の方と歯科医師との情報のギャップを埋めていくことで、一人でも多くの方の健康につなげることを目指しています。

 

■理事長 会田光―より


私が常に大事にしているのは、「なぜ病気やトラブルが起きたのか?」その原因を調べて患者様にお伝えすることです。

患者様は原因を知ることができなければ、どんな治療を受けたとしても予防や再発防止のための行動を選択できないからです。

 

普段患者様とお話していると、多くの方は歯科治療を過去に受けていらっしゃるのですが「なぜ問題が起きたのか?」といった説明をしっかり受けられた方はほとんどいらっしゃいません。私が、順を追って現在に至るまでの因果関係をお伝えすると皆さん一様に驚かれます。

 

なぜ病気が生じるのか、そこには長年にわたる学問があり、それがわかれば将来的にどういうことが生じるのかの予測も立ってしまうのです。逆にどうすればトラブルを回避できるのかも見えてきます。しかし、その知識をわかりやすく伝えることができなければ皆さんを守ることはできません。

 

特に、歯科領域の問題に限って申し上げれば「噛み合わせ」についての情報は一般の方々にはほとんど知られておりません

 

問題のない噛み合わせでなんでもしっかり噛めることは、言うまでもなく大事です。

本来であれば、「毎日歯を磨くこと」と同じくらい、噛み合わせは24時間365日身体に影響を与えるものであることは明らかです。しかし、世の中に「噛み合わせ」について一般の方向けに発信されている情報がほとんどないように感じています。

 

さらに視野を広げると、お口の環境がお口の中にとどまらず全身にどういった影響を与えるのか近年次々と判明してきていますが、その情報もあまり多くの方へは届いていないのが現状です。

「歯周病ってなんだか身体に悪いらしい」「歯がないと長生きしない?」程度の漠然としたものではないでしょうか。

 

例えば、掌蹠膿疱症をはじめとする、なかなか改善しない皮膚の難病はお口の問題が原因となることがわかっています。

また、過敏性腸症候群のようなお腹の病気は噛み合わせ・呼吸パターン・歯の詰め物の問題など複数の歯科的問題が関わっている可能性があることが明らかになってきています。

 

もちろん難病ではなく一般的な健康づくりにも、お口と身体の繋がりはとても大事です。

 

腸内環境を整えることが認知され始めましたが、お口の菌が腸内細菌のバランスに大きく影響することは、毎日お口の中を見ている歯科医療従事者でも十分には知らない世界なのです。

 

私は、この「カムシル」というメディアで、医療現場から最新の情報を提供しつつ、普段から健康のためにできることを実践に繋げていただけるように、解説してお伝えしていきたいと思います。

 

■経歴

経歴

2012年 東京医科歯科大学歯学部 卒業

2012年 医療法人慈皓会 波多野歯科医院 臨床研修

2018年 医療法人慈皓会 波多野歯科医院 勤務

2018年 医療法人癒合会 高輪クリニック 勤務

2019年 医療法人癒合会 高輪クリニック 理事長

所属

国際口腔インプラント学会

日本顎咬合学会

日本成人矯正学会

日本病巣疾患研究会

論文

・Dysbiosis of Oral Microbiota Associated with Palmoplantar Pustulosis.

・Higher incidence of zinc and nickel hypersensitivity in patients with irritable bowel syndrome

・Dental metal hypersensitivity in patients with psoriasis vulgaris: A case-control study using an in vitro quantitative sensitivity test

おもな研修

咬合

・DAWSON ACADEMY JAPAN

 

審美

・Digital Smile Design Dr.Christian Coachman

 

インプラント

・MAXIS Basic course Dr.Naoki Hatano

・MAXIS Advanced course Dr.Naoki Hatano

・Advanced bone regeneration techniques in implant therapy Dr.Istvan urban

 

歯内療法

・Advanced Endodontics Shape Clean Pack Dr.Clifford J Ruddle

・Advanced Endodontics Non Surgical Retreatment Dr.Clifford J Ruddle

・Microsurgery Training Penn Dental Medicine Dr. Syngcuk Kim

 

歯周病・再生医療

・Periodontology Regeneration Therapy Dr.Yoshitaka Nara

 

矯正

・J.Fujimoto Postgraduate course :LOT Dr. Hatsuhiko Kaji

 

医療法人社団 癒合会について

診断を分断せず、内科・皮膚科・歯科の横のつながりを連携させた治療を目指すクリニックです。

医療法人社団癒合会では5つの強みをメインに患者様へご案内をしております。

 

1.立体的健診

通常の人間ドックや検診のみではなく、遺伝子検査・フローラ検査・リスク検査の他、心の健康度や自律神経のバランスをチェックし、心身の健康度を立体的に検査します。

 

2.自然薬の処方

安全・安心・自然をモットーに、エビデンスのしっかりした生薬・生菌を処方します。

 

3.検査とラボの密な連携

医療法人社団癒合会では、院内ラボにてゲノム解析や乳酸菌マッチング検査などを実施し、迅速かつ正確な結果を提供しています。

 

4.検査からテーラーメード情報を提供する

各種遺伝子検査及び、腸内フローラ検査を実施し、各自の遺伝子検査地図から将来の心身のリスク読み取り、テーラーメード健康法(遺伝子別オーダーメード健康情報)をアドバイスします。

 

5.医師の直接指導

各々の結果に対し、医師が丁寧に評価をしてそれぞれに最適な治療法の提示、オーダーメードの健康アドバイスを実施します。

 

■医療法人社団 癒合会 高輪クリニックグループ:https://takanawa-clinic.com/

■お問い合わせ:https://takanawa-clinic.com/contactform

■TEL:03-6834-5757 

 

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】

■医療法人社団 癒合会

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