海水を用いた有価物併産カーボンリサイクル技術実証と応用製品の研究開発を目指す
2022年度NEDOの公募研究開発プロジェクト事業に採択
2022年11月16日
学校法人早稲田大学
株式会社ササクラ
発表のポイント
カーボンニュートラルの実現に向けて、CO2 を分離回収し資源として有効活用するカーボンリサイクル技術はキーテクノロジーとして位置づけられています。
カーボンリサイクル技術の2030年実用化を目指し、海水を起点とした炭酸マグネシウムへのCO2固定化技術についてパイロットスケールでの試験を実施します。
高品質な有価物の併産と主力である炭酸マグネシウム派生製品の実用化を通して、カーボンリサイクル技術の早期社会実装を目指します。
2022年10月26日、学校法人早稲田大学(東京都新宿区、理事長:田中愛治)理工学術院の中垣隆雄(なかがきたかお)教授をPM(プロジェクトマネージャー)とし、同大理工学術院の秋山充良(あきやまみつよし)教授らの研究グループと、株式会社ササクラ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:笹倉敏彦)の島田統行(しまだのりゆき)らによる提案が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDOとする)による「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業」(実証研究エリア)において、プロジェクト「海水を用いた有価物併産カーボンリサイクル技術実証と応用製品の研究開発」として採択されました。
本プロジェクトでは、広島県・大崎上島の実証研究エリアにおいて供給される石炭ガス化複合発電由来のCO2と、20トン/日の海水を用いてカーボンリサイクル技術のパイロットスケールの試験を実施します。あわせて、CO2を炭酸マグネシウムとして固定化し、コンクリート用の人工細骨材や壁面材として利用するための製造法も同時に開発します。
事業名称:
NEDO カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発 /研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業(実証研究エリア)
テーマ:
「海水を用いた有価物併産カーボンリサイクル技術実証と応用製品の研究開発」
実施期間:
2022年度から2024年度までの3年間
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 早稲田大学
- 所在地 東京都
- 業種 大学
- URL https://www.waseda.jp/top/
過去に配信したプレスリリース
日本の子ども達の体水分状態はやや不足気味
7/4 14:00
早稲田大学、外部型TLO「株式会社早稲田大学TLO」を設立
7/4 12:00
ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡、133億光年かなたの星団を捉える
7/4 11:00
ポリエステル衣類の放射線照射発光を発見、陽子線ビームの画像化にも成功
7/3 11:00
試行錯誤で学んだことで起きてしまう判断のバイアスは世界共通
6/28 11:00
下水を用いる感染症対策の経済価値
6/27 14:00
尿に極微量含まれる子宮頸がんウイルスタンパク質の検出に成功
6/25 14:00
音楽ライブの観客が「同期」するメカニズム
6/20 14:00
文理融合で社会実装 言語教育のAI活用を支える言語テスト妥当性研究の真髄
6/6 14:00