シドニー工科大学で世界をリードする新たな量子ネットワークが始動
UTS量子ソフトウエア・情報センターのMarika Kieferova博士とMichael Bremner教授
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【シドニー2022年12月13日PR Newswire=共同通信JBN】Australian Quantum Software Network(オーストラリア量子ソフトウエアネットワーク)(AQSN)は、量子ソフトウエアと情報理論の研究開発において、オーストラリア全土の膨大な専門知識を結集することを目的としている。
UTS Centre for Quantum Software and Information(UTS量子ソフトウエアおよび情報センター)(https://www.uts.edu.au/research/centre-quantum-software-and-information )のディレクターであるMichael Bremner教授は、量子産業におけるオーストラリアの役割について次のようにコメントしている。
「オーストラリアの研究者は、量子コンピューティングの理論的なソフトウエア基盤の構築で最前線に立ってきた。AQSNは、国内外双方でパートナーシップを構築することでこれをさらに加速させ、オーストラリアが将来にわたって世界の量子産業における重要な構成要素であり続けるように設計されている」。
AQSNは、9つの大学とオーストラリアに拠点を置く2つの量子ソフトウエアスタートアップの110人以上のメンバーで発足し、量子ソフトウエアと情報理論に関する専門知識の世界で最も広範なコレクションであることを示している。
また、AQSNは、量子ハードウエアと量子ソフトウエアのコラボレーションやパートナーシップを促進するために、以下の6つの初期パートナーと提携している。
*Google Quantum AI
*沖縄科学技術大学院大学(OIST)(日本)
*アールト大学(フィンランド)
*オーストラリアのベンチャーキャピタルをベースにした量子ハードウエア企業のSilicon Quantum Computing、Quantum Brilliance、Diraq Pty Ltd
AQSNのメンバーは、量子ソフトウエアと情報理論研究のあらゆる側面をカバーしている。これには、量子計算と量子通信の基礎原理の理解からソフトウエアツールの構築までが含まれる。これらのツールには、量子ハードウエアを制御するソフトウエアや、世界で最も困難な計算の課題を解決するために量子コンピューティングの有用性を評価するソフトウエアが含まれる。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)のユニットリーダーであり、このほど量子技術開発に関する業績でフランス国家勲章を受賞した根本香絵教授は、このネットワークの影響について次のようにコメントしている。
「われわれの分野で最も重要な成果の多くは、オーストラリアの研究者によって開拓された。AQSNは、一流の量子ソフトウエアと量子理論の人材による紛れもない世界最高の協力関係を形成している。このイニシアチブから、途方もない進歩が生まれると期待している。」
AQSN の今後の使命は、オーストラリア国内のソフトウエア研究開発の人材と専門知識の成長を促進し、急速に拡大するグローバルなエコシステムにオーストラリアのイノベーションを統合することだ。
シドニー工科大学(University of Technology Sydney)は、コンピューターサイエンスおよびエンジニアリング、コンピューターサイエンスでオーストラリアのナンバーワンにランクされている有数の工科大学だ。同大学の国際的な影響力の詳細は、discover.uts.edu.au を参照。
ソース:University of Technology Sydney
画像添付リンク:Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=435623
(画像説明:UTS量子ソフトウエア・情報センターのMarika Kieferova博士とMichael Bremner教授)
撮影:CQC2T
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