【3月8日は国際女性デー】血圧が高いと実感している更年期世代の女性約半数が「更年期高血圧」を知らない

30~50代女性の650人に、更年期の高血圧と高血圧対策に関する意識調査を実施

 オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲、以下当社)は、3月8日の国際女性デーに向けて「更年期の高血圧と高血圧対策に関する意識調査」を実施しました。今回の調査は、自身の血圧が高いと実感しているが高血圧症と診断されていない30代~50代の女性650人を対象に行いました。

 

  本調査では、更年期世代*1の約半数は、「更年期になると高血圧になる可能性が高くなること」を知りませんでした。さらに、更年期に血圧が高めになることを知っており、自身の血圧が高めだと自覚していながら5人に1人は特に何も対策をしていないことがわかりました。対策をしていない理由として最も多かったのは「行動を起こす必要性を感じていなかった」でした。 

 

 厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査*2によると、女性における高血圧症の有病率は、30代で3.3%(予備軍*3を含めると5.5%)、40代になると9.1%(同19.5%)、50代では19.7%(同36.8%)となり、40代から50代にかけて増加傾向であることがわかります。女性ホルモンの「エストロゲン」は、血管を拡張させる働きがあります。しかし、更年期*4に近づくとエストロゲンの分泌量が低下し、血管を拡張させる働きが弱まるため、血圧が高くなる傾向があるといわれています。そのため、更年期世代では、早い段階で家庭での血圧測定を習慣化することが大切です。

 

 当社は、脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)を循環器事業のビジョンに掲げています。また、女性の健康管理を応援するプロジェクト「オムロン式美人」では、女性のライフステージに寄り添い健康をサポートする商品や情報発信をしています。本調査の結果をふまえ、更年期高血圧のリスクや家庭での血圧測定の重要性を広く伝えることで、一人でも多くの女性のゼロイベントを実現していきます。

 

*1今回の調査では40-50代の女性としています

*2令和元年 厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」

*3予備軍とは「そろそろ注意が必要」とされる正常高値血圧の段階

*4閉経前の5年間と閉経後の5年間とをあわせた10年間を「更年期」といいます

 

調査結果のまとめ

1. 40~50代の約半数は「更年期になると高血圧になる可能性が高くなること」を知らない。

2.「更年期の高血圧」を知っていながら自分の血圧が高めである自覚があっても5人に1人は特に対策を何もしていない。

3. 特に対策をしていない理由で最も多いのは「行動を起こす必要性を感じていなかった」。

4. 「更年期の高血圧」を知っている40~50代女性の2人に1人が健康データを管理していない。

 

調査結果の詳細

1. 40~50代の約半数は「更年期になると高血圧になる可能性が高くなること」を知らない。

 「更年期になると高血圧になる可能性が高くなること」の認知を年代別で確認したところ、更年期が始まると言われている40~50代の約半数となる45.5%の人が「知らない」と回答しました。30代では68.8%でした。

       

 

2. 「更年期の高血圧」を知っていながら自分の血圧が高めである自覚があっても5人に1は特に対策を何もしていない。

   更年期の高血圧を知っており、健康診断などで血圧に関する指摘や血圧が高くなっている自覚をもった人に、対策としてとった行動について聞きました。その結果、更年期世代でも5人に1人(17.3%)は特に何も対策をしていないという実態が浮き彫りとなりました。また、対策として最も多かったのは「家庭

     で血圧を測るようになった」で30~50代の各世代で2人に1人(49.3~51.9%)が回答しました。

 

      

3. 特に対策をしていない理由で最も多いのは「行動を起こす必要性を感じていなかった」

 前項で特に何も対策をしないと回答した40~50代にその理由を聞いたところ「行動を起こす必要性を感じていなかった(34.1%)」という回答が最も多い結果となりました。続いて多かった回答は、「高 

血圧の治療をすることがめんどくさい(26.8%)」、「高血圧は一時的な症状で時間がたてば元に戻ると思った(17.1%)」でした。このことからも更年期の高血圧リスクに関する認知拡大や疾病啓発の必要性

がうかがえました。

4. 「更年期の高血圧」を知っている40代~50代女性の21人が健康データを管理していない。

     直近3ヶ月で、スマートフォンアプリを使って健康データを記録している項目はあるかと聞きました。その結果、40〜50代で最も多い回答は「何も記録していない(47.3%)」でした。また、各世代が最も多く回答した測定項目が「歩数」で、次は「体重」でした。それぞれの項目で40~50代では回答率が近く、平均値で「歩数」が36.3%、「体重」が26.6%でした。一方で、30代では、「何も記録していない」と回答した人が31.3%、「歩数」が49.3%、「体重」が38.8%となり、40〜50代と30代との取り組みの差が浮き彫りとなりました。

       

 

<調査概要>

・調査目的:更年期高血圧の認知と高血圧対策に関する意識調査

・調査対象:血圧が高くなっていると感じた、「経過観察要」など指摘を受けたことのある方

     (高血圧患者を除く)650人

      女性 30-39歳215人

                     女性 40-49歳219人

                     女性 50-59歳216人

・調査方法:オンラインアンケート調査

・調査期間:2023年2月3日(金)~2023年2月6日(月)

 

国際女性デーとは

国際女性デーは、ジェンダー平等と女性の素晴らしい活躍と勇気ある行動を称えることを目的として、1975年に国連で制定された記念日です。

 

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更年期世代で「更年期高血圧」を知っている人のうち、2人に1人が健康データを管理していないことがわかりました。当社は簡単に正しく測定でき、毎日の血圧管理に役立つ血圧計を提供しています。

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更年期世代の基礎知識やQ&Aコンテンツを掲載

更年期にはカラダやココロにさまざまな変化が起こります。

日々の健康データを記録し見ることで、わずかな変化に気づくことができます。測定データの管理に役立つ健康管理アプリなども活用して、日々の健康状態のチェックを習慣にしましょう。

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オムロン式美人のホームページでは、女性の健康づくりに役立つ情報を提供しています。

月経・生理/妊娠・出産/更年期/ライフスタイルをテーマにしたQ&A:

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