「こどもまんなかアクション キックオフイベント」開催 岸田総理大臣と子ども家庭庁の小倉大臣が登壇

「こどもまんなかアクション宣言」&「こどもまんなかマーク」を発表

こども家庭庁

2023/8/3

こども家庭庁

 

岸田総理大臣とこども家庭庁の小倉大臣が登壇

「こどもまんなかアクション キックオフイベント」開催

「こどもまんなかアクション」&「こどもまんなかマーク」を発表

子育て世代とトークを展開し、

岸田総理大臣は「子育てにやさしい社会の輪が全国に広がっていくことを期待」とコメント

 

日時: 2023年7月22日(土) 15:00~16:00

場所:こども家庭庁「こどもまんなか広場」(千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング21階)

登壇者:岸田文雄内閣総理大臣、小倉將信こども政策担当大臣

           子育て当事者の親子5組※1

       (おりおりんTVさん、完熟フレッシュさん、Hikari Kizuna TVさん、丸山桂里奈さん、宮城舞さん)

          熊本博物館館長 竹原浩朗氏、 日本プロサッカーリーグ 辻井隆行氏

 

 

 こども家庭庁は、「こどもまんなか社会」※2の実現を国民運動として展開し、こどもや子育てにやさしい社会づくりのための意識改革を推進する「こどもまんなかアクション」※3を推進しています。

同活動の開始をお知らせする「こどもまんなかアクション キックオフイベント」を、7月22日(土)に、こども家庭庁「こどもまんなか広場」で開催しました。

 

※1 登壇した5組の親子のうち、おりおりんTVさんと丸山桂里奈さんは親のみ参加。

※2 「こどもまんなか社会」とは、こどもや若者を取り巻く課題に取り組み、すべてのこどもや若者たちが幸せに暮らせるように常にこどもや若者の今とこれからにとって最も良いことは何かを考え、こどもに関する取り組みや政策を日本の中心に置いた社会のことです。

※3 こどもや子育て中の方々が気兼ねなく様々な制度やサービスを利用できるよう、地域社会、企業など様々な場で、年齢、性別を問わず、全ての人がこどもや子育て中の方々を応援するといった社会全体の意識改革を進めることを趣旨とした活動です。

 

 

 

 「こどもまんなかアクション キックオフイベント」

前列左から、Hikari Kizuna TVさん(こっちゃん)、宮城舞さん(お子さん)、完熟フレッシュさん(お子さんのレイラさん)、

後列左から、熊本博物館・竹原浩朗さん、Hikari Kizuna TVさん(ママさん、みっちゃん、パパさん)、宮城舞さん、岸田総理大臣、小倉大臣、丸山桂里奈さん、完熟フレッシュさん(池田57CRAZYさん)、おりおりんTVさん、日本プロサッカーリーグ・辻井隆行さん

 

 

 イベントでは、小倉大臣が、少子化対策について説明を行う中で、政策のほかに「社会全体の意識改革を進めていくことが重要」と話し、こどもや子育てにやさしい社会作りのための意識改革を進めることを目的にした「こどもまんなかアクション」のスタートを宣言しました。また、投票によって選出された「こどもまんなかマーク」を発表しました

 続いて、岸田総理大臣も登壇し、小倉大臣、5組の親子とのトークセッションが行われました。全国からこども家庭庁に寄せられた意見や調査結果、登壇者たちが子育てをする中で体験したエピソードや要望など“子育てあるある”についてトークを展開し、子連れでの外出での困りごとや、男性の育休取得、周囲の人からの支援などについて意見を交換しました。また、「こどもまんなかアクション」の取り組み事例として、熊本博物館と日本プロサッカーリーグ(以下、Jリーグ)による活動が紹介されました。

 最後に、岸田総理大臣は「こども未来戦略方針」に基づく総合的な取組について説明し、「子育てにやさしい社会の輪が全国に広がっていくことを期待したい」「子育て当事者の皆さんの声をこれからも丁寧に聞かせていただきながら、強い気持ちを持って、スピード感を持って取組を進めていきたい」と話しました。

 

【イベントの様子】

小倉大臣が「こどもまんなかアクション」の開始を宣言。「社会全体の意識改革を進めていくことが重要」と呼び掛け、同アクションの目印となる「こどもまんなかマーク」を発表。

 冒頭で小倉大臣が登壇し、「さまざまな制度や支援を気兼ねなく活用してもらうためには、社会全体の意識改革を進めていくことが重要」と話しました。また、6月に策定された「こども未来戦略方針」や男性の育児休業取得率が年々上昇していることなどに触れ、「こうした流れを後押しし、こどもや子育てにやさしい社会作りを進めていく必要がある」と話し、「今日ここに、こどもや子育てにやさしい社会作りのための意識改革を進めるべく、こどもまんなかアクションのスタート宣言をしたいと思います」と述べました。

 また、一般投票により「こどもまんなかマーク」が決定したことを伝え、赤や黄色などの色彩感あふれるデザインのマークをお披露目しました。

小倉大臣と「こどもまんなかマーク」

 

岸田総理大臣と小倉大臣が登壇し、5組の親子が「子育てあるある体験」についてトークを展開。

 続いて、子育て中の親子5組と岸田総理大臣、小倉大臣により「子育てあるあるトークセッション」が行われました。

 登壇した親子は、3人のお子さんを持つ映像クリエイターのおりおりんTVさん、親子漫才で活躍する完熟フレッシュさん、「こどもまんなか応援サポーター※4」を務め、今年第一子が生まれたばかりの元サッカー女子日本代表選手・丸山桂里奈さん、ファッションモデルの仕事と育児の両立にチャレンジしているモデルの宮城舞さん、自閉症のお子さんを持つ映像クリエイターのHikari Kizuna TVさんです。こども家庭庁が実施したアンケート調査によると、「働いているとき」や「公共交通機関を利用しているとき」に、周りの方の寛容な姿勢やちょっとしたサポートが欲しかったという声が多く寄せられたとの紹介があり、子育てにおける困り事や嬉しかったことなどについて、それぞれの登壇者がエピソードを交えて語りました。

 

 丸山桂里奈さんは、こどもが泣いてしまうことへの不安から公共交通機関を使用することにためらいがあり、どうしても自家用車での移動になりがちで、行動の幅が狭くなってしまうという現状を話しました。また、区役所などの公共施設で順番待ちをするときにこどもが泣いて困った経験から、周囲からの手助けや声がけ、待ち時間を短縮する工夫があると嬉しいこと、また、気遣いを受けて嬉しかったエピソードとして、買い物の際に店員さんが荷物を運んでくれたことをあげました。

 自閉症のこどもを育てるHikari Kizuna TVさんも公共交通機関での移動についての悩みをあげ、今回のイベント参加では周囲への気遣いからフェリーの個室を使用したと話し、こういった専用スペースが公共交通機関等にも何らかの形で整備されることに期待していると話しました。また、障がいのあるこどもを預けるショートステイ施設の空きが少ないため、「いつでも入れる状態だとありがたい」と話しました。

 2人のこどもを持つ宮城舞さんは、ワンオペレーションでの子育ての大変さを話し、特に慣れないうちはこどもたちとの入浴に時間がかかり、自分が風邪をひきそうになったとの経験を話しました。また、こどもの食が進まないことにも悩んでいたが、頑張りすぎず手抜き料理を試したら喜んで食べてくれたというエピソードを披露。それ以来、手抜きをすることに対する罪悪感がなくなり、「笑顔で食卓を囲むことの大切さを実感した」と話しました。

 おりおりんTVさんは、5人家族での外出時に家族全員がエレベーターに乗れず、ベビーカーを畳んで階段を上り下りしたエピソードや、仕事との兼ね合いから保育園の行事などに参加しにくく、こどもたちの成長に直接触れられる時間が作れないもどかしさについて話し、「周囲に気兼ねすることなく、男性育休が取りやすい世の中になるといい」と話しました。

 完熟フレッシュさんは経済的な理由でこどもをもつことに踏み出せなかった経験や、おさがりの服をもらうなどの支えがあって助かったとの経験を話しました。また、ひとり親家庭の悩みとして、こどもの体調が悪い時に預かってもらえる場所がなくて困ったという経験を話しました。お子さんのレイラさんは、お父さんや皆さんの発言を聞いて「こうして子育て中の方から直接話を聞いたり、実際に子育てをしてみないとわからないことばかりで、自分には理解が足りていないと実感した」と感想を述べました。また、トークの中で、しっかり者のレイラさんが、お父さんに突っ込みを入れる掛け合いを見せ、会場を和やかな雰囲気にしていました。

 

 5組によるトークを聞いた岸田総理大臣も、自身の子育て期間中は「家の中はしっちゃかめっちゃかだった」「皆さんのお話を聞いて私にも重なる部分があった」と自身の経験を振り返りました。そして、「こどもや子育てをみんなでバックアップできる社会を皆さんとともに作っていきたい」と話しました。

小倉大臣は、ひと声かけるなどのアクションを行うことにより、「こどもの皆さんも子育て当事者の皆さんも生活しやすくなる」と提案し、今日のトークであげられた子育ての悩みについては相談を含めた支援強化を行っていくこと、一時預かりの要望については「こども誰でも通園制度」により対応していくことを説明しました。

 

※4 こどもたちのために何がもっともよいことかを常に考え、こどもたちが健やかで幸せに成長できるような社会を実現するという「こどもまんなか宣言」の趣旨に共感・賛同いただき、その取り組みを応援し自らもアクションに取り組んでいただける個人や地方自治体、団体や企業のこと。

 

上段左から、岸田総理大臣、小倉大臣、トークセッション中の様子

中段左から、おりおりんTVさん、完熟フレッシュさん、Hikari Kizuna TVさん、丸山桂里奈さん、宮城舞さん

 

 

博物館やスポーツ振興団体における「こどもまんなか応援サポーター」の事例を紹介。

 続いて、「こどもまんなか応援サポーター」として取組を行っている熊本博物館とJリーグの事例紹介が行われました。

 熊本博物館・館長の竹原浩朗さんは、乳幼児と保護者を対象にしたイベント「こどもまんなかプラネタリウム」について、乳幼児が泣いても遠慮することなく途中退場が可能なイベントとして実施したところ大盛況であったとの報告や、同日には相談コーナーも設けて育児中の保護者の支援を行ったことを紹介しました。

 Jリーグ執行役員・辻井隆行さんは、社会課題に取り組む活動「シャレン!(社会連携活動)」の一環として実施したこどもたちとともに芝を育てる活動や、産後うつ防止の観点から子育て中の母親とそのこどもを試合に招待する活動など、こどもまんなかの取組を紹介しました。

 

 これらの事例以外にも全国に広がりつつあるこどもまんなかアクションについて、取組やメッセージを伝えるリレー動画が上映されました。

 

 左から、熊本博物館・館長の竹原浩朗さん、 Jリーグ執行役員・辻井隆行さん

 

 

 岸田総理大臣は、「子育てにやさしい社会の輪が全国に広がっていくことを期待したい」、「皆さんの声をこれからもていねいに聞かせていただきながら、強い気持ちを持って、スピード感を持って取り組みを進めていきたい」とコメント。

 岸田総理大臣は、当事者の声を直接聞き、子育ての支援活動などが報告された本イベントを振り返り、「こどもと共に過ごす時間が、私たちにとっていかにかけがえのないものなのかということを、強く感じさせてもらいました」と感想を述べました。

 そして、少子化問題について、「政策を皆さんに気兼ねなく利用したり活用してもらうためにも、社会も変わっていかなければならない」と述べ、今日のキックオフイベントについて、「これを機に子育てにやさしい社会の輪が全国に広がっていくことを期待したい」と話しました。

 また、「こども未来戦略方針」に掲げられる児童手当をはじめとした経済的支援や育休制度の拡充、住宅支援、授業料等の減免の拡充などの施策をあげ、「総合的な取り組みを進めていきたい」と話し、子育てをしやすい社会の実現を目指していく考えを強調しました。

 最後に、「子育て当事者の皆さんの声をこれからも丁寧に聞かせていただきながら、強い気持ちを持って、スピード感を持って取り組みを進めていきたい」と話し、「多くの皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます」と呼び掛けました。

 

 

 

 

 

【開催概要】

1 日時:2023年7月22日(土) 15:00~16:00

2 場所:こども家庭庁「こどもまんなか広場」(千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング21階)

3 登壇者:

・岸田文雄内閣総理大臣

・小倉將信こども政策担当大臣

・子育て当事者の親子5組

・熊本博物館館長 竹原浩朗氏

・日本プロサッカーリーグ 辻井隆行氏

4 内容: 

・オープニング

・「こどもまんなかアクションキックオフ宣言」

登壇者:小倉將信こども政策担当大臣

・「こどもまんなかマーク」発表

登壇者:小倉將信こども政策担当大臣

・「子育てあるある」トークセッション

登壇者:岸田文雄内閣総理大臣

小倉將信こども政策担当大臣

子育て当事者の親子5組

(おりおりんTVさん、完熟フレッシュさん、Hikari Kizuna TVさん、丸山桂里奈さん、宮城舞さん)

・事例紹介

登壇者:熊本博物館 館長 竹原浩朗さん

日本プロサッカーリーグ 執行役員 辻井隆行さん

・総括コメント

登壇者:岸田文雄内閣総理大臣

 

 

 

 

 

 

 

 

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