引退競走馬 日本一の快挙!

~40km走り抜き、1位でゴール~

北海道河東群の鹿追町ライディングパークで2023年9月23日~24日に開催された「第24回全日本エンデュランス馬術大会2023」40km競技において、クレイン千葉 富里の元競走馬(サラブレッド)カタールパールが優勝しました。

 ゴール後の篠崎選手とカタールパール

エンデュランス競技とは馬と共に行うマラソンのようなもので、今回の大会では100km・80km・60km・40kmの4競技が開催されました。

 

エンデュランス競技は人のマラソンと違い、早さだけでなく馬の体力を維持しながら走らなければなりません。騎手はその馬の個性を把握して競技に挑みます。そしてコース途中とゴールでは獣医師によるチェックが行われ、そのチェックに合格しなければ、1位でゴールしても失権となってしまうのです。

 

このハードなエンデュランス競技に出場する馬のほとんどが、重量負担能力に優れ、筋肉の発達具合がマラソンランナーに例えられるアラブ馬や、日本乗系種、半血種などが多く出場しています。その中でカタールパールは早く走るために生れたサラブレッド。サラブレッドがこのエンデュランス競技で優勝した記録はありません。

 

カタールパールは、2019年中央競馬でデビュー、2020年12月に引退しクレイン千葉 富里で乗用馬として再調教されました。エンデュランスデビューは去年の9月、出場予定の馬のピンチヒッターとして急遽出場し、今年4月から本格的にトレーニングを開始しました。

 

カタールパールの今後の活躍に期待したいです。

 

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カタールパール 20230924

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