水産業・食育等での連携を通じて地域活性化へ貢献 外食・水産関連初!和歌山県と包括連携協定締結

―「無添蔵」で和歌山県産メニューを期間限定販売―

くら寿司

2023年10月5日

くら寿司株式会社

自治体とタッグを組み、水産業・食育等での連携を通じて地域活性化へ貢献外食・水産関連初!和歌山県と包括連携協定締結 ―「無添蔵」で和歌山県産メニューを期間限定販売―

 

 回転寿司チェーン「くら寿司」を運営するくら寿司株式会社(代表取締役社長:田中邦彦、所在地:大阪府堺市)は、10月5日(木)、和歌山県では外食や水産関連としては初となる包括連携協定を締結いたしました。これを記念して、当社が運営するハイグレードな回転寿司ブランド「無添蔵」にて、和歌山県産品を使ったお寿司や地元ゆかりのメニューを10月15日(日)までの期間限定で販売し、県産品の魅力発信につなげます。

 

 本協定は、和歌山県と当社が、漁業振興や県産品の販売促進、食育等の分野において協力を進め、相互の活動の進展と地域社会の発展に寄与することで合意し、締結に至りました。具体的には、「養殖技術の開発・普及における相互連携」、「地元雇用など水産業就業機会の創出」、「和歌山県産品を活用したメニュー販売などを通じたPR協力」、「県内小中学校等への魚食普及や食育活動における協力」などの分野において、和歌山県との連携を強化します。

 

 連携内容の詳細は今後、和歌山県と協議の上、決定してまいりますが、現在、当社が進めている各取り組みでの連携も想定しています。漁業振興の分野においては、100%子会社である「KURAおさかなファーム」が、国際的基準を満たしたオーガニック水産物として日本で初めて認証を取得した「オーガニックはまち」を和歌山県内で自社養殖。期間限定で全国のくら寿司やスーパーなどの小売店で販売していますが、2021年12月の初出荷以来、生産量は年々増加しており、今後、養殖技術の開発において和歌山県と連携を図ることで、生産体制の強化につなげていきたいと考えています。また、魚食普及や食育活動の分野においては、当社が2021年春から全国で実施しているSDGsをテーマとした出張授業「お寿司で学ぶSDGs」を活用するなどし、和歌山県と連携してまいります。

 

 今回の協定締結を記念し、「無添蔵」にて、和歌山産の天然マダイやタチウオなどを使ったお寿司や、柿の葉寿司など地元にゆかりのあるメニューを10月15日(日)まで販売いたします。今後はくら寿司店舗での全国展開も視野に、県産品の積極的な活用を進めていく予定です。


 協定の締結を機に、和歌山県との連携をより一層深めることで、当社が進める漁業創生の取り組みをさらに強化していくとともに、地方創生にも貢献してまいります。

 

《包括連携協定に基づく和歌山県との連携内容

1.漁業振興に関する事項

・水産業就業機会の創出

・養殖技術の確立に向けた開発・普及

・水産資源の保全

2.県産品の販売と活用に関する事項

・県産品を活用したプロモーションの実施

・県産品の輸出振興

・大阪・関西万博での連携

3.食育や環境保全活動に関する事項

・魚食普及・食育への協力

・海岸・漁港の環境保全に向けた取り組み

4.その他、地域社会の持続的な発展に寄与するために必要な事項

 

《包括連携協定締結にあたってのコメント

・和歌山県知事 岸本 周平 様

 獲る漁業だけではなく育てる漁業にも県としてますます力を入れていきたいと考えている中、和歌山で養殖した「オーガニックはまち」は世界に売り出せる財産ともいえるので、一緒に取り組んでいきたい。

 

・くら寿司株式会社 代表取締役社長 田中 邦彦

 和歌山は水産物だけではなく農産物にも恵まれており、観光資源も充実している。当社としても、こうした和歌山の魅力を発信することで、地域の活性化につなげていきたい。

 

《包括連携協定に関連するくら寿司の取り組み

1.「KURAおさかなファーム」による「オーガニックはまち」の自社養殖

 「オーガニックはまち」は、国際的基準を満たした日本初のオーガニックフィッシュとして認証を取得したものです。当社は2018年からこの研究開発をスタートしており、飼料製造、漁場での養殖、製品加工までの一連の生産プロセスおよびトレーサビリティにおいても国際的基準に準拠しています。また、地域での連携を深めるため、地元の漁業協同組合に加入した上で漁業権を取得、高付加価値な魚を自社ファームで育てています。次回販売は、2024年1月頃予定。

 

【KURAおさかなファームとは】

サスティナブルな漁業の発展と魚の安定供給を図るため、2021年11月、くら寿司の子会社として設立した回転寿司チェーン初の水産専門会社。「オーガニックはまち」の生産と卸売のほか、AIやICTを活用した「スマート養殖」により、人手不足の解消と労働環境改善を目指しています。スマート養殖では外部の生産者の方々へ生産を委託していますが、同社が中長期契約で全量買い取りすることで、生産者の方々の収入安定化を図ります。これらの事業を通じ、グループ内で生産から販売まで一気通貫の体制を構築し、安定した供給量確保とコスト管理を実現することで、お客様により高品質でリーズナブルなお寿司の提供を目指します。また、生産者の方々や漁協とも連携し、収益機会の提供と労働効率の改善を通じて、「若者の漁業就業」や「地方創生」への貢献にも取り組みます。

 

2.“地魚地食(じざかなじしょく)”の取り組み「くらの逸品シリーズ」

 全国を 22 のブロックに分け、各地域で水揚げされた地魚を使ったメニューを各地域内の店舗にて数量限定で販売。

 これまでの大手回転寿司チェーンにおける地魚の提供については、魚をさばく職人が店舗にいないため、それぞれの魚種や魚体の大きさに応じて柔軟に対応できる加工場や全国販売に必要となる十分な量の確保などの課題から実現が困難でした。そこで、漁業者様との共存共栄を目指す「天然魚プロジェクト」(2010年開始)を通じ、漁業者様や水産会社様とのネットワークを再構築。大手チェーンでは類を見ない、地魚を手軽においしく楽しめる流通システムを形成しました。本取り組みにより、国産天然魚の取り扱いが増えることで、地域の水産業活性化にもつながります。


3.SDGsをテーマとした出張授業「お寿司で学ぶSDGs

  SDGs教育を推進する学校現場からの要請も踏まえ、「漁業創生の取り組み」やテクノロジーを駆使した「食品ロスの削減」など、当社が進める様々なSDGsの課題解決事例を題材とした出張授業を2021年5月から全国で実施。一見、難解に思えるSDGsについて、身近な回転寿司を入り口とし、学習指導要領に準じたカリキュラムで、ゲームも交えながら楽しく学べる内容になっています。未来を担う子どもたちに水産業を取り巻く課題や食品ロスの問題などについて「自分ゴト化」してもらい、行動してもらうきっかけになればと考えています。



4.和歌山県産品を使ったメニューなどの販売

 ■販売期間:10月15日(日)まで

 ■販売店舗:「無添蔵」全4店舗(泉北店、北花田店、伊丹昆陽店、紀伊川辺店)

   ■商品情報 ※数量限定のため、なくなり次第終了

【和歌山県産】加太 鬼あじ 390※水揚げ状況により入荷しない場合があります

 

【和歌山県産】あぶり 太刀魚 390※水揚げ状況により入荷しない場合があります

 

【和歌山県産】天然 真鯛 260 ※水揚げ状況により入荷しない場合があります

 

柿の葉寿司 260(サーモン、えび、〆さば)

 

【和歌山県産】釜揚げしらす軍艦 130

 

和歌山らーめん 450

 

 

【無添蔵とは】

くら寿司のハイグレードブランドとして2005年1月に1号店をオープンし、現在関西に4店舗を展開。隠れ家風の落ち着いた雰囲気と古民家をイメージした内装で、高付加価値な商品を贅沢かつリーズナブルにお楽しみいただくことがコンセプトです。

 

■(参考)「和歌山県産 梅酒フェア」(2023年6~7月実施、現在販売は終了しています)

 梅の国内生産量日本一を誇る和歌山県の南高梅を使った梅酒や数々の賞を受賞した和歌山ブランドの本格梅酒など、6種類の梅酒を一堂に集めたフェアを「グローバル旗艦店 浅草」限定で実施しました。

 

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