四川省の成都で成都交子金融大会
AsiaNet 100621 (0121)
【成都(中国)2024年1月15日新華社=共同通信JBN】。Chengdu Municipal Local Financial Regulation Bureau(成都市地方金融監督管理局)、新華社の四川省支社と中国経済情報局社(China Economic Information Service)が共催する「成都交子金融大会(Chengdu Jiaozi Financial Conference)」が12日、成都ハイテク産業開発区(Chengdu Hi-Tech Zone)の交子金融博物館(Jiaozi Financial Museum)で開催されました。「交子文化とフィンテック:西部金融センター建設の革新的探究(Jiaozi Culture and Financial Technology: Innovative Exploration of Western Financial Center Construction)」をテーマとする大会は、1000年前の交子文化を共同レビューし、フィンテックがもたらす機会を掘り下げることを目指すものでした。
大会中、専門家や学者、業界専門家が基調講演、円卓会議などの活動を通じて徹底的な議論を重ねました。彼らは交子の金融文化、フィンテックと銀行業務トランスフォーメーションの開発、資本市場の質の高いデジタルトランスフォーメーション、フィンテックのイノベーションエコシステム最適化、実体経済向け金融サービスなどに焦点を当てました。その目的は、交子文化とフィンテックの本質的関係を集合的に探究し、フィンテック改革の開発機会を探ることで、成都の質の高い金融開発と西部金融センター建設に対する知見と提案を示すことが目標でした。
大会開催日は、世界初の紙幣「交子」が成都に誕生してから1000年目とされています。交子の誕生は欧州紙幣の出現から600年以上さかのぼり、伝統的な硬貨の限界を打ち破ったばかりか、人類の貨幣史にとっても重要なマイルストーンになっています。今日、成都の交子金融博物館には貴重な遺物の数々が展示され、交子の誕生・発展とともに、その後の金融の発展と変革に対する統合性、寛容性、革新精神文化の多大な影響にも光を当てています。
成都は近年、西部金融センターの建設で目覚ましい成果を上げています。金融機関の集成、金融市場の強化、現代的な金融体質、イノベーション主導の金融、金融開放の拡大、最適化された金融エコロジー、相互接続された金融インフラの“7大プロジェクト”を精力的に導入しました。取り組みの中心は、フィンテック、グリーンファイナンス、包括的金融、年金金融、デジタル金融の“主要5分野”に置かれました。金融は引き続き、成都の質の高い実体経済発展に「活力」を注入し、そのイノベーションチェーン、産業チェーン、人材チェーンのスムーズな流通と深い統合を促進しています。
成都には現在、2800を超える各種の仲介・金融機関があります。大会で中国(深セン)総合開発研究院(China (Shenzhen) Development Institute)が発表した「2023年China ‘Mass Entrepreneurship and Innovation' Financial Index(“大衆起業家精神とイノベーション”財務指標)」の調査結果によると、成都の指標は中西部地域で1位にランクされています。
大会はさらに、「新華シルクロード西部センター(Xinhua Silk Road Western Center)」も明らかにしました。成都の同センター開設は、成都が国家プラットフォームの利点を活用、成都と重慶が西部金融センターを共同建設し、引き続き一帯一路構想(BRI)関連の金融サービスを強化することにつながります。
ソース:Chengdu Municipal Local Financial Regulation Bureau
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