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【南寧（中国）2024年5月28日新華社＝共同通信JBN】中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）の協力は、先ごろ開催された「Joint Promotion for High-quality Development of the Greater Bay Area and Sharing Opportunities for the Construction of a Strategic Hinterland - 2024 Guangxi Hong Kong Tour（広東・香港・マカオ大湾区の質の高い発展を共に推進、戦略的後背地の構築機会を共有－2024年広西チワン族自治区香港ツアー）」で重要な関心分野となりました。調印されたプロジェクトのうち、61.54％が中国・ASEAN産業協力区との協力によるもので、契約投資総額の66.63％を占めました。

広西チワン族自治区は中国の対ASEAN開放・協力の「橋頭堡」であると、参加者らは確信しました。ASEANは長年にわたり香港第2位の貿易相手で、広西チワン族自治区と香港は、互いの長所を生かし、産業、科学技術、金融の分野で協力を深めることで、中国・ASEAN協力の新たなチャンス拡大に向け一丸となって取り組むことができます。

広西チワン族自治区は、「南西部に位置し、広東、香港、マカオに隣接し、東南アジアにつながる」ユニークな地理的優位性を持ち、近年さまざまな分野でASEANとの協力を深めています。広西チワン族自治区では、中国・ASEAN博覧会や中国・ASEANビジネス・投資サミットが20回連続で開催され、香港とマカオのハイレベル代表団が参加、現地では多くのプロジェクトが育っています。

Lee & Man Paper Manufacturing Limited取締役会長のLee Man Chun博士によると、広西チワン族自治区が、広東・香港・マカオ大湾区の重要な戦略的後背地開発を加速させ、対外開放を拡大し続けることで、香港企業にはより広範な発展の展望とビジネスチャンスがもたらされますが、これらは全て、海外市場、特に東南アジア市場開拓のおまけに過ぎません。

Federation of Hong Kong Guangxi Community Organizations（香港広西社団総会）のWen Yingyi会長は「香港企業は、地域的な包括的経済連携（RCEP）地域で積み重ねられた原産地規則と広西チワン族自治区のASEANへの最短かつ最も便利な産業支援距離を活用し、広西チワン族自治区に工場や拠点を設立し、近隣のASEAN市場に進出してRCEPがもたらす配当をフルに享受できます」と述べました。

広西チワン族自治区の企業は香港の多様なプラットフォームを利用して海外融資、上場、M&Aを実現でき、また香港企業の優れたマーケティングルートと豊富な経験を活用して香港のサービス業と「同じ船に乗る」ことができると、Wen Yingyi氏は考えています。香港の資本、技術、人材、市場、経営面の優位性と、広西チワン族自治区の立地、資源、エコロジー、環境面の優位性を組み合わせれば、さまざまな分野で両地域の協力を緊密化し、ASEANなど国際市場の共同開拓に役立てることができます。

2023年以来、広西チワン族自治区は国の支援を受け、国境臨港工業団地や中国・ASEAN工業協力区の建設を精力的に推進してきました。広西チワン族自治区政府の共産党幹部グループのメンバーで Industrial Park Reform and Development Office of the Guangxi Zhuang Autonomous Region（広西チワン族自治区工業団地改革開発事務所）所長のZou Zhanye氏は、工業団地の共同建設、工業団地の製造業への投資、新たな生産力の開発と拡大、金融サービスの強化、国際貿易の発展などの面で香港企業の参加を歓迎すると語っています。

Development and Reform Commission of Guangxi Zhuang Autonomous Region（広西チワン族自治区発展改革委員会）のBai Songtao主任は、新素材、人工知能、伝統的な漢方薬や健康、海洋経済、その他の分野にフォーカスした「広東・香港・マカオ大湾区研究開発＋広西製造＋ASEAN市場」の産業協力システムづくりで、香港の起業家と手を携えていきたいと語っています。最終的な目標は、多くの主要イノベーション・キャリアの建設を共同で推進し、香港の研究開発成果を広西チワン族自治区で産業化できるようにすることです。

香港特別行政区のJohn Lee（李家超）行政長官は演説で、「両地域がさらに協力を深め、より多くの経済的機会を共同で生み出していけると確信しています」と語りました。

ソース：The Publicity Department of Guangxi Zhuang Autonomous Region