ファーウェイ、ノルウェーのサーモン保護ソリューションで「Digital with Purpose Award」を受賞
カスカイス(ポルトガル)、2024年7月15日 /PRNewswire/ -- ファーウェイ(Huawei)は昨日、ノルウェーに生息する野生のアトランティックサーモンを保護するために設計された自動フィルタリングシステムが評価され、「GeSI Digital with Purpose (DWP) Award 2024」と「DWP Biodiversity Award 2024」を受賞しました。
ファーウェイのTECH4ALLイニシアチブの下で、地元のパートナーであるベルレヴォーグ狩猟漁業協会(BJFF)、Simulaコンサルティング(Simula Consulting)、およびTrollシステムズ(Troll Systems)と共同開発されたこの受賞歴のあるソリューションは、異なる魚種を認識し、ノルウェーの河川には生息せず、在来のサーモンに大きな悪影響を及ぼしている外来種であるカラフトマスを除外することができます。
「侵入種のサーモンを識別するファーウェイのAIソリューションにグランプリを授与することについては、すべての審査員の間で満場一致でした。その革新性だけでなく、短期間で達成した結果も評価されています。このシステムは、技術的なソリューションが地球の持続可能性と生態系の保護にどのように貢献できるかを示す一例です。」とGlobal Enabling Sustainability Initiative(GeSI)のCEOであるLuís Neves氏は述べています。
Huawei receives the DWP Award at the Digital with Purpose Global Summit 2024
「ファーウェイは2021年5月にDigital with Purposeイニシアチブにコミットし、社会や私たちの住む地球にポジティブな影響を与える目的主導型の企業になるための実践的かつ段階的なステップを確立することを約束しました。」とファーウェイのTECH4ALLプログラムオフィスのディレクターであるJoyce Liu氏は述べています。「生物多様性や生態系を保護する技術やパートナーシップは、地球全体だけでなく、自然資源に依存する地域社会にも利益をもたらします。」
野生のアトランティックサーモンはノルウェーのアイデンティティ、文化、経済の重要な一部であり、侵入種に対する解決策の緊急性が国全体で認識されています。
1960年代にノルウェーの国境に接する川に導入されたカラフトマスは、急速な繁殖サイクルを持ち、その2年ごとの産卵サイクルの一環として、隔年で増え続ける侵入種がノルウェーの河川システムに流れ込んでいます。それらは餌を求めて在来のサーモンと激しく競争し、病気をもたらし、腐敗すると川の窒素含有量を増加させ、他の水生生物を死滅させます。
ファーウェイとパートナーによる2年間の開発の後、2023年にノルウェーのコングスフィヨルド川とストレルヴァ川でパイロットプロジェクトとしてこのソリューションが導入されました。昨年の繁殖期には、6,000匹以上のカラフトマスが両河川から流出させることに成功しました。
「このトラップは数シーズンにわたって開発とテストが行われており、私たちのAIベースのソリューションが将来の成功の鍵であると確信しています。昨年行った多数の識別の中で、カラフトマスを100%識別して捕獲し、全体の識別率は99.98%に達しました。」とBJFFのゼネラルマネージャーであるGeir Kristiansen氏は述べています。
ソリューションの仕組み
自動フィルタリングのソリューションは、川を横断するトンネル、水中カメラ、自動ゲート、そして魚種を認識するように訓練されたAIアルゴリズムで構成されています。システムがカラフトマスを認識すると、ゲートが閉じたままになり、魚は保管タンクに誘導されます。野生のアトランティックサーモンやその他の在来種に対しては、ゲートが開き、上流に泳いで産卵サイクルを完了できるようになります。
The automated gate opens to let wild Atlantic salmon through and divert pink salmon into a holding tank
以前は、ボランティアがカラフトマスを目視で識別し、手動で除去しなければなりませんでしたが、この作業は時間と労力がかかり、エラーが発生しやすく、魚の怪我や死亡率が平均で30%に達していました。一方、自動化されたソリューションでは、手作業の必要性が90%削減され、すべての魚が無傷です。
コングスフィヨルド川のパイロットプロジェクトでは、現場に電力供給やネットワーク接続がないため、フィルタリングシステムはソーラー電力で稼働し、5Gで接続されています。パイロットプロジェクトの成功は、このソリューションが必要なインフラが欠如している地域を含む、ノルウェー全体の河川システムに展開できる可能性があることを意味します。
GeSI Digital with Purpose Global Awardは、国連の2030年持続可能な開発アジェンダ(SDGs)およびハーフアース構想に沿って、人々のニーズに応え、貧困を減らし、包摂性を高め、自然を保護するデジタルソリューションを強調し、称賛することを目的としています。
TECH4ALLについて
TECH4ALLは、ファーウェイが行なっている長期的なデジタルインクルージョンの取り組みであり、行動計画です。革新的な技術とパートナーシップによって可能となるTECH4ALLは、デジタル世界におけるインクルージョンとサステナビリティを実現するよう設計されています。
詳細については、Huawei TECH4ALLのウェブサイト https://www.huawei.com/en/tech4allをご覧ください。
Xのフォローはこちら https://x.com/HUAWEI_TECH4ALL
(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.
PR Newswire
1954年に設立された世界初の米国広報通信社です。配信ネットワークで全世界をカバーしています。Cision Ltd.の子会社として、Cisionクラウドベースコミュニケーション製品、世界最大のマルチチャネル、多文化コンテンツ普及ネットワークと包括的なワークフローツールおよびプラットフォームを組み合わせることで、様々な組織のストーリーを支えています。www.prnasia.com
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。