China UnionPay(中国銀聯)が全国の決済サービスを向上

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China UnionPay(中国銀聯)がProject Excellence 2024を開始

 

AsiaNet 200276 (1136)

 

【上海2024年7月15日新華社=共同通信JBN】China UnionPay(中国銀聯)は、中国国務院の「Opinions on Further Optimizing Payment Services to Facilitate Payments(決済サービスのさらなる最適化による決済円滑化のための意見)」ならびに中国人民銀行(PBOC)の取り決めを実施するため、3月にProject Excellence 2024を開始しました。現在までに、同プロジェクトは全国41の主要都市と17の決済ユースケースで初期成果を達成しました。

 

デジタルデバイドを克服し、決済の最適化を加速する

 

China UnionPay(中国銀聯)は、インバウンド訪問客や高齢者の支払いの嗜好に対応するため、カード、QR、OEM型決済製品、現金引き出しなどの幅広い支払い方法を提供しています。中国銀行(Bank of China)シンガポール支店とカザフスタンのHalyk Bank(ハルク・バンク)によるSplendorPlusカード、そしてGuangxi Card、Greater Bay Area Theme Cardを開始したことで、China UnionPay(中国銀聯)は中国本土以外の81の国と地域で2億4000万枚を超えるカードを発行し、35の国と地域で200近くのUnionPay(銀聯)で動作するe-ウオレットを国際展開しています。5月末時点で、中国におけるUnionPay(銀聯)国際カードによる店頭での購入件数は前年同期比で85.2%増、購入金額は同48.6%増を記録しました。

 

浙江省杭州市の西湖のほとりにあるChina National Silk Museum(中国国立シルク博物館)は、Chinese Costume Festival(漢服フェスティバル)の期間中に多くの人でにぎわいました。英国から来たHelenさんは伝統的なチャイナドレスを着て、この文化イベントの体験に没入しました。その後、Helenさんは刺繍をテーマにしたギフトを多数購入しました。Helenさんは「支払いが大変なのではという不安がありました。でも、スタッフの人が、私がたまたま持っていたUnionPay(銀聯)国際カードが使えると教えてくれたので、この上なく簡単に支払いができました」と述べました。

 

スペインから来たビジネスマンのEllisさんは、4年訪れることができなかった浙江省義烏のInternational Trade Mart(国際貿易・商業市場)を再訪しました。同市場の店員はUnionPay(銀聯)国際カードでの支払いを勧めました。このオプションにより、世界中のビジネスマンは卸売の購入をより簡単に行えるようになりました。

 

夏季ダボス会議の期間中、韓国のCheon Chang Nyungさんは初めて大連を訪れました。数日間の旅で、彼は中国での決済サービスについての考えを改め、「韓国の私の友人たちには、中国を訪問するときはHana UnionPay(銀聯)カードを持参するよう伝えます」と述べました。また、彼はUnionPay(銀聯)QRコードが使えるレストランで、Hana Payを使って素早く食事の支払いを済ませました。

 

上海、福建、海南など多くの場所にある高齢者食堂では、高齢者に配慮したバージョンのUnionPay(銀聯)アプリや顔認証決済のサービスによる便利なデジタル決済が高齢者に提供されています。上海のTanさんはこの体験を前向きに考えており、「AI Canteenはとても優れています。私は現金でも、携帯電話でも、顔認証でも支払うことができ、割引があるときさえあります」と述べました。福建省の省都である福州の食堂では、高齢者のWangさんが高齢者向けに特別設計されたUnionPay(銀聯)カードで補助金付きの食事の支払いをしています。この特別なカードは、China UnionPay(中国銀聯)と福建海峽銀行(Haixia Bank of Fujian)が地元の60歳以上の顧客向けに特別に作ったものです。

 

ユースケース開発を推進して摩擦のない決済を実現

 

こうした簡単な決済ソリューションにより、世界中の旅行者や高齢者は、多様な決済ユースケースを通じてデジタル時代における利便性の恩恵を受けることができます。Project Excellence 2024が始まってから、UnionPay(銀聯)カードのアクセプタンス範囲は全国41の主要都市と17のユースケースの主要加盟店で93.4%に達しました。交通サービスでは、北京首都国際空港、北京大興国際空港、上海虹橋国際空港、上海浦東国際空港、深セン宝安国際空港、杭州蕭山国際空港、南京禄口国際空港、海口美蘭国際空港、三亜鳳凰国際空港などのトランジット・ハブで、決済パイロットゾーンの開発が完了しました。UnionPay(銀聯)カードは、41の主要都市の高速鉄道主要駅で乗車券の購入に利用でき、12306 China Railway(中国鉄路12306)の英語版ウェブサイトとアプリでサポートされています。さらに、香港・珠海・マカオ大橋(港珠澳大橋)や中国ラオス鉄道を含む国境を越える交通インフラでも、国際旅客はUnionPay(銀聯)のさまざまな製品を使って支払いが可能です。

 

北京のパールマーケット(紅橋)の店員は「このマーケットで買い物をする外国人観光客の数が目に見えて増えています」と述べました。この市場は、かつてシルクストリート(秀水)に匹敵し、北京の外国人観光客が好んで買い物をする場所の1つでした。5月の中国労働節の休暇中、この市場は再び多くの人々で賑わいました。China UnionPay(中国銀聯)と文化観光省は、指定された都市や商業区での文化観光消費を促進する行動計画を共同発表し、湖南省の張家界(Zhangjiajie)や福建省の鼓浪嶼(Gulangyu Island)など10カ所の代表的な観光地や、杭州の湖浜歩行者天国(Hubin Pedestrian Street)、成都の寬窄巷子(Kuanzhai Alley、カンサクコウシ)、南京の老門東区(Laomendong district)、海口の騎楼老街(Qilou Old Street)など25の主要ショッピングスポットで、UnionPay(銀聯)での支払いが広く行えるようになりました。

 

また、Project Excellence 2024により、41の主要都市において主要な病院、港湾、3つ星以上のランクのホテル、146のトップ加盟店でUnionPay(銀聯)の決済商品のアクセプタンスが実現しました。UnionPay(銀聯)は中国での労働節の休暇中および夏期を通したプロモーションにより、インバウンド観光客や高齢者を含む顧客の方々に、さまざまなユースケースにわたって高品質で効率的かつ簡単な決済サービスを提供しています。

 

素晴らしい未来に向け、決済業界全体の合意を形成

 

決済を容易にするサービスを最適化するには組織的な取り組みが必要です。Project Excellence 2024は、その立ち上げ以来、すべての業界関係者が合意に達するよう奨励し、共同投資と協調的な取り組みのための環境を作り出してきました。China UnionPay(中国銀聯)は、61の主要アクワイアラーがUnionPay(銀聯)国際カードの受け入れを進めるよう、そして151の主要決済アグリゲーターが海外で開始されたUnionPay(銀聯)標準ウオレットをサポートできるよう支援しました。大手アクワイアリング銀行は、蓄積されたリソースを活用することで中核加盟店でのアクセプタンスを実現し、決済アクセスを向上しています。決済機関は、その強みであるテクノロジーと人的資源を活用し、POS端末をより費用対効果の高いインテリジェントなものにアップグレードすることに取り組んできました。

 

China UnionPay(中国銀聯)は、中国政府が要件とする事項を引き続き実施していきます。China UnionPay(中国銀聯)は、PBOCの指導の下、そしてProject Excellence 2024の枠組みの中で業界関係者と緊密に協力し、決済サービスの向上に努めます。こうした共同の取り組みを通じて、UnionPay(銀聯)は決済業界の質の高い発展、ビジネス環境の最適化、中国の高度な開放に貢献し続けます。

 

 

 

ソース:China UnionPay

 

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