ユニバーサルロボットの調査、製造業の企業がAIを積極的に活用していることが明らかに
オーデンセ(デンマーク), 2024年9月6日 /PRNewswire/ -- デンマークの協働ロボットメーカーであるユニバーサルロボット(Universal Robots:UR)は最近、北米とヨーロッパの製造業の企業1,200社を対象に、技術の活用方法と将来に向けた投資計画について調査を行いました。調査によると、50%以上の回答者がすでに生産工程において人工知能と機械学習を活用していると回答しました。
「AIは単なる流行ではありません。」とユニバーサルロボットの戦略・イノベーション担当副社長であるアンダース・ビレソ・ベックは述べています。「AIと機械学習は、ここ2年ほどで一般的な話題となったに過ぎないかもしれませんが、現在の製造業においては、イノベーションと効率性を推進する重要な要素となっています。」
今後、製造業者の48%が2025年までにAIと機械学習へのさらなる投資を計画しており、これらの技術が製造業の未来において引き続き重要な役割を果たすことを示しています。
「私たちは、センサデータ等を基に外部環境を認識し自律的に動作を生成するフィジカルAIへの関心が大幅に高まっているのを実感しています。当社のUR+エコシステムは拡大を続けており、その主な要因の一つが、URロボットを組み込んだシステムを開発するOEMパートナーを含む当社のパートナー企業から提供されるAI技術を活用したアプリケーションやソリューションの急増です。これにより顧客に新たな自動化の可能性を提供しています。」とアンデルス・ビレソ・ベック氏は述べています。
その他の注目点
調査によると、デジタル化の重要性が高まっており、47%の製造業者が現在、モノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティング、デジタルツインなどの技術を活用していることが示されています。これらのツールは、シミュレーションや予測保全を通じて、製造業者が生産工程などの業務の最適化、ダウンタイムの削減、コストの節約を実現するのに役立ちます。これにより、製造業者は市場の需要により適した、より柔軟で多品種生産モデルへと移行することが可能になります。
50%以上の回答者が、新技術を導入する主な理由として、製品品質の向上、生産性の向上、精度の強化を挙げています。さらに、30%の製造業者が労働環境の改善のために技術を活用しており、26%が持続可能性の目標を動機として技術を導入しています。
投資収益率が依然として32%の製造業者にとって主要な関心事である一方で、使いやすさ、社内の専門知識、安全性、そして潜在的な混乱といった他の要素も重要視されています(いずれも20%前後)。
調査について
信頼度99%のこの調査では、ヨーロッパおよび北米の7か国から1,195人の参加者の回答を収集しました。参加企業は大企業569社、中小企業278社が占めていました。さまざまな業界から企業が参加しており、主に製造、ヘルスケア、食品・飲料、自動車業界です。
ユニバーサルロボットの詳細については、こちらをご参照ください。
(日本語リリース:クライアント提供)
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