アディエンとBCGリサーチ、組み込み型決済とエンベデッドファイナンスが1,850億ドル規模の市場機会に成長、2年間で25%の増加
決済を超えたエンベデッドファイナンスは、今やサービスとしてのソフトウェア(SaaS)プラットフォームの重要な成長要因となっている。
現在、市場の対応率は20%未満にとどまっており、今こそプラットフォームがこの収益源に参入し、高まる中小企業(SMB)の需要に応えるべき時である。
金融商品を組み込むSaaSプラットフォームは、収益を3~4倍に拡大する見込みである。
サンフランシスコ、2024年10月28日 /PRNewswire/ -- 大手企業に選ばれるフィンテックプラットフォームであるアディエン(Adyen)は本日、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)と共同で新たなレポートを発表しました。このレポートによると、SaaSプラットフォームにとって画期的な1,850億ドル規模の市場機会が存在しており、2022年以降で25%の大幅な成長が見られました。BCGの分析によると、この市場成長は、有利な金利環境と、口座からの銀行収益の増加、そして銀行収益源全体の拡大によって促進されています。
同時に、従来の金融機関では十分に対応されていない中小企業(SMB)からのエンベデッドファイナンスに対する需要は、決済を超えて大幅に拡大しています。1 これに市場拡大が加わることで、SaaSプラットフォームにとって、法人口座、融資、発行カードなどの高度な金融商品を自社のサービスに組み込む大きな機会が生まれています。これらの商品の一般的な利益率を考慮すると、多くのプラットフォームには現在の収益を最大で3~4倍に増加させる機会があるといえます。
「金融商品を組み込むことで、SaaSプラットフォームはユーザーとの関係を深め、見落とされがちなSMBの金融ニーズに応えることで新たな収益源を開拓するという、双方にとって有益な状況が生まれます。」とアディエンのプラットフォーム&金融サービス担当上級副社長(SVP)であるブレイク・ブレシット氏は述べています。「私たちの調査は、SaaSプラットフォームが競争力を維持するためにエンベデッドファイナンスを採用する絶好の機会であることを強調しており、これを逃せば取り残される危険があることを示しています。ここにはSaaSプラットフォームにとって非常に大きな市場機会があり、既存のエコシステム内でこれらのサービスを提供する理想的な立場にあります。」
市場はSMBからの強い需要で活況を呈しており、50%のSMBが近い将来、フルセットのエンベデッドファイナンス商品を利用する可能性が高いと回答しており、その成長ポテンシャルをさらに強化しています。
「SMBがSaaSプラットフォーム内でより広範な金融サービスを利用したいと考えている傾向が見られます。特に、単なるキャッシングサービスを超える融資や、売掛金および買掛金のワークフローに密接に統合された当座預金などの需要が顕著です。」とBCGのペイメントおよびフィンテック部門創設者であるステファン・ダブ氏は述べています。
このレポートでは、主要なプラットフォームが収益の50%以上を組み込み型決済とエンベデッドファイナンスから得ていることが明らかにされており、エンベデッドファイナンスがSaaSにおける次の重要な成長の原動力であることを示しています。競争が激化する市場で差別化を図るためには、プラットフォームが自社の提供サービスに金融商品を組み込むことを検討する必要があります。
アディエンとBCGのレポートは、エンベデッドファイナンス分野で成功を目指すSaaSプラットフォーム向けの戦略的な指針を提供しています。レポートは、伝統的な銀行との差別化、最適な市場参入戦略の構築、成長を促進するための効果的なパートナーシップの形成に関する実践的な洞察を示しています。レポート全文をご覧になる場合は、こちらをクリックしてください。
方法論
ボストン・コンサルティング・グループとの提携により、2024年のSaaSプラットフォームにおけるエンベデッドファイナンスの現状を再評価するため、北米、欧州、オーストラリアの8つの業界(食品・飲料(F&B)、小売、ホスピタリティなど)における主要プラットフォーム30社と中小企業(SMB)2,000社を対象に、定量的および定性的な調査を実施しました。
アディエンについて
アディエン(ADYEN: AMS)は大手企業に選ばれる最適な金融テクノロジープラットフォームです。同社は、エンドツーエンドの決済機能、データ駆動型インサイト、金融製品を単一のグローバルソリューションで提供することによって、企業が大きな目標をより迅速に達成することを支援します。アディエンは世界中にオフィスを構え、メタ(Meta)、ウーバー(Uber)、H&M、eBay、マイクロソフト(Microsoft)などと協力しています。
ボストン・コンサルティング・グループについて
ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group)は、ビジネスや社会のリーダーたちと提携し、最も重要な課題に取り組み、最大の機会を獲得することを目指しています。BCGは1963年に設立され、ビジネス戦略の先駆者として知られています。今日、同社はお客様と緊密に連携して、すべての利害関係者に利益をもたらすことを目的とした変革的アプローチを採用することで、組織の成長、持続的な競争優位の構築、そしてプラスの社会的インパクトの促進を後押ししています。
同社の多様性に富んだグローバルチームは、業界や機能に関する深い専門知識と、現状に疑問を投げかけ、変化を喚起する多様な視点を持ち合わせています。BCGは、最先端の経営コンサルティング、テクノロジーとデザイン、コーポレートとデジタルベンチャーを通じてソリューションを提供します。同社は、クライアントの成長を支援し、世界をより良い場所にすることを目標に、社内全体およびお客様の組織のあらゆるレベルにおいて、独自のコラボレーションモデルで仕事をしています。
1 欧州、北米、オーストラリアの食品・飲料(F&B)、ホスピタリティ、小売を含む8つの業界の中小企業(SMB)2,000社を対象に調査を実施。
ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/1490851/Logo__Adyen_green_RGB_Logo.jpg?p=medium600
(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.
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