FII8、3日目は700億ドルの契約締結で終了
リヤド(サウジアラビア), 2024年11月3日 /PRNewswire/ -- 未来投資戦略(FII)研究所は、リヤドで開催された第8回年次会議の3日目を締めくくり、「無限の地平線:今日の投資が、明日の未来を形作る」というテーマのもと、「投資デー」を実施しました。リーダー、投資家、イノベーターたちは、新興市場やベンチャーキャピタル、持続可能な成長戦略においてインパクトのある投資を推進するための道を探り、世界の金融および経済発展の未来に向けた基盤を整えました。
FII8 Day Three Ends with $70 Billion in Deals Announced
FII研究所のCEOであるリチャード・アティアス氏は、当日のイベントについて次のように述べました。「本日のディスカッションは、ターゲットを絞った投資の力が従来の境界を超え、次なる経済時代を築く市場における機会を生み出す可能性を強く示しました。長期的なビジョンと持続可能性を持って資本を投入することに対する私たちの共通の取り組みが、絶えず変化する情勢を乗り越える際の指針となるでしょう。」
FII8 3日目のハイライト
1. ファイサル・F・アリブラヒム閣下の開会の辞
ファイサル・F・アリブラヒム閣下サウジアラビア王国経済・計画大臣による開会の辞は、その日の基調を定めるもので、「ビジョン2030」の下でのサウジアラビアの経済変革における投資の役割を強調し、将来の多様化に不可欠な非石油成長に焦点を当てました。
2. 新興市場におけるオルタナティブ資産の成長に関するパネルディスカッション
このセッションでは、新たなオルタナティブ資産の成長領域に焦点を当て、サウジアラビア資本市場庁(CMA)会長のモハメド・エル・クワイズ閣下、インベスコープ(Investcorp)の副会長兼CIOであるリシ・カプール氏、ウォーバーグ・ピンカスLLCの会長であるチップ・ケイ氏が重要な見解を共有しました。このパネルディスカッションでは、新興経済国への投資を牽引するトレンドについて探求し、次の成長フェーズを主導する地域にスポットライトを当てました。
3. 資本配分に関するラウンドテーブル
ハイレベルなディスカッションでは、影響力のあるリーダーたちが一堂に会し、2024年におけるオルタナティブ資産の予測される影響や、機関投資家のポートフォリオを形成する多様化のトレンドについて議論しました。このラウンドテーブルには、機関投資家や思想的リーダーを含む多様な専門家が集結し、経済の不確実性を乗り越えるうえでオルタナティブ投資がいかに重要になっているかについて見解を共有しました。
4. ベンチャー・キャピタルの注目スポット:破壊の促進要因
このセッションでは、パネリストがイノベーションへの投資の進化する状況について探求し、特にサウジアラビアのような急成長中の市場における展開に重点を置いて議論しました
5. ヘルシー・ヒューマニティ・イニシアチブ
全人類の健康的な未来を確保するためのグローバルな取り組みとして、FII研究所は「ヘルシー・ヒューマニティ・イニシアチブ」を立ち上げました。この取り組みでは、100社以上の企業、10社の医療保険会社、および南北の各国政府に参加を呼びかけ、市民に2年ごとの無料予防健康診断を提供し、医療費の最大50%を免除、さらには税制上の優遇措置を確保することを通じて、生活へのポジティブな影響をもたらすことを目指しています。これまでにこの取り組みには、サウジアラビアの「全政策における健康配慮(HIAP)」、クラウレ・グループ(Claure Group)、モデルナ(Moderna)、メルクGCC(Merck GCC)、オースメッド・グローバル(Ausmed Global)、チーミン・ベンチャー・パートナーズ(Qi Ming Venture Partners)、ブルジール・ホールディングス(Burjeel Holdings)、SCAI、CURA、ゲンレイト(Genrait)、クリーブランド・クリニック(Cleveland Clinic)からの支援が集まっています。
6. 健康と長寿のコンパス
FII研究所は、マッキンゼー・ヘルス・インスティテュート(McKinsey Health Institute)との協力で、21か国の22,600名の回答者を対象に行った「健康と長寿のコンパス」の調査結果を発表しました。この調査により、70%の人々が健康的な生活習慣を取り入れたいと考えている一方で、発展途上国では43%が栄養価の高い食べ物へのアクセスに不満を抱いていることが明らかになりました。報告書の全文はこちらからご覧頂けます。
7. 投資デー
FII8の「投資デー」では、起業家のエコシステムに新たな活力を吹き込み、大胆なビジョンを進展を促進する実行可能なソリューションへと変革する、新たな章が幕を開けました。FII研究所が主催する初のグローバルプログラムにおいて、5社のスタートアップ企業が、人工知能やロボティクス、持続可能性、医療、教育といった世界の最重要課題に取り組む最先端のテクノロジーソリューションを披露しました。イノベーターの中には、Oxccu、サクー(Sakuu)、ビヨンド・エアロ(Beyond-Aero)、アーキリーフ(Archireef)、そしてバイトラーン(Bytelearn)も含まれていました。
フィナーレでは、サクーが優勝を果たし、「FII8イノベーター 2024」の称号を獲得しました。参加した各企業には、2025年のFII研究所の無料会員資格と、ジェネラル・アトランティック(General Atlantic)およびレイクスター(Lakestar)が支援する「FIIベンチャープログラム」へのアクセス権が提供されました。この包括的な支援システムは、成長を加速させるために設計されており、市場拡大、知識共有、そして世界的な認知度向上のための他に類を見ない機会を提供します。さらに、これらの革新的なスタートアップ企業は、市場拡大パッケージの対象となり、1,000万ドル以上の資金助成とスタートアップ支援を受ける資格があります。また、これらの企業は、サウジアラビアのNTDP(サウジアラビア)や香港サイエンス・テクノロジーパークを通じた「ソフトランディングプログラム」を利用することも可能です。
8. サウジアラビア外務大臣、ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子殿下による閉会の辞ファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子殿下は、今日の緊急課題に取り組むうえでグローバルシチズンシップの重要性を強く示しました。殿下は、紛争、気候変動、健康危機、経済格差に取り組むためには、各国間の協力が不可欠であると指摘しました。
9. 発表:4日間にわたるFII8カンファレンスでは、持続可能な開発と人類のための革新的なソリューションを推進することを目的とした、総額700億ドルに及ぶ30件以上の発表が行われました。さらに、技術、生活の質、イノベーションといった多岐にわたる分野で協力を強調する戦略的パートナーシップが確立されました。
FII8が幕を閉じる中、前向きな変革に向けた団結した姿勢が明確に示されました。リーダーやイノベーターたちの声は、未来が単なるビジョンではなく、私たち全員が参加するムーブメントであるという思いを反映していました。FII8の3日目は、研究所が資本をインパクトのあるイニシアチブと結びつけ、世界的な投資環境をさらに強化する取り組みに注力していることを示しました。FII研究所は、持続可能で先見的な投資を推進し、多様な地域で変革を促進するという使命を引き続き果たしています。
メディアからのお問い合わせは、media@fii-institute.org までご連絡ください。
FII研究所について
未来投資戦略(FII)研究所は、投資部門を有したデータ駆動型のグローバルな非営利財団であり、その唯一の使命は「人類に与える影響(Impact on Humanity)」を追求することです。グローバルかつ包括的な組織で、世界中の優れた人材を育成し、人工知能(AI)とロボティクス、教育、医療、サステナビリティという4つの重要な分野でアイデアを現実的な解決策や活動に結びつけています。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2547387/FII8.jpg?p=medium600
(日本語リリース:クライアント提供)
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