“居場所”の工夫でひろびろ。本当に満足できる、快適な平屋の住まい

積水ハウス

2024年12月26日

積水ハウス株式会社

積水ハウス株式会社は積水ハウスの様々な事業をお客様ストーリーや社員ストーリーとして紹介する「積水ハウス ストーリー」を公開しました。

 

 

 

増える平屋。広大な敷地がなくても建てられる?

昨今、住まいの選択肢として平屋に注目が集まっているのをご存じですか。国土交通省の「建築着工統計調査」によると、住宅における平屋の着工割合は、2016年以降増えていることが分かります。また、居住専用建物でも年々増えており、2023年時点で平屋の割合は、居住専用建物全体の15.0%まで拡大しています。

 

年次

1階建て(平屋)の戸数

1階建て(平屋)の割合

 

2016

37,947

8.3%

2017

41,505

9.1%

2018

44,451

9.8%

2019

48,585

10.6%

2020

46,334

11.2%

2021

55,828

12.5%

2022

57,022

13.5%

2023

57,848

15.0%

国土交通省「建築着工統計調査」データより作成

 

 

平屋といえば、広大な敷地にゆったりと建つ邸宅を連想する方も少なくないと思いますが、広大な敷地でなくても工夫次第で、素敵な平屋の住まいは実現できます。

今回ご紹介するのは、岡山県のT様ご家族のお住まいです。積水ハウスの分譲地だった約65坪の東南角地に、理想の平屋建てを実現しました。

 

「居場所を散りばめる」コンセプトで、広がりを感じられる平屋に

T様ご家族は家を建てる当初から、平屋を希望されていました。というのも、妻・S様のご実家は2世帯住宅で、かつて妻・S様はその2階部分で生活をされていたことから、1階で完結する平屋の便利さに魅力を感じていたといいます。夫・K様も「面白そう」と賛同し、平屋の住まいを建てることにしました。

 

約65坪の敷地には、夫妻が仕事で使う車2台分の駐車スペースも含まなければならず、「平屋がギリギリ可能なくらいの広さだった。」と夫・K様。

決してゆとりがあるわけではなかったのですが、「居場所を散りばめる」というコンセプトを導き出し、住まいのさまざまな場所に、居心地の良い“居場所”を設けて、実際の面積以上に広がりのある住まいを完成させました。ウチとソトの連続性を持たせたことも大きなポイントです。

 

植栽はイロハモミジ、アオダモなどをセレクト

 

 

まず、東南角地という敷地を活かし、建物の東側と南側に、パブリックゾーンやウッドデッキを配置しました。夫・K様たっての希望で特に力を入れたLDKをはじめ、窓際のベンチや畳コーナー、ウッドデッキスペースなど、たくさんの居どころを設けたおかげで、広がりを感じられるある住まいとなっています。

 

畳コーナーやPCコーナー、ウッドデッキスペースなど心地よい居場所をふんだんに

 

 

ウチとソトの“高さ”を調整しつなげることで、開放的で会話が生まれる空間に

また、高さへの工夫も、こだわりのポイントです。東側の庭のウッドデッキを、リビングの床と同じ高さに。おかげでウチとソトがシームレスにつながり、空間が広く感じられるといいます。「外が好きなので、風呂上がりのクールダウンによく使っています。ぼーっとでき最高です。」と夫・K様。

 

サッシなどの黒が、インテリアの引き締め役に

 

 

リビングの南側には、連続窓を設置しています。あえて天井いっぱいまで付けず、少し下げることで普通の掃き出し窓のようにならないよう工夫しています。また、その窓際には、建物の端から端まで長いベンチ収納を造り付けていますが、このベンチ収納と同じ高さで南側の庭のウッドデッキを接続しています。

当初は、奥行きのあるウッドデッキを計画していましたが、友人を呼んでバーベキューを楽しむのが趣味というライフスタイルに合わせ、あえてウッドデッキを半分に。残りのスペースを土間床に設え、バーベキューがしやすいよう工夫しています。キッチンやダイニングに近いため、準備や片付けにも好都合です。

「バーベキューは頻繁にしています。人が大勢来ても座るところが多く、どこでも居られるのでみんな自由にくつろいでくれます。」と夫・K様。

 

木調のフェンスを立てて目隠しも

 

 

東側のウッドデッキは床の高さに揃え、他方、南側のウッドデッキは室内のベンチ収納に高さを合わせています。2つの庭の高さをあえて変えることで、それぞれの領域を演出する効果があるといいます。

 

「東側の庭」と「南側の庭」は、飛び石のような階段状のアプローチでつながっている

 

 

高さの工夫は、ウッドデッキだけではありません。窓辺のベンチ収納や、畳コーナーの小上がりを、一般的なチェアの座面と同じ高さにし、自然と腰掛けられるようにしています。さらに、ベンチに腰掛けた人と畳コーナーにいる人の目線が合うよう設計しているため、自然と会話が生まれるのだそうです。

「子どもの1歳のお祝いの時、親戚が総出で10人以上集まりましたが、全く問題ありませんでした。みんな好きなところに座って、和やかな雰囲気でした。」と妻・S様。「よく家づくりは、3回建ててやっと満足するという話も聞きますが、そういう思いが一切なく、本当に満足できる平屋ができました。」と話してくれました。

 

お子様が小さい今は畳コーナーが大活躍しているとのこと

 

 

工夫次第で広々と、快適な暮らしが叶う平屋の住まい。T様ご家族の住まいのように、広さを感じられる開放的な平屋の暮らしを、家づくりの選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

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