ものづくりのエンターテイナーをめざす「テルミック」。過去最高売上を達成！

新機種４台を導入し、新卒社員の基本給引き上げへ

2025/3/3 09:00

2025年3月3日（月）

　「ものづくりのエンターテイナー」である金属部品加工の株式会社テルミック（本社：愛知県刈谷市小垣江町永田47番地、代表取締役社長：田中秀範）では、製造業に携わる人たちすべてを楽しく、ワクワクさせる会社を目指して、日々進化を続けています。2025年1月期の売上は、過去最高額である63億（税込）を達成しました。今期は76億の売上を計画しています。目標達成に向けて、最新の機器を導入し、人材確保にも積極的に取り組む姿勢をご紹介いたします。

全作業者にヒアリングし、ベスト機種を選定

　2025年1月より、テルミック刈谷本社・工場では、新たに導入した4台の工作機械が稼働しています。刈谷工場では、これまで用いてきた機械の経年劣化による精度ズレを防ぐため、以前より新機種導入が検討されていました。現状と今後の展望をふまえて導入したのが、複合加工機「INTEGREX」、CNC旋盤「QUICK TURN 300」（いずれもヤマザキマザック製）、立形マシニングセンタ「GENOS M560-V」（オークマ製）2台の計4台です。導入に際しては、若手を含めた全作業員からヒアリングを行うなどして現場の意見を参考に、実際の製品・性能を確認して購入機種を決定しています。WEBスクールでの操作学習など事前準備を整えていたため、導入後の作業はスムーズで、作業者たちからは「使いやすい」という声が上がっています。

複合加工機「INTEGREX i-100H」CNC旋盤「QUICK TURN 300」立形マシニングセンタ「GENOS M560-V」

精度・スピード・効率UPを実現し、売上76億へ！

　高性能の新機種によってプログラミングのスピードが早まり、短納期につながっています。高精度の部品をより早いペースで、より効率的に仕上げることを可能にしました。さらには、高い省エネ性能を誇るのも新機種ならではです。紙図面に基づく2D加工から、データのやりとりによる3D加工へとシフトしつつある現在。今後はデータを取り込む機能を備えた新機種で、自動車、一般産業用機械関連をメインとしつつ、医療関連のご要望にもより多く対応していきたいと考えています。

ところで、製造現場では1人の作業者が複数の作業を行う「多能工」が求められています。テルミックでももちろん、従来からベテランが1人で複数の機械を操作しつつ、若い多能工の育成を行ってきました。その姿勢には変わりはありませんが、新機種は作業者の負担を軽減する機能が搭載されているため、新人がこれまで以上に早くから活躍できそうです。実際に、未経験入社で研修中の社員が導入機種を前にして「これなら自分にもできそう」と明るい表情を見せています。最新の設備やシステムの導入によって、社員の働きやすさを実現していくのもテルミックの目指すところです

常滑製造サイネージ