3月28日から4月2日まで、五指山では「三月三」祭りを祝う

さまざまな面白い活動が開催された

AsiaNet 200761（0034）

【五指山（中国）4月2日新華社＝共同通信JBN】中国には「五指山に行かないと、海南省に行ったことにはならない」という言い伝えがあります。実際、熱帯雨林の生態系や少数民族文化で有名な五指山は、世界中からの訪問者を魅了しています。3月28日から4月2日までこの町にいる人は、街全体が歌と踊りで「三月三」祭りを祝っている様子を目にするでしょう。

海南省中央部の五指山は多くの少数民族から成る人種のるつぼです。今年は五指山市共産党委員会宣伝部（Publicity Department of the Wuzhishan Municipal Party Committee）などの当局により、12の色彩豊かな活動が準備されました。観光客はリー族の祖先崇拝式で、3000年以上の伝統に対する人々の尊敬と感謝を感じたり、全長1200メートルに及ぶテーブルでの宴会で三色米や発酵魚、Shanlanワインなどの郷土料理を楽しんだり、あるいは1000人による竹竿舞やドラゴンボートレース、single bamboo drifting（独竹漂）など、古くからの中国の活動に参加したりすることができます。

魅惑的な少数民族の雰囲気に加え、五指山はまた工芸職人にとっての楽園でもあります。3月29日にはMaodao TownでOur Expression: Li Plant Dyeing & Rattan Weaving Art Exhibition（私たちの表現：リー族の植物染色と籐織工芸展）が始まりました。展示は地元の人たちと、Yuan Bo氏、Tian Dongming氏、Liu Na氏など、25人の有名な中国のアーティストやデザイナーによって共同制作されています。イベントのアートディレクター、Xue Ming氏は「地元の女性らの作品は、民族的であるとともに国際的でもあります。私たちアーティストがこうした人たちとコラボレーションする時、私たちは自然と互いに刺激し合います」と話しています。

さらに、この都市の熱帯雨林の風景は比類なきものです。森林被覆率が86％の五指山は上質のヘルスツーリズムの目的地です。通りを散歩すれば、あらゆる所で大きな木々や青々と茂った草木を目にすることができます。上質な空気は健康を向上させたいと願う多くの旅行者を引き付けています。なんといっても、1立方センチメートル当たり5万個以上のマイナスイオンが存在し、これは世界保健機関（WHO）による清浄な空気の基準を50倍も上回っているのです。

ソース： The Publicity Department of Wuzhishan Municipal Committee