「嘉之助 シングルモルト Artist Edition #004 金(ごん)」 6月18日<国内特約店限定>発売
アーティスト湯浅景子氏による五行思想「金(ごん)」の世界観を表現したラベル
2025年5月8日
小正嘉之助蒸溜所株式会社
アーティスト湯浅景子氏による五行思想「金(ごん)」の世界観を表現したラベル
「嘉之助 シングルモルト Artist Edition #004 金(ごん)」
ー眠れる金を探して。重なるアロマ、二つの潮風ー
6月18日<国内特約店限定>発売
「MELLOW LAND, MELLOW WHISKY」をコンセプトに掲げ、KANOSUKEとしてウイスキー製造を行う小正嘉之助蒸溜所株式会社(蒸留所名:嘉之助蒸溜所、所在地:鹿児島県日置市、代表取締役:小正芳嗣)は、東洋の自然哲学「五行思想」に着想を得た限定シリーズ「嘉之助 シングルモルト Artist Edition」(以下Artist Edition)第4弾となる「金(ごん)」を数量限定で発売いたします。「Artist Edition」は、日本文化に根付く「木・火・土・金・水」の五行をテーマに、各エレメントをアートの力で表現した特別なシリーズです。
これまでKANOSUKEでは、「木」「火」「土」と三作を発表し、多くのウイスキーファンやアートファンからご好評をいただいてまいりました。第4弾となる今作「金(ごん)」では、アーティスト・湯浅景子氏を迎え、「金」というエレメントを独自の視点で描き下ろしていただきました。「金」は金色(Gold)に留まらず、鉱物や金属(Metal)そのものを意味し、白色、金色- 金は収穫や完成を象徴し、白や金色は純粋さや高貴さを表現。
ラベルアートは、地中から掘り起こされる鉱物の輝きを、湯浅氏ならではの繊細な筆致と独特の世界観で表現していただいています。
KANOSUKE「Artist Edition #004」の酒質は、「金(ごん)」にインスピレーションを受け、KANOSUKEの象徴でもある3基のポットスチルを駆使し、ノンピート麦芽のみを使用した多彩な原酒をヴァッティング。 メインの骨格には、スピリッツスチル2(SS2)由来の艶やかでフルーティーな原酒に、日本の蒸留所では希少な3回蒸留によるバーボン樽原酒を加え、深い奥行きを与えました。
さらに、鹿児島・日置で熟成したスコットランド・アイラ島のアイラ樽が、アイラ島と日置、二つの潮風が重なるような余韻を生み出しています。重なるアロマ、フレーバー、余韻を、土中に眠る「金」を探すように、じっくりとお楽しみください。
製品概要
•麦芽…ノンピート麦芽
•酵母…ディスティラリー酵母
•ポットスチル(銅製蒸留器)…三宅製作所製 初留釜6,000L、再留釜3,000L、1,600L
•樽:アイラウイスキー・ホグズヘッド樽、バーボン樽、焼酎リチャー樽、ワイン樽、シェリー樽原酒 •2025年6月にボトリング、数量限定販売(6,000本)
※今回はKANOSUKE特約酒販店様のみでの取り扱いの数量限定販売となります。
テイスティングノート
COLOUR:明るいゴールド
AROMA:カットウッド、ローズヒップ、イチゴジャム、ニッキ、潮風
PALATE:ヨード(ピート)、ハチミツ、塩飴、白コショウ、ライチ、スイート・スプリング
FINISH:オレンジママレードの優しい甘さと、しっとりした春の潮風のような余韻
湯浅景子ー相生の関係性から生まれた景色
-湯浅景子氏制作エピソード-
今回の作品は、「五行」の相生の関係性に共鳴し、頭の中に浮かんだ抽象的な景色(形)をイメージして描いたものです。『土の中から生まれる金』を意味する五行思想の『土生金(どしょうきん)』というテーマから着想を得て、「土を纏いながらも揺るぎない光を放つ金」というキーワードを、作品の核に据えました。
私は普段から、色を幾重にも重ねた紙や木を削る『スクラッチ』という技法で制作しています。塗り重ねた表面を引っかき、下の色を浮かび上がらせていく「削る」行為は、まるで「土を掘る」感覚にも近く、手を動かしながら、少しずつ奥に眠るものを掘り起こしていくような時間でもあります。
また、光の表現として金箔や冥銭を使うことが多いのですが、今回は、その「掘り進める」という過程そのものが、金属や鉱物としての「金」に重なり、 「金」から放たれる光の力強さや美しさを深く感じながら『五行の金』が持つ世界観にじっくりと向き合う、非常に貴重で豊かな制作時間となりました。
<アーティストプロフィール>
湯浅 景子(アーティスト/画家)
「金(ごん)」作:湯浅景子
国内外で個展を開催しながら名古屋を拠点に活動。本の装画、パッケージ等も手掛ける。色を塗り、線を掻き、また色を重ねながら、ひとつの景色が立ち現れるのを待ちます。
HOTEL VISON(三重県多気町)のヴィラ一室でのアートワーク〈2021〉、甲斐みのり著『たべるたのしみ』『くらすたのしみ』『田辺のたのしみ』(ミルブックス)の装画(および題字)、月刊誌『小原流 挿花』〈2022−2023〉の表紙画。 2023年に作品集『OMAMORI』(ELVIS PRESS)を刊行。
Artist Editionのご紹介
#001 木(Tree) 2022年3月発売 13,500円(現在は終売)
ノンピート麦芽を使用し、鹿児島の潮風に包まれながら熟成された原酒の中から、アメリカンホワイトオークの焼酎リチャー樽熟成原酒を厳選してヴァッティング。木の温もりを感じさせるまろやかな樽香と、しなやかで伸びやかな味わいが広がる仕上がりとなっています。
ラベルデザインは、イラストレーターの平澤まりこ氏が担当。五行思想における「木」をテーマに、鹿児島の大地から空へとまっすぐ伸びるオークの木を、柔らかく優しいタッチで描き、#001の酒質が持つ力強さとしなやかさの両立をアートで表現しています。
#002 火(Fire) 2023年3月発売 13,700円(現在は終売)
五行思想の「火」をテーマにしたこのエディションでは、ペドロ・ヒメネスシェリー樽原酒をキーモルトに据え、KANOSUKEでは珍しいノンピート麦芽を使用。色調は深みのあるダークアンバー。スパイシーな香り立ちの中に、ニッキやベリー、ビタースイートなフルーツチョコが重なるように広がり、甘さとほろ苦さが共存する余韻を演出します。
ラベルはアーティストの八木夕菜氏によるアートワーク。海岸に打ち上げられた流木を炎に見立て、プリントを幾重にも重ねることで、燃え盛る“火”の力強さと、地層のように堆積した時間のレイヤー、そして多次元に広がる宇宙を表現しています。
#003 土(Soil) 2024年6月発売 15,000円 (現在は終売)
海辺の熟成庫で育まれた焼酎リチャー樽原酒を軸に、バーボン樽や赤ワイン樽熟成原酒をブレンドし、さらに奄美大島の黒糖焼酎樽で後熟を施したシングルモルト。希少なピート原酒をアクセントに加えることで、メローな甘さとトロピカルなニュアンスが調和し、鹿児島の風土と多様性を象徴する1本に仕上がっています。
ラベルは、五行思想の「土」をテーマに、奄美大島の染色家・金井志人氏が制作。鹿児島・吹上浜の風景からインスピレーションを得て、草木、泥、砂などの土地の素材を用いた染色により、嘉之助蒸溜所から望む東シナ海の情景と熟成庫に漂うメローな香りの世界を、深みある色彩と質感で表現しています。
#005 水(Water) 第5弾は「水」 、2026年以降発売予定です。
「五行思想(ごぎょうしそう)」
古代中国に起源を持つ自然哲学の考え方で、万物は「木・火・土・金・水」の5つの要素から成り立つとされるものです。自然や人の営み、時間や空間の循環を象徴するこの思想は、調和やバランスの重要性を示していて、互いに影響を与え合っているという考えです。
KANOSUKEでは、この五行をそれぞれのウイスキーの個性と重ね合わせ、味わい・熟成・ラベルデザインに反映させた限定シリーズとして表現しています。
<参考>
五行思想では、五行のエネルギーの性質を視覚的に表現する。
各アーティストもそこからインスパイアされています。
•木(もく) - 緑色- 木は成長や発展を象徴し、緑は生命力や柔軟性を表現。
•火(か) - 赤色- 火はエネルギーや情熱を象徴し、赤はその強い力を表現。
•土(ど) - 黄色・土色 - 土は安定や育成を象徴し、黄色や土色は地球の安定性や実直さを表現。
•金(ごん) - 白色、金色- 金は収穫や完成を象徴し、白や金色は純粋さや高貴さを表現。
•水(すい) - 黒色、青色- 水は流動性や柔軟性を象徴し、黒や青は深さや静けさを表現。
KANOSUKEブランドについて
鹿児島から世界に挑む、次世代ジャパニーズウイスキー
KANOSUKEは、「MELLOW LAND, MELLOW WHISKY」をコンセプトに掲げ、原酒造りから蒸留・熟成まですべて国内で行うジャパニーズウイスキーです。優雅かつ芳醇な味わいが特徴で、そのルーツは140年の歴史を持つ焼酎造りにあります。1957年、日本初の、革新的な樽貯蔵米焼酎「メローコヅル」を生み出した2代目・小正嘉之助は、「日本一夕日の美しい場所から、鹿児島の蒸留酒文化を世界へ広めたい」という夢を抱き、鹿児島・吹上浜のほとりに理想の地を見つけました。世界を目指す祖父の夢を受け継いだ4代目・小正芳嗣は、この地に2017年「嘉之助蒸溜所」を創業。焼酎造りで培った蒸留技術を活かし、3基のポットスチルを駆使して造った多彩な原酒を、焼酎リチャー樽など多様な樽で熟成させ、唯一無二の風味を実現しました。 ウイスキーの熟成を早める日置特有の激しい寒暖差と、吹上浜からの潮風が表情豊かな奥行きを育み、濃厚で芳醇、日置の夕日を思わせる心地よいメローな味わいを生み出しています。 KANOSUKEはそのウイスキー造りを通して、鹿児島から世界への挑戦を続けています。
【会社概要】
社名:小正嘉之助蒸溜所株式会社
本社所在地:鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
代表取締役社長:小正芳嗣
事業内容:ウイスキー製造
設立:2017年
<嘉之助蒸溜所の主な受賞歴>
•ワールド・ウイスキー・アワード2025 Icons of Whisky <Rest of World> ブランドイノベーター部門最優秀賞、嘉之助蒸溜所
•ワールド・ウイスキー・アワード2025 Icons of Whisky <Rest of World>最優秀貯蔵庫責任者部門、神前拓馬
•ニューオリンズ・スピリッツ・コンペティション 2024 ディスティラリー・オブ・ザ・イヤー
•ワールド・ウイスキー・アワード2024 Icons of Whisky <Rest of World>最優秀ブランド・アンバサダー・奨励賞受賞、 小正芳嗣
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このプレスリリースを配信した企業・団体

- 名称 小正嘉之助蒸溜所株式会社
- 所在地 鹿児島県
- 業種 食料品
- URL https://kanosuke.com/