2025年大阪・関西万博:イタリアパビリオン、万博の開幕1カ月目は大盛況
2025年大阪・関西万博:イタリアパビリオン、
万博の開幕1カ月目は大盛況
*メイド・イン・イタリアの創造性、科学、イノベーションを展示
【大阪2025年5月14日ANSA=共同通信JBN】2025年大阪・関西万博でイタリアパビリオンが開館して1カ月が経過し、同パビリオンが果たした役割について最初の評価を下せるようになりました。イタリアの地方の役割を中心に置いたスケジュールにより、イタリアパビリオンは戦略的な前哨施設として、また発展外交のツールとして、その役割を果たしています。
イタリアの地域と地方が主役: 2025年大阪・関西万博のプロジェクトには、20地域のうち18地域が参加することを選択しました。これは前例のない数です。
最初の1カ月間だけで80以上の機関・文化イベントが開催され、120社を超える日本とイタリアの企業が参加し、数百万ユーロ規模の契約や供給の契約締結が促進されました。
一例として、Danieli Group(ダニエリ・グループ)は4000万ユーロを超える契約を結びました。また、イタリアパビリオンでの商談会では、日本の株式会社荏原製作所がビチェンツァ県のガンベッラーラに600万ユーロ以上の投資を行うことに合意したとの発表がありました。
もう1つの注目すべき例は、農業食品(アグリフード)市場における日本のリーディングカンパニーで、長い歴史を持つカゴメ株式会社です。同社は日本で流通させる野菜のほとんどをカラブリア州で生産しています。また、カラブリア州は、IT分野の歴史ある日本企業である株式会社NTTデータによる重要な投資によっても、主役としての存在感を示しています。
イタリアパビリオンはこの1カ月で、イタリア企業と日本企業の間のB2B商談会の場を提供し、30件以上の商談が行われました。企業・メイド・イン・イタリア省および政府系投資機関のInvitalia(イタリア投資誘致・事業開発公社)との革新的なシナジーにより、イタリアパビリオンは毎週、地方ごとに外国投資に特化したイベントを開催しました。
こうしたイベントには、Conference of Regions(地域会議)と北東部フリウリ=ベネチア・ジュリア自治州の後援を受けて開催された「Selecting Italy」や、Confartigianatoと協力してアルタガンマ(Altagamma)財団が開催した「メイド・イン・イタリーの日(Made in Italy Day)」を祝う取り組みなどがあります。ビジネスの観点からも、アジアにおけるイタリアのイメージを新たにする絶好の舞台であり、経済がイベントの中心になっています。
航空宇宙と深海の分野は、イタリアパビリオンにとって特に重要であり、この点においてイタリア宇宙機関(ASI)とインフラ・運輸省の設備が重要な役割を果たしています。イタリアパビリオンは、外務・国際協力省をはじめ、大学・研究省、文化省、農業・食料・森林政策省、企業・メイド・イン・イタリア省、教育・功績省、Department of the Sea(海洋局)、首相官邸など、イタリアの諸機関と強力な緊密性とシナジーを有しています。
経済だけでなく、芸術と文化もイタリアパビリオンの主役でした。日本の観客は、ファルネーゼのアトラス(Farnese Atlas)、ティントレット(Tintoretto)の伊東マンショ(Itō Mancio)肖像画、レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)のアトランティコ手稿(Codex Atlanticus)といった不朽の名作を鑑賞することができました。また、ミンモ・パラディーノ(Mimmo Paladino)、ジャゴ(Jago)、オリアナ・ペルシコ(Oriana Persico)、フランチェスカ・レオーネ(Francesca Leone)、ジュリオ・チンティ(Giulio Cinti)、マッテーオ・チェッカリーニ(Matteo Ceccarini)といったアーティストによる、よりコンテンポラリーな作品も展示されました。
実物の芸術作品を展示するという選択は、一般の人々から大変な好評を得ました。これは権威ある日刊経済紙である日本経済新聞が実施した調査においても、万博開幕から1カ月の間にイタリアパビリオンがソーシャルメディア上でより頻繁に言及され、愛されていることが確認されています。
また、大学や研究センターとの連携により、生命科学、宇宙科学、通信科学、エネルギー科学などの分野で技術や発見がもたらされ、スポーツや研究にもスペースが与えられました。
また、アプリで予約できるワークショップのおかげで一般の人々との交流も可能となり、日本やアジアの人々がイタリアのノウハウをより深く知ることができるようになっています。
ソース: General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka
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