『鳥居きみ子』(くもん出版刊)が青少年読書感想文全国コンクール中学校の部に選定されました!
2025年8月5日
株式会社くもん出版(代表取締役社長 泉田義則)が2024年2月に刊行した『鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者』(竹内紘子・著)が、第71回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部に選定されました。鳥居きみ子は、まだ女性の活躍が厳しかった明治から昭和時代を生き抜いた、先駆的な研究者です。様々な困難の中、夫や家族とともにモンゴルや中国でのフィールドワークを進めた、きみ子の人生を描いています。この夏、親子で楽しめるおすすめの一冊です。
◆人類学者・鳥居きみ子を初めて伝える力作
鳥居きみ子の夫、鳥居龍蔵は「知の巨人」ともいわれ、明治から昭和時代にかけて活躍した人類学者です。彼の生涯や研究業績を紹介した本はたくさんありますが、きみ子のことを紹介した本は、これまでほとんどありませんでした。
きみ子は「家族とともに調査・研究する」という形で、女性の活躍が厳しい時代を生き抜いた先駆的な研究者であり、人類学の中でも、昔から伝わる生活・風習・伝説・歌などを調べる民族学を切り拓きました。本書は、そんなきみ子の生涯を丁寧に伝える一冊です。
この本を通して、親子で楽しい夏読書の時間をお過ごしください。
◆親子で楽しめる「課題図書」選定作品
人類学に一生を捧げた夫婦と子どもたちの、夢中で追い求める情熱や後世に残した功績など、読み始めたらやめることができず、最後のページまで一気に読んでしまいました。
自分の考えや信念、やりたいことに打ち込み続ける精神力など、生きていくうえで誰もが見つけたい「夢中になれるモノ」に出逢えたことに、憧れや羨ましさを感じられる一冊でした。(くもん出版読者アンケートより)
大人としては興味深かったです。昭和初期で、女性が活躍するにはまだ難しい時代に、研究者として母として、どのように生きたのか勉強になりました。(くもん出版読者アンケートより)
▲ゲル前の鳥居一家 1908年6月 西チャロットのゲル前
(写真提供:徳島県立鳥居龍蔵記念博物館)
◆著者・竹内紘子さんからのメッセージ
研究のため、夫とともにまだ赤ちゃんだった子を連れてモンゴルに行き、その後も家族とともに厳しい自然や戦争の中、冒険と波乱にみちた調査を続けた人類学者・鳥居龍蔵ときみ子。特に民族学者として成長していくきみ子の生き方は若い人に力を与えることでしょう。
◆竹内紘子さんプロフィール
1944年生まれ。徳島大学教育学部卒。県立・私立高校国語教師として勤務。著書に、『お遍路ウォーク』『まぶらいの島』(ともに、くもん出版)、『天使の歌声:徳島少年少女合唱団ものがたり』(編集工房ノア)、『おいべっさん』(解放出版社)、『スクールゾーン:こどものための詩集』(らくだ出版)、『天地と:竹内紘子詩集』(近代文芸社)など。
<書誌情報>
書名:鳥居きみ子 家族とフィールドワークを進めた人類学者
著者:竹内紘子
解説:岸積
対象:小学校高学年から
判型・ページ数:四六判・184ページ
本体サイズ:縦19.4×横13.5×厚さ2.0cm
ISBN:9784774333861
NDCコード:913
発売年月:2024年2月
発行:くもん出版
https://shop.kumonshuppan.com/view/item/000000003522
徳島県立鳥居龍蔵記念博物館
https://torii-museum.bunmori.tokushima.jp
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- 所在地 大阪府
- 業種 教育サービス
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