◎歩行の変化は認知障害の兆候 AAIC 2012で報告

アルツハイマー病協会

◎歩行の変化は認知障害の兆候 AAIC 2012で報告

AsiaNet 50044

JBN 0942(2012.7.17)

◎歩行の変化は認知障害の兆候 AAIC 2012で報告

【バンクーバー(カナダ)2012年7月16日PRN=共同JBN】歩行速度の遅れや変わりやすい歩幅などの歩行困難は、認知機能の減退の表れかも知れないとの新しい調査研究が16日、2012年国際アルツハイマー病会議(AAIC 2012)で報告された。

アルツハイマー病協会の最高医療・科学責任者のウィリアム・ティース博士は「ベビーブーマー世代の加齢化によってアルツハイマー病と認知症により大きなリスクが進んでいることから、医師は歩行と精神機能との間の関連性に注意を払うことが重要になっている。今回の研究は、歩行の変化を観察、測定することがさらなる認知症評価の必要性を示す貴重なツールになり得ることを示している」と語った。

ティース博士はさらに「患者と向かい合う時間が限られている多忙な医師にとって、人の歩行の退化とその他の変化を観察するのは、何か費用のかかる技術を必要としないし、評価には多くの時間がかからないから理想的である」と述べた。

▽歩行解析は、歩行速度や認知機能障害を追跡しうることを示している

歩行困難は加齢で避けて通れない結果ではない。しかしそれは高齢者の間に共通して関連する問題ではある。研究結果は、歩行困難な人は転倒するリスクが高いだけでなく、記憶障害あるいは認知症のリスクも高いことを示している。

スイス・バーゼルにあるBasel Mobility Centerのシュテファニー・A・ブライデンボウ医博と同僚は、この問題を探るため定量的歩行解析法を利用した。研究はBasel Memory Clinic、Basel Mobility Centerの外来患者、さらには2007年から2011年までバーゼルで行われたコホート(対象とする疾患集団と健康集団の間の比較)研究による認知上健康な参加者を含めて、1153人の参加者(平均年齢77歳)を追跡した。

参加者は認知症診断者、認知的に健康、軽度認知症(MCI)もしくはアルツハイマー型認知症に基づく集団に分けられた。アルツハイマー型認知症の参加者はさらに、軽度、中程度、重度に分類された。歩行は3万ほどの統合圧力センサーを備えた10メートル配電回路を使って測定された。すべての参加者は1回の正常な歩行と、同時に声を上げて数字を逆算読みしながら正常に歩行するか、同時に動物の名前を上げながら正常に歩行するという2回の異なる二重課題で行われた。

研究に当たった科学者たちには、認知衰退が進むとともに歩行が緩慢になり、より変わりやすくなることが分かった。すべての集団について、歩行速度は正常な歩行だけの試みより二重課題を試みている時に遅くなった。ブライデンボウ医博は「アルツハイマー型認知症に罹った参加者は、軽度認知症(MCI)の人たちより歩行が遅くなるが、MCIにしても認知的に健康な人よりは歩行が遅い」と語った。

同医博は「歩行障害はしばしば認知症と関連性があり、いくつかの歩行上の変化は認知衰退がこれまでのテスト法で探知される前に発現することすらありうる。歩行解析は、歩行状態を単純かつ素早く合目的に測定することができる。問題が表れる時、この解析法は転倒のリスクおよび高齢者の認知障害の初期段階を素早く探知する方法になり得る。歩行解析は、患者の認知症状を診断する包括的な神経心理学的評価法を置き換えるものではない。歩行解析はしかし、診断を支援し、治療努力あるいは疾患の進行を支援する重要なツールになりうることを示している」と付け加えた。

▽歩行の特定の側面は、特定の認識能力と機能と関連性がありうる

加齢とともにアルツハイマー病患者の中に、さまざまな脳機能が退化する。多くの研究調査が認識について注目している。最近の証拠によると、歩行はまた加齢とアルツハイマー病の影響を受けるが、その正確な関係はまだ明らかになっていないという。

オランダ・ロッテルダムのErasmus MCのモハマド・イクラム博士と同僚は、コミュニティーに居住する高齢者の認知と歩行の間の関係を調査した。研究者たちはロッテルダム研究で49歳とそれ以上の1232人を研究した(注:この部分のデータは、AAIC 2012に提出されたオリジナルな要約以後更新されている)。標準化された神経心理学的テストが、情報処理スピード、記憶、運動スピード、実行機能を測定するため使われた。歩行は電気回路を使って測定された。

それぞれの参加者は正常な歩行、縦一列に並んだ歩行(前足のかかとは後足のつま先に直接触れるようにする)、一回転を行った。歩行の変数は7つの個別の要素にグループ分けされた。

 *リズム(一歩の時間とリズムを反映)

 *ペース(歩長と速度を反映)

 *フェーズ(片足または両足の一歩に費やす時間量を反映)

 *変動(個人の歩行にある変動を反映)

 *サポート基盤(普通の歩幅と大股の歩幅を反映)

 *縦一列(縦一列の歩行の際の歩行エラー量)

 *回転(回転に必要な時間量と歩数)

データ解析に現れた興味あるパターン:研究者は一定の認知部位が歩行の一定側面だけと関係していることを発見した

 *情報処理スピードは、歩行のリズム側面と関係していた。

 *運動スピードは縦一列歩行と関係した。

 *記憶は歩行のいかなる側面とも無関係だった。

イクラム博士は「われわれの結果は、認知と歩行が特定パターンによってしっかりつながっていることを示しており、(脳内の)一定の認知領域は歩行のそれぞれ該当する側面とのみ関係している」と語った。

▽歩行の速度、リズム、歩長の減衰は、認知衰退と関連性がある

これまでに行われたいくつかの研究は、歩行異常が認知障害や痴呆症と関連しうると報告している。しかし、歩行要素が今後起こりうる認知衰退と関連するかどうかは明白ではない。

Mayo Clinic Study of Aging (MCSA)のロドルフ・サビカ医博(MSc)と同僚は、ほぼ15カ月期の間隔2回もしくはそれ以上の訪問回数で、コンピューター化した歩行測定装置GAITRiteを通じて1341人の参加者の歩長、リズム、速度を測定した。訪問はまた記憶、実行機能、言葉、視覚空間能力の4つの領域にわたる神経学的、神経心理学的評価が含まれる。参加者は認知上の正常(1172人)もしくはMCIとの診断(158人)あるいは認知症(11人)のいずれかになった。

研究者たちは、リズム、速度、歩長の大きさの低い研究参加者が、全空間の認知、記憶、実行機能で明らかにより大きな衰退を経験したことを発見した。

サビカ医博は「われわれは参加集団に歩行速度、リズム、歩長の衰退と特定部位の認知衰退との間の関連性を観察した。これらの結果は認知障害の早期予測要因として歩行の変化にありうる役割をサポートする」と語った。

▽継続的在宅モニターは1回限りのテストよりさらに正確な歩行測定法でありうる

これまでは、歩行スピードは年に1度の身体検査など1回限り断続的で不定期に集められていた。

米ポートランドにあるオレゴン健康科学大学のリサ・シルバート医博(MCR)は「最新技術によってわれわれは、在宅で歩行スピードを計測し、モーションセンサーで継続的に集めた情報を利用して、歩行スピードを測定することができる。これによって実世界の歩行能力と脳の健康状態との関係をより良く測定することができるようになる」と語った。

シルバート医博と同僚は、Intelligent Systems for Assessment of Aging Changes(ISAAC) 研究で募集された19人の認知症にかかっていないボランティア(認知度MMSE28.7相当)の協力を得た。歩行スピードは、一方はMRI 検査時に9メートルを歩く時間を測ることによって、もう一つは在宅計測システムを使って1カ月、運動活動センサーを利用して収集された継続的データの2つの方法で決定された。

研究者値たちは以下の諸点を発見した。

 *研究参加者は、継続的な在宅測定環境の在宅歩行より個人について1回限りの計測の際により速く歩行した。

 *継続的な計測技術で得られたより遅い歩行スピードは、より小さな脳の全体のサイズと関連性があり、一方1回限りの歩行測定にはそのような関連性はなかった。

 *より遅い在宅歩行スピードは、1回限り取得された歩行スピードより脳の海馬(記憶に重要な役割を果たす脳部位)がより小さいことと強く関係していた。

シルバート医博は「1回限り取得された歩行スピードでは、高齢者の歩行能力を過剰に評価するかもしれない。われわれのデータは、継続的な在宅モニターが歩行スピードをさらに正確に反映し、今後起こりうる認知衰退と関連する運動量の変化を観測するのにより敏感でありうることを示している」と語った。

▽歩行の変化は後期高齢者集団の認知症症状と相関関係がある

東北大学大学院医学系研究科の目黒健一教授と同僚が実施した栗原プロジェクトは、宮城県栗原、大崎両市の525地域社会在住の75歳以上の高齢者を調査した。

研究者たちは参加者の人口統計、病歴、一般医療と神経学的検査結果、MRI検査結果、ミニメンタルステート検査(MMSE)や臨床認知症評価法(CDR)など神経心理学的試験の結果を集めた。参加者は早足で6メートル歩いた。歩行測定は歩行パターン、速度、歩長が含まれた。

研究者たちは、385人の研究参加者が正常な歩行パターンを持ち、65人が「神経的歩行」を示し、73人が骨疾患と関節疾患(変形性関節炎など)が理由で異常な歩行を示した。臨床認知症評価法(CDR)尺度で175人の参加者がCDR 0、 287人がCDR 0.5、 44人がCDR 1, 20人がCDR 2、2人がCDR 3(CDR 0は正常値と見なされ、CDR 0.5は非常に軽度の認知症であり、認知症の重度はCDR 3の重度認知症まで大きくなる)に分類された。研究者はまた、記憶とナビゲーションの広範なネットワークのハブとして機能する内嗅皮質の萎縮をMRI測定した結果が歩行スピードと深く相関関係にあること発見した。

目黒教授は「われわれは歩行速度が、認知症の症状が重度に進んだ際に目立って減少することを発見した。歩行はもはや、単純で自発的でかつモーション活動が認識とは別のものとは考えられない。それは相互にリンクしている」と語った。

▽AAICについて

国際アルツハイマー病会議(AAIC)はこの種で世界最大の会議であり、世界中から科学者が寄り集い、アルツハイマー病と関連する疾患の原因、診断、治療、防止に関する画期的な研究、情報を報告し、討議する。アルツハイマー病協会の研究プログラムの一環として、AAICは認知症に関する新しい知識を生みだし、重要な役割を果たす共同研究コミュニティーを育成する触媒としての役割を果たす。

▽アルツハイマー病協会(Alzheimer’s Association)について

アルツハイマー病協会は、アルツハイマー病のケア、支援、研究において世界をリードするボランティア健康組織である。同協会の使命は研究を前進させ、すべての患者へのケアと支援を強化し、脳の健康の推進を通じて認知症のリスクを軽減することを通じて、アルツハイマー病をなくすることである。同協会のビジョンはアルツハイマー病のない世界である。詳しい情報はhttp://www.alz.org もしくは電話800-272-3900まで。

ソース:Alzheimer's Association

▽問い合わせ先

Alzheimer's Association(登録商標)

media line, +1-312-335-4078,

media@alz.org, or

AAIC 2012 press room,

July 14-19: +1-778-331-7636

New Research Indicates Gait Changes Could Signal Increased Risk For Cognitive Impairment

PR50044

VANCOUVER, British Columbia, July 16, 2012 /PRN=KYODO JBN/ --

Gait disturbances - such as a slowing of walking pace or a more variable stride

- could indicate a decline in cognitive function, according to new research

studies reported today at the Alzheimer's Association's International

Conference(R) 2012 (AAIC(R) 2012).

"With an aging baby boomer generation advancing into greater risk for

Alzheimer's and dementia, it is important for physicians to be aware of the

associations between gait and mental function. These studies suggest that

observing and measuring gait changes could be a valuable tool for signaling the

need for further cognitive evaluation," said William Thies, PhD, Alzheimer's

Association(R) Chief Medical and Scientific Officer.

"For busy doctors who have limited time with their patients, monitoring

deterioration and other changes in a person's gait is ideal because it doesn't

require any expensive technology or take a lot of time to assess. It is

relatively simple and straightforward," Thies added.

Gait Analysis Shows that Stride Speed and Variability May Track with Cognitive

Impairment

Difficulties with walking are not inevitable consequences of aging. They are,

however, common and relevant problems among older adults. Research shows that

people with walking difficulties not only have an increased risk of falling,

but may also have an increased risk developing memory disorders and dementia.

Stephanie A. Bridenbaugh, MD, of the Basel Mobility Center in Basel,

Switzerland, and colleagues used quantitative gait analysis to explore this

issue. The study followed 1,153 participants (average age=77) including

outpatients from the Basel Memory Clinic and Basel Mobility Center, plus

cognitively healthy participants in a Basel cohort study, from 2007 to 2011.

Participants were divided into groups based on their cognitive diagnoses:

cognitively healthy, mild cognitive impairment (MCI) or Alzheimer's dementia.

Those with Alzheimer's dementia were subdivided into mild, moderate or severe.

Gait was measured using a 10-meter-long electronic walkway with almost 30,000

integrated pressure sensors. All participants performed one "normal" walk and

two different "dual tasks" - normal walking while simultaneously counting

backwards out loud or while simultaneously naming animals.

The scientists found that gait became slower and more variable as cognitive

decline progressed. For all groups, walking speeds were slower during dual

tasking than during normal walking alone. "Those with Alzheimer's dementia

walked slower than those with MCI, who in turn walked slower than those who

were cognitively healthy," said Bridenbaugh.

"Mobility impairments are often associated with dementia, and some gait changes

may even appear before cognitive decline can be detected by traditional testing

methods. Gait analysis can simply, quickly and objectively measure walking.

When problems emerge, this may provide early detection of fall risk and the

earliest stages of cognitive impairment in older adults," Bridenbaugh added. "A

gait analysis will not replace a comprehensive neuropsychological assessment to

diagnose a patient's cognitive status. Gait analysis, however, may prove to be

an important tool to aid diagnosis, and record treatment effects or disease

progression."

Specific Aspects of Gait may be Associated with Specific Cognitive Abilities

and Functions

With aging and in people with Alzheimer's disease, various brain functions

deteriorate. Most research has focused on cognition. Recent evidence suggests

that gait is also affected by aging and Alzheimer's, yet the exact relationship

remains unclear.

Mohammad Ikram, MD, PhD, and colleagues at Erasmus MC, Rotterdam, the

Netherlands investigated the relationship between cognition and gait in

community-dwelling elderly. The researchers studied 1,232 individuals age 49

and older from The Rotterdam Study (Note: data included here is updated since

the original abstract submission to AAIC 2012). Standardized neuropsychological

tests were used to measure information processing speed, memory, fine motor

speed, and executive function. Gait was assessed using an electronic walkway.

Each participant performed a normal walk, a tandem walk (where the heel of your

front foot is placed directly touching the toes of your back foot), and a turn.

Gait variables were grouped into seven independent factors:

    -- Rhythm (reflecting stride time and cadence)

    -- Pace (reflecting stride length and velocity)

    -- Phases (reflecting the amount of time spent on one or both feet)

    -- Variability (reflecting the variation in gait within persons)

    -- Base of Support (reflecting step width and stride width)

    -- Tandem (the amount of errors in a tandem walk)

    -- Turn (the amount of time and steps needed to turn around)

Interesting patterns emerged in the data analysis; the researchers found that

certain cognitive domains were only associated with certain aspects of gait.

    -- Information processing speed was associated with the Rhythm aspect of

       gait.

    -- Executive function was associated with Pace and Variability.

    -- Fine motor speed was associated with Tandem.

    -- Memory was not associated with any aspect of gait.

"Our results suggest that cognition and gait are tightly linked according to a

specified pattern, in which certain cognitive domains only associate with

corresponding aspects of gait," Ikram said.

Reduced Gait Velocity, Cadence, and Stride Length may be Associated with

Cognitive Decline

Some previous studies have reported that gait abnormalities may be associated

with cognitive impairment and dementing illnesses. However, it is unclear which

gait components may be associated with a future cognitive decline.

Rodolfo Savica, MD, MSc, and colleagues at the Mayo Clinic Study of Aging

(MCSA) measured the stride length, cadence and velocity of more than 1,341

study participants through a computerized gait instrument (GAITRite) at two or

more visits roughly 15 months apart. The visits also included neurological and

neuropsychological evaluations covering four domains: memory, executive

functioning, language, and visuospatial ability. Participants were either

cognitively normal (1,172), or diagnosed with MCI (158) or dementia (11).

The researchers found that study participants with lower cadence, velocity and

amplitude of the stride length experienced significantly larger declines in

global cognition, memory and executive function.

"We observed an association between reduced gait velocity, cadence and stride

length, and both global and domain-specific cognitive decline in our

population," said Savica. "These results support a possible role of gait

changes as an early predictor of cognitive impairment."

Continuous In-Home Monitoring may be a More Accurate Measure of Gait than

Single Tests

Traditionally, walking speed has been collected at a single, intermittent time

point, such as during a yearly physical exam.

"Advanced technology now allows us to measure walking speed in one's own home,

derived from hundreds of walking episodes, and using information collected

continuously by motion sensors," said Lisa Silbert, MD, MCR, of Oregon Health &

Science University, Portland. "This potentially provides a better measure that

links real-world walking abilities and brain health."

Silbert and colleagues worked with 19 dementia-free volunteers (mean MMSE 28.7)

enrolled in the Intelligent Systems for Assessment of Aging Changes (ISAAC)

study. All participants underwent brain MRI to measure the volume of the total

brain and various brain sections. Gait speed was determined in two ways: (1) at

the time of MRI, by assessing the time to walk nine meters, and (2) by using an

in-home assessment system that continuously collected data over a one month

period using motion activity sensors.

The researchers found that:

    -- Study participants walked faster when measured once in person than when

       walking in their home under conditions of continuous assessment.

    -- Slower walking speed determined with continuous in-home assessment

       technology was associated with smaller total brain size, while single

       walking speed measures were not.

    -- Slower in-home walking speed was more highly associated with smaller

       volumes of the hippocampus (a section of the brain important for memory)

       than walking speed obtained during a single time point.

"Walking speed taken at a single time point may over-estimate walking abilities

in the elderly. Our data suggests that continuous in-home monitoring may

provide a more accurate reflection of walking speed and may be more sensitive

at detecting motor changes associated with future cognitive decline," Silbert

said.

Gait Changes Correlate with Dementia Symptoms in an "Old-Old" Population

The Kurihara Project, conducted by Kenichi Meguro and colleagues at the Tohoku

University Graduate School of Medicine, Sendai, Japan, examined the

relationship between gait and cognition in 525 community dwelling persons age

75 and older in Kurihara and Osaki, Japan.

Researchers gathered participants' demographics, medical history, general

medical and neurological examination results, MRI results, and

neuropsychological exams including the Mini-Mental State Examination (MMSE) and

the Clinical Dementia Rating (CDR). Participants walked six meters at their

fastest pace. Gate measures included gait pattern, velocity and stride length.

The researchers found that 385 study participants had a normal gait pattern, 65

had "neurological gait," and 73 had abnormal gait due to bone and joint disease

(such as osteoarthritis). On the CDR scale: 175 participants were classified

CDR 0, 287 as CDR 0.5, 44 as CDR 1, 20 as CDR 2, and 2 as CDR 3. (CDR 0 is

considered normal, CDR .5 = very mild dementia, with dementia severity

increasing to CDR 3 = severe dementia.) They also found that MRI-measured

atrophy of the entorhinal cortex - a section of the brain that functions as a

hub in a widespread network for memory and navigation - was significantly

correlated with gait velocity.

"Our research found that gait velocity was significantly decreased as the

severity of dementia symptoms increased," said Meguro. "Gait should no longer

be considered a simple, automatic, motor activity that is independent of

cognition. They are linked."

About AAIC

The Alzheimer's Association International Conference (AAIC) is the world's

largest conference of its kind, bringing together researchers from around the

world to report and discuss groundbreaking research and information on the

cause, diagnosis, treatment and prevention of Alzheimer's disease and related

disorders.  As a part of the Alzheimer's Association's research program, AAIC

serves as a catalyst for generating new knowledge about dementia and fostering

a vital, collegial research community.

About the Alzheimer's Association

The Alzheimer's Association is the world's leading voluntary health

organization in Alzheimer care, support and research. Our mission is to

eliminate Alzheimer's disease through the advancement of research, to provide

and enhance care and support for all affected, and to reduce the risk of

dementia through the promotion of brain health. Our vision is a world without

Alzheimer's. Visit http://www.alz.org or call 800-272-3900.

SOURCE Alzheimer's Association

CONTACT: Alzheimer's Association(R) media line, +1-312-335-4078, media@alz.org,

or AAIC 2012 press room, July 14-19: +1-778-331-7636

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