「電通デジタル・ファンド」によるMaxifier Ltd.への出資に関するお知らせ

DDH

株式会社電通デジタル・ホールディングスは、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、アド・テクノロジーおよびデータ・マネジメント会社であるMaxifier社への出資をいたしました。

2012年8月28日

株式会社電通デジタル・ホールディングス

「電通デジタル・ファンド」によるMaxifier Ltd.への出資に関するお知らせ

株式会社電通デジタル・ホールディングス(以下DDH、本社:東京都港区、代表取締役社長兼最高経営責任者:遠谷信幸、URL: http://www.dentsu-digital.co.jp/)は、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、アド・テクノロジーおよびデータ・マネジメント会社であるMaxifier社(以下Maxifier、登記:英国ロンドン/本社:米国ニューヨーク、代表取締役:デイヴィッド・リストー、URL: http://www.maxifier.com) への出資をいたしました。

昨今、ディスプレイ広告市場では、プレミアム・アド、アド・ネットワーク、アド・エクスチェンジ、SSP(Supply Side Platform)など、オンライン・メディアの収益源が多様化しています。Maxifierは、こうした媒体社のあらゆる収益チャネルやキャンペーンを横断して、媒体社の収益を最大化するソリューションである「ADMAX」を提供する企業です。ADMAXは、以下のような特徴を持っています。

1. アドサーバー、SSPやイールド・オプティマイザーと連携し、すべてのキャンペーン(需要)や枠在庫(供給)を横断した最適化を行う

2. ADMAXとインテグレーションしているタイプのアドサーバーであれば、リアルタイムでの最適化が可能である

3. ログ方式を採用しているため、煩雑なタグ管理を必要とせず、またADMAXとインテグレーションしていないタイプのアドサーバーでも、ログさえあれば最適化分析が可能である

このような特徴からADMAXは、特にプレミアム媒体で有効に機能するユニークなソリューションとして、欧米の大手媒体社に数多く採用され成果を上げつつあります。また、先日、Maxifierは日本支社を設立し、日本およびアジア市場での本格的なビジネス展開を開始しています。DDHでは、Maxifierのソリューションやノウハウは、日本はもちろんのこと、グローバル市場で成長が見込めるとともに、プレミアム広告を中心とした市場の健全な発展に大きく寄与するものと判断し、今回の出資を決定いたしました。

今回の出資を期に、株式会社サイバー・コミュニケーションズを中心に、電通グループとMaxifierが連携し、アジア市場全体を視野に入れた共同事業展開を検討してまいります。

DDHは、電通ならびに電通グループのデジタル関連会社と緊密な連携を一層図り、「電通デジタル・ファンド」を通じて、デジタル領域の広告、マーケティング、コミュニケーション領域の新興企業に対する積極的な出資を行い、市場全体の健全な発展に貢献してまいります。

<Maxifier社について>

 会社名  Maxifier Ltd.(マキシファイア)

 取締役  David Ristow, Jonathon Shaevitz, Howard Kitchner

 登録地  英国 ロンドン

 本社   米国 ニューヨーク

 設立年月日 平成22年6月18日

 役員数  3名

 従業員数 グループ全体で52名

 事業内容 媒体社向けの在庫最適化ツール「ADMAX」の販売

 取引先  ガーディアン、フォーブス、モンスター・インク、テレコム・イタリア、IPC Media(タイムワーナーグループの出版社)など

<電通デジタル・ファンドについて>

 ◆正式名称 :電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)

 ◆組合組成日:2010年10月1日

 ◆出資金総額:100億円

 ◆運用担当 :株式会社電通デジタル・ホールディングス

 ◆投資地域:日本、中国を中心とするアジア、米国を中心とする欧米

<株式会社電通デジタル・ホールディングス(DDH)について>

 電通デジタル・ホールディングスは、デジタル領域に関する戦略立案機能・グループ会社管理機能・投資機能・デジタルファンドの運用をもつ事業統括会社として、グループ関連企業とともに、リソースの集約とノウハウの共有のさらなる推進、より質の高い「ワンストップソリューション」を提供いたします。 http://www.dentsu-digital.co.jp/

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