除染用 放射性物質吸着型フレキシブルコンテナバックを開発! 『ゼオコン』受注開始

辰野

平成 25 年3 月29 日

辰野株式会社

除染用 放射性物質吸着型フレキシブルコンテナバックを開発!

『ゼオコン』受注開始

辰野株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:辰野克彦、以下 辰野)は2013 年4 月より、放射性物質吸着性能を持つフレキシブルコンテナバッグ『ゼオコン』の受注を開始いたします。

<背景>

福島第一原子力発電所の事故により飛散した放射性物質の除染作業において、現在、完全防水タイプのフレキシブルコンテナが使用されておりますが、コンテナ内に水も密封されるため、①かさばること②汚染した水の漏出問題③腐敗性廃棄物のガスの発生と多くの問題も指摘されております。そこで、ゼオライト機能紙を内袋として取り付けることで有害物質であるセシウムは中に閉じ込め、水は密閉せず、漏水発生時もろ過機能によりセシウムの拡散を防止することができるように開発されたのが『ゼオコン』です。

凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)にて開発されたゼオライト機能紙「FS-ZEO(エスエフ・ゼオ)」を内袋として使用することで、99%以上の放射線量の低減(汚水:【放射線量16,800Bq/L】→濾水:【放射線量62Bq/L】)が可能となりました。また、フレキシブルコンテナバッグ『ゼオコン』の販売と同時に、簡易除染用土のう袋『ゼオドノ』も商品化を進めております。通常の土のうに比べ、より安全に放射性物質を土のう内に保持する事が可能となります。今後もFS-ZEO を使用した同シリーズの製品化を進めて参ります。

<『ゼオコン』の特徴>

・黒ポリプロピレン使用により耐候性が高い。

・内袋の【FS-ZEO】が持つセシウム吸着機能により、排出水の安全性が高い。

・密閉性のないクロスタイプのため、有機物によるガス発生事故を避ける事が出来る。

・JIS 規格に適合(JIS-Z-1651)。

・外観や形状などが既存のクロスタイプと変わらない為、従来品と同じように使用できる。

 タイプ…耐候性クロスコンテナバッグ

 材 質…外袋/ ポリプロピレンクロス

     内袋/FS-ZEO 両面不織布貼り合せ

 寸 法…φ1100 ㎜×H1100 ㎜

 容 量…1000L、1500 ㎏(最大充填質量)

 用 途…土砂の保管、運搬

 販売予定価格:19,000 円(税別)

※文中のゼオコンの放射性セシウム吸着性能については、辰野および凸版印刷による実証実験の結果であり、性能を保証するものではありません。使用環境や条件により性能は異なります。

※本製品は汚水をろ過する機能を有しておりますが、汚水を注ぎ込んでろ過することを目的とする製品ではございません。あくまでも低線量土壌土砂をつめる用途としてご使用ください。

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