停電時でもデジタル複合機に電力供給可能な蓄電システムを販売開始

2013年5月29日

富士ゼロックス株式会社

凸版印刷株式会社

停電時でもデジタル複合機に電力供給可能な蓄電システムを販売開始

 富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 忠人、以下富士ゼロックス)は、凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾、以下 凸版印刷)が開発したデジタル複合機向けリチウムイオン電池内蔵蓄電システム「PS-02-FIM2200」を6月24日から発売いたします。

 本システムは、富士ゼロックスおよび開発関連会社の富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:種田 乾吾、以下 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)と凸版印刷が、かねてよりデジタル複合機向けの蓄電システムの実用化を進めていた技術とノウハウを生かし、富士ゼロックス・富士ゼロックスアドバンストテクノロジー両社で商品企画を行い、凸版印刷が開発しました。

 本システムは電力供給しながら充電が可能な大容量バッテリーを搭載しており、富士ゼロックス製デジタル複合機と接続することで、停電によりコンセントからの電源供給が止まった際、自動的に蓄電装置からの通電に切り換わり、デジタル複合機の継続使用を可能とします。また、電源供給システムとして利用できるため、事業継続活動にも貢献します。地震の揺れや水没を感知すると、自動的にシャットダウンする「災害検知機能」が作動し、漏電などの事故を防ぎます。

■デジタル複合機向けリチウムイオン電池内蔵蓄電システムの特長

・パワフル出力

大容量バッテリーを2系統搭載し、片方で電力供給をしながら、もう片方が充電をするシステムを実現。

・スマートコントロール機能

パソコンと専用ソフトウェアにより、ピークシフト・ピークカットなどの運用がコントロールできる「スケジュール運転」が可能。また、システムの蓄電残量や消費電力の確認ができる「見える化」システムを搭載しています。

・高い安全性

常にシステムの状態を監視・管理する専用ソフトウェアと、内部機構を衝撃から保護する二重外装の筐体、浸水時・地震時に自動停止する安全装置などにより、高い安全性を提供する「エレクテージシステム(凸版印刷で商標登録出願中)」を備えています。

 2011年3月の東日本大震災の影響により、計画停電やピークシフト・ピークカットといった施策の導入などから、電力供給に対する不安や非常時への備えについての関心がより一層高まってきています。

 大災害発生時における、官公庁による支援活動、大学等の教育施設などでの広域避難場所運営活動、企業や病院などにおける事業継続活動において、発電量の少ない非常用発電装置ではまかないきれない場合に使用することを目指して開発されました。

また、本システムは、経済産業省による補助金(定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金、執行団体:一般社団法人環境共創イニシアチブ)対象機種認定を取得しています。

【標準価格】

商品名          標準価格

PS-02-FIM2200    オープン価格

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プレスリリース添付ファイル

プレスリリース添付画像

PS-02-FIM2200

デジタル複合機との設置例

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