エルゼビア、研究分析ツールSciVal(サイバル)を刷新

研究機関は、エルゼビアの新しい研究分析ツールSciVal(サイバル)により、世界のあらゆる研究機関やグループの成果と比較検討して自機関の成果を個別具体的かつ正確に把握することが可能となります。

2014年1月7日

エルゼビア・ジャパン株式会社

研究分析ツールSciValを刷新、世界の研究動向のリアルタイム分析が可能に

科学・技術・医学分野の学術出版および情報サービス企業大手のエルゼビア社(本社:オランダ、アムステルダム)は、2014年1月7日、新生SciVal(サイバル)を発表しました。研究機関は、SciValを利用することにより、世界の研究動向を分析したうえで自機関の研究戦略を最適化することが可能となります。元データはエルゼビアの抄録・引用文献データベースScopus(スコーパス)です。世界のあらゆる研究機関やグループの成果と比較検討することで、自機関の成果を個別具体的かつ正確に把握することができます。

昨今の研究環境がグローバル化と競争の激化に直面しながらも各国が経済発展を続けていくために、研究活動の果たす役割が重要視されています。産官学の研究機関は、研究活動のリソースを適切に配分して研究の独自性を出していこうと模索中です。研究資金の流れが多様かつ複雑になり、世界の研究者の数が700万人を超えてきている中、客観的なデータのニーズが従来の定性的な判断を補完するものとして高まってきています。

エルゼビアは、客観的なデータに基づいた意思決定をさらに後押しするため、従来製品のSciVal Spotlight(サイバル・スポットライト)とSciVal Strata(サイバル・ストラータ)を完全に統合し、分析の高度化とインターフェースの改良を実現しました。「新生SciValは世界のトップ研究機関と密接に協力して開発されました。研究管理者の皆様にとって、SciValの分析結果が研究戦略の促進と管理を進めるうえで重要なステップとなることを願っています」とエルゼビアの大学・政府機関(AGIM)担当マネージング・ディレクターNick Fowler(ニック・ファウラー)は述べています。

SciValは、ユーザーによる分析対象データのカスタマイズおよびエクスポートが可能で、国や機関レベルに加えて競合チームとの比較検討が容易であり、個々のニーズに即した単位での的確な分析に柔軟に対応できます。研究管理の現場で生まれる多様な分析の要望に応えること、すなわち研究の強みの特定、共同研究の状況把握および候補の選出、シナリオ構築によるあるべき姿の検証などが可能となります。分析結果は学生や他の研究者、さらに助成金団体に対して自機関の強みを紹介するコミュニケーションツールとしても活用できます。

このような幅広いニーズに対しSciValは膨大なデータを分析して即座にグラフ処理を実行する、今までになくパワフルで柔軟なソリューションを提供します。これはリード・エルゼビア・グループの高性能コンピュータ(HPCC)システムにより実現したもので、大規模かつ複雑な課題に取り組むビッグデータ解析の最新技術を採用しています。SciValのデータは毎週更新されており、それらの分析対象データ群と指標を組み合わせた75兆件を超える計算値を呼び出すことが可能です。また、独自に定義したデータも即時に利用できます。

SciValはElsevier Research Intelligence(ERI)製品ポートフォリオのひとつであり、Pure(ピュア)システムおよび研究分析サービスと共に、研究機関・政府・助成団体にサービスを提供しています。

新生SciValを紹介するウェビナーを開催: 先行利用中の大学からスピーカーをお招きし、1月14日(火)に3つの地域向けにウェビナーを開催します。参加者にはSciValの一週間無料トライアルを提供します。

・アジア太平洋向け:シンガポール時間10:00-11:00(日本時間11:00開始) - 南洋理工大学(シンガポール)、上海交通大学(中国)

・ヨーロッパ向け:英国時間10:00-11:00(日本時間19:00開始) - マンチェスター大学(英国)

・アメリカ向け:米東部時間11:30-12:30(日本時間翌日1:30開始) - ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)、ジョンズ・ホプキンス大学(米国)

詳細と事前登録はこちらhttp://info.scival.com/scival-new-generationから

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【Scopus(スコーパス)について】

Scopus(スコーパス)は、世界最大級の抄録・引用文献データベースで、研究活動のビジュアル化や追跡・分析が簡単にできるツールです。世界5,000以上の出版社の21,000誌以上の学術ジャーナルの抄録・引用文献情報が搭載されており、科学・技術・医学から社会科学・人文学まで、全分野を網羅しています。研究活動の評価を目的とした利用も増えており、経済協力開発機構(OECD)、オーストラリア研究会議(Australian Research Council:ARC)、文部科学省 科学技術政策研究所(NISTEP: National Institute of Science and Technology Policy、ナイステップ)などに採用されています。Scopusの詳細はhttp://www.info.scopus.com または日本語サイトhttp://japan.elsevier.com/products/scopus/ をご覧ください。

【エルゼビアについて】

エルゼビア(http://www.elsevier.com)は、科学・技術・医学関連情報の製品およびサービスを専門とする、世界有数の学術出版社です。科学・医療コミュニティとグローバルに連携してThe Lancet(www.thelancet.com)やCell (www.cell.com) を含む2,000 誌以上のジャーナル、MosbyやSaundersの百科事典を含む25,000点を超える書籍を刊行しています。電子製品としては、ScienceDirect(http://www.sciencedirect.com)、Scopus (http://www.scopus.com)、SciVal(http://www.scival.com) 、Reaxys(http://www.reaxys.com)、ClinicalKey(http://www.clinicalkey.com)、Mosby’s Suite(http://www.confidenceconnected.com) などを提供し、科学と医療の専門家の生産性向上や、研究・医療機関におけるよりよい成果の実現、コスト効率の良い運営を支援しています。

エルゼビアはオランダのアムステルダムに本社を置き、社員7,000名を抱えるグローバル企業です。エルゼビアは、リード・エルゼビア・グループ(Reed Elsevier Group PLC、http://www.reedelsevier.com/Pages/Home.aspx)の傘下企業で、世界でもトップクラスの出版社かつ情報プロバイダーであり、Reed Elsevier PLC とReed Elsevier NVによって共同保有されています。リード・エルゼビア・グループのティッカーシンボル(証券コード)は、REN(Euronext Amsterdam)、REL(ロンドン証券取引所)、RUK およびENL(ニューヨーク証券取引所)です。

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  • 名称 エルゼビア・ジャパン株式会社
  • 所在地 東京都
  • 業種 情報サービス・コンテンツ
  • URL http://www.elsevier.com/jp
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