新機能性表示制度に先行し『ナチュラルメディシン・データベース』発刊

同文書院

2015年4月、新機能性表示制度が施行され、企業が自己責任で食品の有効性表示をすることが可能になります。本制度では、科学的根拠等に関する情報の開示が前提になります。『ナチュラルメディシン・データベース』は、日本医師会等が監修し、医療現場でも活用されている健康食品・サプリメントの科学的根拠の集大成です。

2015年1月26日

株式会社 同文書院

医療従事者が必要とする科学的根拠の集積『ナチュラルメディシン・データベース 健康食品・サプリメント[成分]のすべて』が発刊

~健康食品に有効性が表記され「医師・薬剤師へ相談してください」との表示が義務化~

■新機能性表示制度が開始

 平成27年度から食品の新たな機能性表示制度が始まり、対象となる健康食品の成分の効果を実証すれば、企業が自己責任で有効性を表示できるようになります。国の事前審査がないため、その健康食品の情報が正しいのか正しくないのかを判断するのは、個々の消費者、消費者団体、ひいては医療従事者ということになります。各企業は有効性ばかりでなく、医薬品との相互作用等も簡略化して表示する義務があり、また、「医薬品を服用している場合は、医師・薬剤師にご相談ください」という文言の表示も義務化されるため、医師、薬剤師、歯科医師などの医療従事者に対して、患者からの質問が増えると予想されています。

■世界標準の科学的根拠の集大成

 本書『ナチュラルメディシン・データベース 健康食品・サプリメント[成分]のすべて』は、厚生労働省発行の「健康食品の正しい利用法」の中で、「信頼できる健康食品情報源」として掲載されています(http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin00.pdf)。

 本書は米国食品医薬品局(FDA)が公式採用しており、米国のダイエタリーサプリメント教育法(DSHEA)を支える、米国発の健康食品・サプリメントの成分・素材の国際標準データベース「Natural Medicines Comprehensive Database」の日本対応版です。毎日、100人を超える研究者によりシステマティック・レビューされた約1,100の成分・素材について、安全性、有効性、医薬品との相互作用、ハーブおよび健康食品・サプリメントとの相互作用、投与量の目安、同じ生理機能を持つ類縁物質などが掲載されている、科学的根拠の集大成です。

 本書は日本医師会、日本薬剤師会、日本歯科医師会が監修し、「食薬区分(46通知)」や「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の情報、及び巻末の「特定保健用食品(トクホ)成分データベース」などの掲載により、日本の事情にも対応しています。

■「ナチュラル・スタンダード」との合併により大幅刷新

 平成18年に初版『健康食品のすべて』として刊行されてから版を重ね、今回は米国第二位のデータベース「ナチュラル・スタンダード」との合併により内容を大幅に刷新、改訂新版『ナチュラルメディシン・データベース』として、2015年1月23日に一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(JAHFIC)から発刊されました。

■医療従事者が活用する健康食品のバイブル

本書は“確かな科学的根拠”を必要とする医師、薬剤師、歯科医師のみならず、「健康食品に入っているあの成分は安全なのか?」「あのサプリは本当に効くのか?」「服用している薬と一緒に健康食品を食べても大丈夫なのか?」といった一般の方々の素朴な疑問にも答えうる、分かりやすい記述となっています。

■書籍詳細

タイトル:『ナチュラルメディシン・データベース 健康食品・サプリメント[成分]のすべて』

判型:B5版変型/1,160ページ2色刷

定価:10,000円+税

総監修:日本医師会、日本薬剤師会、日本歯科医師会

監訳者:田中 平三、門脇 孝、久代 登志男、篠塚 和正、清水 俊雄、山田 和彦、石川 広己、藤原 英憲

発行:一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(JAHFIC)(http://jahfic.or.jp

発売:株式会社同文書院(http://www.dobun.co.jp

発売日:2015年1月23日

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『ナチュラルメディシン・データベース 健康食品・サプリメント[成分]のすべて』

『ナチュラルメディシン・データベース 健康食品・サプリメント[成分]のすべて』

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