米国のマーケットリサーチ会社「フォーブス・コンサルティング社」の株式100%取得で合意

電通

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、ニューロサイエンス領域に強みを持つ米国のマーケットリサーチ会社 「Forbes Consulting Group LLC」の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。

2015年4月16日

株式会社  電 通

ニューロサイエンス領域に強みを持つ米国のマーケットリサーチ会社

「フォーブス・コンサルティング社」の株式100%取得で合意

 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、ニューロサイエンス領域に強みを持つ米国のマーケットリサーチ会社 「Forbes Consulting Group LLC」(本社:レキシントン市、以下「フォーブス・コンサルティング社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。

 1985年に設立されたフォーブス・コンサルティング社は、定量/定性の調査・分析に関する高いケーパビリティーを保持しており、独自の調査手法やデータ分析、消費者インサイトに基づくコンサルティングサービスを行っています。理性に働きかけるだけでなく、どのような感情的動機が消費者を購買行動へと向かわせるのか、というインサイトの提供には定評があります。中でも、同社の創業者兼CEOのDavid Forbes(デービッド・フォーブス)が2011年に学術誌に発表した調査分析ツールである「MindSight(R)」(マインドサイト)は、多くの有力企業から高い評価を得ています。

 マインドサイトは、消費者がどのようなブランド体験をし、どのような動機で意思決定するか、という2つの重要な感情要素について、思考中の脳内の活動を可視化するニューロサイエンス(脳科学)に基づきチェックする機能を持っています。映像や画像に対して、消費者の無意識の感情面がどのように反応するかを瞬時に確認することができます。

 これまで当社グループの米国におけるマーケットリサーチ領域のサービスは、マーケティング・コンサルティング・エージェンシーであるCopernicus(コペルニクス)を通して提供してきましたが、買収完了後、フォーブス・コンサルティング社はこのコペルニクスの一部門となり、創業者兼CEOのデービッド・フォーブスがコペルニクスのチーフ・イノベーション・オフィサーに就任します。   

コペルニクスに新たなサービスやケーパビリティーが加わることで、顧客により付加価値の高いソリューションを提供することが可能になります。

 なお、本件が当社の2015年12月期(決算期を3月期から12月期に変更予定)の連結業績に与える影響は軽微です。

【フォーブス・コンサルティング社の概要】

社  名  : フォーブス・コンサルティング社 (Forbes Consulting Group LLC)

本社所在地 : 米国 マサチューセッツ州 レキシントン市 

設  立  : 2005年12月(同社は1985年に設立されていますが、同業のQualitative Insights Consortium社と合併した2005年12月を登記上の設立日としています)

株主構成  : 買収手続き完了後

電通イージス・ネットワーク 100%

収益(Revenue): 769.2万米ドル(約9.2億円)(2014年12月期)

代 表 者   : David Forbes(創業者兼CEO)

従業員数  : 25名

事業内容  : マーケットリサーチやコンサルティングサービス

以 上

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