子どもとの一番増やしたい時間は「読み聞かせ」の時間! ~0-3歳児と母親に関する調査結果発表~
株式会社公文教育研究会(代表取締役社長 池上秀徳〔いけがみ ひでのり〕)は、0~3歳児のお子さま(第一子)がいる母親1,000人を対象に、「0-3歳児と母親に関する調査」を実施しました。
2015年8月5日
株式会社公文教育研究会
子どもとの一番増やしたい時間は「読み聞かせ」の時間! ~0-3歳児と母親に関する調査結果発表~
株式会社公文教育研究会(代表取締役社長 池上秀徳〔いけがみ ひでのり〕)は、0~3歳児のお子さま(第一子)がいる母親1,000人を対象に、「0-3歳児と母親に関する調査」を実施しました。この調査は、お子さまがいる母親の関心事や、親子の代表的な遊びである「読み聞かせ」の実態の把握を目的に行ったものです。
【トピックス】
・ママの子育てにおける関心事の第1位は「ほめ方・しかり方」
・子どもとの遊びの中で利用しているツールは「絵本」がトップ
・子どもとの遊び時間で一番増やしたいのは「(絵本の)読み聞かせ」
・ママの自己採点は意外と厳しめ
・約9割のママが「読み聞かせ」を重要と回答。目的は、「子どもとのコミュニケーション」
・働くママの方が読み聞かせ時間は専業ママよりも平均4.6分長い
■調査概要
【調査名】: 0-3歳児と母親に関する調査
【調査方法】:インターネット調査
【対象】: 0~3歳児の子ども(第一子)がいる母親
【実施期間】: 平成27年3月21日~3月22日
【サンプル数】:1,000 人
【調査会社】:株式会社 i marketing
●ママの関心事の第1位は「ほめ方・しかり方」
0~3歳児ママの子育てにおける興味・関心事は、「ほめ方・しかり方」(65.7%)がトップ。一方、0歳児ママは「離乳食」「授乳」、1歳児ママは「歯みがき」、2歳児ママは「反抗期・イヤイヤ」「トイレトレーニング」への関心度が高いなど、子どもの成長に伴う母親の関心度の変化もみられました。
以下「子どもとの遊び方」(58.7%)、「反抗期・イヤイヤ」(52.4%)、「トイレトレーニング」(50.1%)が5割台に挙げられ、続いて「絵本」(46.9%)に対する興味・関心も5番手と上位に位置しました。
●子どもが遊びの中で利用しているツールの一番は「絵本」がトップ!
子どもが利用しているツールは、「絵本」(81.8%)がトップ。2番目の「人形・ぬいぐるみ」(62.6%)とは20ポイント近くの差がありました。3番目は「積み木」(55.5%)。また、子どもの年齢別に見ると、0歳児は全般的にスコアが低めで、利用しているツールが少ないという結果でした。なお、「絵本」はいずれの年齢においてもトップで、年齢を問わず幅広く利用され、特に1歳児では87.2%とその関心の高さがうかがえました。
●子どもの遊び時間で一番長いのは「ひとり遊び」続いてDVD視聴。絵本の読み聞かせは意外と短い。
お子さまが遊んでいる(過ごしている)時間をそれぞれお選びくださいという質問では、1位「ひとり遊び」(58.6分/日)、2位「親との室内遊び」(49.2分/日)、3位「外遊び」(48.9分/日)、4位「DVD視聴」(47.8分/日)、5位「読み聞かせ」(22.1分/日)となり、「DVD視聴」の1日47.8分に対し、「読み聞かせ」は半分にも満たない結果となりました。
●子どもとの遊び時間で一番増やしたいのは「(絵本の)読み聞かせ」
一方で今後増やしたい※遊び時間を聞いたところ、1位「読み聞かせ」(71.8%)、2位「外遊び」(64.8%)、3位「親との室内遊び」(59.5%)、4位「ひとり遊び」(33.0%)、5位「DVD視聴」(10.6%)となり、現状ではDVD視聴が一番多いものの、ママとしては「読み聞かせ」をもっとしたいという気持ちが表れています。ちなみに減らしたい時間はDVD視聴で全体の39.1%とトップでした。
※増やしたいは『増やしたい』、『少し増やしたい』の合計
●ママの自己採点は意外と厳しめ
子どもとの過ごし方に対する自己採点は、「50.2点」とやや厳しめでした。
改善策として挙げられているトップが「子どもと一緒に遊ぶ時間を増やす(58.8%)」、2位「室内だけでなく、自然と触れ合ったり、屋外での時間をつくる(53.1%)」、3位「子どもの興味が広がるような体験をつくる(51.4%)」そして4位に「子どもに読み聞かせの時間を増やす(45.8%)」が入り、読み聞かせに対する意識や関心の高さがうかがえます。
●約9割のママが「読み聞かせ」を重要と回答。目的は、「子どもとのコミュニケーション」
「読み聞かせ」についての考え方を質問したところ重要と思う※母親が「89.1%」となりました。
また、「読み聞かせ」の目的は、「子どもとコミュニケーションをしたい」がトップ(63.7%)で、「読み聞かせ」がお子さまとのコミュニケーションに重要な役割を占めると考える母親が多いことがうかがえます。
※重要と思うは『とても重要である』、『重要である』の合計
また、「ママにとっての読み聞かせの良さ」としては、トップが「子どもの反応が見られて楽しい(56.9%)」、2位「子どもの成長が感じられる(54.8%)」となり、「絵本から言葉を教えられる(47.2%)」(4位)という、読み聞かせを「教育や学習」としてとらえるよりも、「親子の触れ合い」の機会として活用している様子もうかがえます。
●働くママの方が読み聞かせ時間は専業ママよりも平均4.6分長い
母親の職業別では、専業主婦で「平均22.3分」、育児休暇中や時間短勤務を除いた純粋なフルタイム勤務の母親の読み聞かせ時間は「26.9分」となっており、専業主婦のそれよりも4.6分長いという結果でした。フルタイム勤務の母親は子どもとの触れ合い時間が少ないだけに、関われる時はより関わろうとしているという気持ちの表れかもしれません。
●1週間の読み聞かせ量は「1~5冊」が約半数(47.9%)
1週間でどの程度の本を「読み聞かせ」しているかと聞いたところ、「0冊」(13.6%)、「1~5冊」(47.9%)、「0冊」(13.6%)、「6~10冊」(11.4%)となりました。
年齢別に0歳児は「0冊」が3割以上を占め、0歳児でも読み聞かせを楽しめるということは意外と知られていないようです。
今回の調査で0歳~3歳児のママは、「読み聞かせが重要」とわかりつつも、つい「DVDに子守り」をさせてしまうため、「自己評価」が低く、本当は「もっと子どもとの関わりを増やしたい」と思い、その方法として一番いいのは「(絵本の)読み聞かせ」であるという認識は持っている、という子育てママの現実と理想のギャップ(ジレンマ)が浮き彫りになりました。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社公文教育研究会
- 所在地 大阪府
- 業種 教育サービス
- URL https://www.kumon.ne.jp/
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