介護予防分野日本初のSIB調査事業中間報告を行います~第1回学習療法実践研究シンポジウム開催のご案内~

KUMON

株式会社 公文教育研究会 学習療法センター(代表:大竹洋司〔おおたけ ひろし〕)は、11月1日(日)千葉市 幕張メッセ国際会議場で、「第1回 学習療法 実践研究シンポジウム」を開催いたします。

2015年10月19日

株式会社 公文教育研究会

介護予防分野、日本初のSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)調査事業中間報告を行います~ 第1回 学習療法 実践研究シンポジウム 開催のご案内 ~

株式会社 公文教育研究会 学習療法センター(代表:大竹洋司〔おおたけ ひろし〕)は、11月1日(日)千葉市 幕張メッセ国際会議場で、「第1回 学習療法 実践研究シンポジウム」を開催いたします。午後の全体会では、国の成長戦略「骨太の方針2015」に明記されている、介護予防分野として日本初のSIB(ソーシャル インパクト ボンド)調査事業の中間報告を行う予定です。

◆学習療法 実践研究シンポジウムとは? 

認知症高齢者の脳機能維持・改善をはかる非薬物療法「学習療法」を導入し、実践している介護・医療施設と、認知症予防のための「脳の健康教室」を主催している自治体・NPOなどの関係者が一堂に会し、事例を元にした実践研究を発表し、実践者同士で学び合う場です。

昨年までは任意団体である「学習療法研究会」主催で10年間、学習療法の普及を目的にシンポジウムを行ってきましたが、事業化から10年以上が経ち、普及段階から実践研究段階へと移行したとの判断から、今年より公文教育研究会学習療法センターが主催、実践研究を主とした学びの場へと進化します。

◆SIB(ソーシャル インパクト ボンド)調査事業、中間報告について

2015年7月から日本初の介護予防分野におけるSIB調査事業が38の学習療法導入施設、20の脳の健康教室で始まりました。中間報告では概要と、調査開始からの3カ月間で見えてきた知見について、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 伊藤健特任助教と、同大学医学部/ストレス研究センター・佐渡充洋助教からお話しいただきます。

尚、経済産業省・ヘルスケア産業課からもSIB調査事業の可能性と期待についてお話しいただく予定です。

◆学習療法 実践研究シンポジウム プログラム構成

今回のシンポジウムから、「学習療法」「脳の健康教室」の実践者が参加する「実践研究プログラム」と、学習療法に関心のある一般の方を対象とした「一般参加プログラム」の2つに分けて実施します。

※パンフレットのダウンロードはコチラ↓ 

http://www.kumon-lt.co.jp/wp-content/themes/kumon/pdf/symposium2015in-makuhari.pdf

【実践研究プログラム】…関係者の学びの場ですが、ご取材は可能です。

◎10:00~12:30 分科会

10の分科会で59件の実践者による発表が行われます。従来の講演形式の発表だけでなく、普段施設内で行っていることを会場で再現する「実演発表」が行われることが、今年のシンポジウムの大きな特徴です。

◎12:30~14:00 コミュニケーション&交流コーナー イベント

各地の学習療法導入施設で実際に使われている掲示・展示物を集めたスペースにおいて、全国の実践者同士が直接交流し、コミュニケーションを深める場になります。

◎14:00~16:30 全体会

学習療法と脳の健康教室の可能性の広がりと、実践する「人」に焦点を当て、3つの代表発表と、パネルディスカッションを行います。また、SIBの中間報告も全体会の中で行われます。

<代表発表>

①学習療法をケアに活かすための施設同士の学び合いに取り組んでいる、福岡学習療法研究会の報告。

②多世代の交流を促しながら、高齢者を孤独にしない地域づくりに取り組む、宮城県蔵王町の発表。

③地域の学習療法導入施設同士が集まって行われている、ネットワーク活動の報告。

     

【一般参加プログラム】…今年から設けられたプログラム。学習療法に関心のある一般の方を対象 ※参加費3000円。

◎10:00~11:00 東北大学 川島隆太教授 特別講演

         「脳科学から見た認知症ケア・予防のありかた」

◎11:00~11:40 学習療法の正しい実践と活かし方…講師:学習療法センター社員

◎11:40~13:30 ドキュメンタリー映画「僕がジョンと呼ばれるまで」特別上映

…82分の本編上映後、映画に出演しているジョン・ロデマンさんが登壇します。

<参考情報>

1.SIBとは

https://www.fasid.or.jp/_files/activities/BBL207_Part1_PPT_SIB_140704.pdf

(参考資料:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 伊藤健 特任助教)

2010年にイギリスで開発され、アメリカ・オーストラリアでも導入されている新しい官民連携の社会的投資モデルです。優れたサービスに、投資家が資金を提供してプログラムを実施し、削減された財政支出など、事業成果に応じて、自治体等が投資家へ成果報酬を支払う仕組み。

2.「学習療法」

2001年からスタートした、東北大学・川島隆太教授、福岡県の社会福祉法人・道海永寿会、公文教育研究会による共同研究で、認知症高齢者の脳機能の維持・改善に効果があることが科学的に実証された非薬物療法。2015年5月現在、約1,600の高齢者施設で導入されています。また、2014年から、アメリカでの展開を開始。2015年8月現在、アメリカの10州22施設で認知症の高齢者が学習療法を行っています。

3.「脳の健康教室」

学習療法を応用して開発した認知症予防サービスプログラム。2014年度42都道府県 232市区町村 約450教室で開講。主に自治体、NPO法人などが主催者となり、実際の教室運営は、地域のボランティアの方などが担っています。

4.学習療法センター(代表:大竹洋司〔おおたけ ひろし〕)

2004年7月設立。公文教育研究会の事業部門の1つとして、「学習療法」と「脳の健康教室」の2つの事業を展開している。

※学習療法関連資料(学習療法センターHP)

http://www.kumon-lt.co.jp/

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