電通、メキシコの総合デジタルエージェンシー「フロック社」の株式100%取得で合意

電通

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、メキシコの総合デジタルエージェンシー「Flock Advertising」の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。

2016年3月14日

株式会社 電 通

電通、メキシコの総合デジタルエージェンシー「フロック社」の株式100%取得で合意

 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、メキシコの総合デジタルエージェンシー「Flock Advertising」(本社:メキシコシティー、正式社名Flock Advertising Mexico, S de RL de CV、以下「フロック社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。

 2009年に設立されたフロック社は、広告戦略の策定から広告制作、媒体枠の買い付け、ソーシャルメディア、パフォーマンス、データ分析をはじめとするデジタル領域全般のサービスを提供しています。現在115名の従業員を抱えメキシコでは大手のデジタルエージェンシーとなっており、スペインの調査会社Grupo Consultoresによる「2015 AgencyScope調査」では、メキシコで知名度2位のデジタルエージェンシーに位置づけられています。同社の360度にわたるデジタルサービスは、メキシコ企業をはじめ多国籍企業からも高く評価されています。

 当社グループは買収後フロック社を、グローバルネットワーク・ブランド※の1つでデジタル領域のサービスを提供しているIsobar(アイソバー)のネットワークに組み込みます。ブランド呼称を「Flock, Linked by Isobar」(フロック・リンクト・バイ・アイソバー)とし、グループ各社との連携を図ることで、中南米の広告市場ではブラジルに次ぐ規模のメキシコにおける成長戦略を加速させてまいります。

 当社グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)が2015年9月に発表した「世界の広告費成長率予測」では、2014年のメキシコのデジタル広告費は前年比で22.2%増でした。デジタル広告費は、2015年は21.3%増、2016年にも20.5%増と高成長が続くと予測しています。

 なお、本件が当社の2016年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。

※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、9つのグローバルネットワー

ク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。9つのブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Branded

Agencies)、Dentsu media、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。

【フロック社の概要】

 社  名  : Flock Advertising Mexico, S de RL de CV(フロック社)

 本社所在地 : メキシコシティー

 設  立  : 2009年12月

 株主構成  : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%

 収益(Revenue):68.4百万メキシコペソ(約4.4 億円)(2014年12月期)

 代 表 者   : Sebastian Tonda (CEO)

                           Mario Nissan (General Manager)

                           Ana Maria Barquin (Vice President of Operations)

 従業員数  : 142名

 事業内容  : デジタル領域全般の広告コミュニケーションサービスを提供

以 上

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