「伝統のチカラ、芸能のカタチ」事業 1年目の集大成 2016年度成果をまとめた冊子を発行!

国際交流基金

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)アジアセンターは、東南アジアと日本の伝統のチカラを再発見し、現代の芸能のカタチを考えるプロジェクト「伝統のチカラ、芸能のカタチ」の1年目の集大成として、2016年度の活動の成果をまとめた冊子を発行します。

2017/10/05

国際交流基金アジアセンター

「伝統のチカラ、芸能のカタチ」事業 1年目の集大成

2016年度成果をまとめた冊子を発行!

 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)アジアセンターは、東南アジアと日本の伝統のチカラを再発見し、現代の芸能のカタチを考えるプロジェクト「伝統のチカラ、芸能のカタチ」の1年目の集大成として、2016年度の活動の成果をまとめた冊子を発行します。インドネシア調査出張の記録、伝統芸能や古典と向き合うシリーズ対談記事、また、折に触れて事業メンバーが感じたり考えたりしたことやインドネシアと日本の伝統芸能にまつわる様々な情報を掲載しております。

 2016年度より開始した「伝統のチカラ、芸能のカタチ」事業は、木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)、時松はるな(画家・イラストレーター)、園田喬し(ライター・編集者)、本郷麻衣(舞台制作者)、遠藤雄(インドネシア研究者、アジアセンター担当)、前田佳子(アジアセンター担当)の6名を核として、東南アジアと日本の伝統のチカラを再発見し、現代の芸能のカタチを考えるプロジェクト です。これまでに、インドネシア渡航に向けた勉強会、約2週間に渡って3地域を巡るインドネシア調査を実施し、また、日本国内では作家・詩人の池澤夏樹さんとの対談を行いました。

 この度は、公式ウェブサイト(http://dento.jfac.jp/)に掲載されている記事の他に、新たに書下ろしたコラムやイラストなどを加え、インドネシアや日本の伝統芸能のことなどを「知らなくても面白い」、「知っていてなお面白い」、「深く知ってようやく面白い」の3つを全て叶えられることを目指し、これまでの事業の足跡を1冊の本にまとめました。手に取ってじっくりとページをめくりながら事業を振り返り、今後の展開をともに考えていただけたら幸いです。

■ 『伝統のチカラ、芸能のカタチ 2016-2017』冊子概要

【発行日】 2017年10月5日(木)

【申込方法】 発行日より公式ウェブサイト(http://dento.jfac.jp/)の「お知らせ」欄にて告知

【配布】 申込者による送料負担(冊子自体は無料)

      準備が整い次第、申込受付順にて発送

【仕様】 A5版130頁

■「伝統のチカラ、芸能のカタチ」事業とは

東南アジアと日本におけるキーパーソンたちとともに、伝統芸能の宝庫と言われるアジア各地で、伝統芸能を取り巻く社会状況を調査し情報を発信・共有することで、伝統のチカラを再発見し、現代の社会に適した芸能のカタチを考えていきます。現代を生きる私たちが伝統芸能の中に再び存在意義を見出し、そこに脈々と受継がれる価値を再発見することで、相互の文化を尊重・理解しあいながら、アジアの人々とともに豊かな人生を歩むための糧とすることを目指します。

■事業メンバープロフィール

木ノ下 裕一

木ノ下歌舞伎主宰。 1985年和歌山市生まれ。 小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。 2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。 代表作に『黒塚』『東海道四谷怪談̶通し上演̶』『三人吉三』『心中天の網島』『義経千本桜̶渡海屋・大物浦̶』など。 2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。また、2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、文化庁芸術祭新人賞を受賞。 翌年度の京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。2016年博士号取得(芸術博士)。 その他、古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。

時松 はるな

画家、イラストレーター。 1984年千葉県生まれ。 多摩美術大学卒業。在学中に初個展を開催。 人々の何気ない瞬間を切り取り、シャープペンシルや色鉛筆、水彩を用いて、どこか愉快な群衆を軽やかに描いた作品は好評を得、東京オペラシティアートギャラリーでの所蔵品展、KIAF韓国アートフェアなどに出品。 さらに「GEISAI 10」では審査員特別賞(サミュエル・クン賞)を受賞するなど、大学在学中から注目を集める。以後、銀座ギャルリー東京ユマニテ、大阪福住画廊を拠点とし、定期的に個展を開催している。 近年は韓国やシンガポールのグループショーでの発表、演劇のフライヤーなども手掛けており、また、2014年からは国立能楽堂企画公演のチラシイラストや、パンフレット挿絵、グッズ等、能や狂言をテーマにしたイラストを展開するなど、活躍の場を広げている。

園田 喬し

演劇ライター、編集者、演劇雑誌『BITE(バイト)』編集長。 2000年代前半より演劇作品の制作現場へ参加するようになり、小劇場から商業演劇まで幅広い公演の劇場業務を経験。 2005年より演劇専門誌『演劇ぶっく』の編集部員として数多くの劇作家、演出家、俳優、スタッフにインタビューを行い、国内現代演劇の最先端を取材する。 この頃より年間150~200本程度の演劇作品を鑑賞し、首都圏を中心に日本各地の劇場へ足を運ぶ生活が始まる。 演劇ぶっく副編集長を経て、現在は自身が代表を務める演劇雑誌『BITE』を発行。マスメディアの取材対象になりにくい小劇場シーンを積極的に取り上げ、観劇環境の更なる整地を目指している。 この他、演劇専門誌、公演パンフレット、公演情報ウェブサイト、フリーペーパー等での執筆、演劇コンテストや関連事業に携わるなど、その活動範囲は多岐に渡る。

本郷 麻衣

木ノ下歌舞伎制作。 1979年京都市生まれ。 京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。 制作者。 在学中に演劇制作に触れ、以降様々な劇団やプロデュース公演の制作を行う。 アトリエ劇研制作室のスタッフを経て、2016年まで有限会社キューカンバーに所属し、MONOや壁ノ花団等の制作を担当。 木ノ下歌舞伎には京都×横浜プロジェクト2010『勧進帳』(2010)より参加。

遠藤 雄

信州大学にてインド芸術とその派生文化について学ぶ。 卒業後は海外の音楽家の招へいおよび公演制作会社に勤務。 2003年にはインドネシア政府奨学生としてインドネシア芸術大学スラカルタ校へ留学。 2004年から2011年までジョグジャカルタに滞在し、ガジャ・マダ大学大学院修士課程に在籍しながら、ジャワの伝統芸能であるワヤン・クリッの研究に従事。 都市化する社会の中で変容する伝統芸能の機能や役割をテーマに考察を深める。 帰国後は大学講師などを経て、国際交流基金に勤務。 これまでに日・ASEAN友好協力40周年記念事業の1つとして実施された藤間勘十郎氏の演出による国際舞踊プロジェクト「MAU: J-ASEAN DanceCollaboration」など、ASEAN各国との文化事業を担当。 インドネシアでの経験を生かし、日・ASEAN諸国の相互理解に努める。

【国際交流基金アジアセンターについて】 http://www.jfac.jp

独立行政法人国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、全世界を対象に総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関です。アジアセンターは 2014 年4月に設置され、ASEAN 諸国を中心としたアジアの人々との双方向の交流事業を実施・支援しています。日本語教育、芸術・文化、スポーツ、市民交流、知的交流等さまざまな分野での交流や協働を通して、アジアにともに生きる隣人としての共感や共生の意識を育むことを目指しています。

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「伝統のチカラ、芸能のカタチ」冊子

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  • 所在地 東京都
  • 業種 各種団体
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