神田外語大学の教員が本格的なインドネシア語辞典を制作

佐野学園

2018年3月26日

学校法人佐野学園

神田外語大学の教員が「インドネシア語⇔日本語」を一冊で実現した、本格的なインドネシア語辞典を制作

 神田外語大学(千葉市美浜区/学長:酒井邦弥)インドネシア語専攻の舟田京子教授が、5年の歳月をかけ制作したインドネシア語辞典を発売した。これまで日本国内に本格的なインドネシア語辞典はほぼなく、その不便さを嘆く声があちこちで聞こえていた。その様な状況を改善したいという思いの下、本学教員らが制作を開始。同辞典は、学習からビジネスまで幅広く対応しており、使用頻度の高い日常語、生活語、時事語、ビジネス語を中心に、約3万3千項目を収載している。さらに約2万8千にも及ぶ、現代インドネシア社会に即した身近な用例や、仕事でつかえる表現の用例集も含んでいる。インドネシア語の辞典では日本で初めての試みとして、全ての見出し語に品詞を表示し、動詞の場合は自動詞・他動詞の区別も示している。

 神田外語大学は、2018年3月8日(木)にインドネシアのジャカルタにキャンパスを置く、アトマジャヤ大学スマンギキャンパス内(インドネシア・ジャカルタ/学長:Agustinus Prasetyantoko)に「KANDA/ATMA JAYA JAPAN CENTER」を設立。同施設では、常駐する本学の日本語教員1名が、アトマジャヤ大学の学生向けに日本語教育を実施し、日系企業の現地法人に勤務するインドネシア人向けの日本語教育(有償)も合わせて行っていく。

 昨今、インドネシアでは急速な経済発展に伴い、日本から約1,500社の日系企業が進出しており、日本語に堪能な現地スタッフの需要が増している。世界第4位の人口をかかえるインドネシアと日本の文化、経済交流は大変緊密。今後ますます日本との経済、文化交流の発展が期待される。インドネシア語の特徴は、基になる単語からの派生語が多く、多くの学習者あるいは利用者が基の語を見極められずに単語が引けないという課題があった。

 このたび発売された辞典は、重要な派生語は基になる語(親見出し)の中で取り上げて項目解説をし、さらに世界で初めて、それらすべてを独立した見出しとしても掲出し、親見出しを参照させるようにした。これにより、「従来の辞書」の決定的な欠点の一つをこれによって解消させることができた。語法や構文情報、口語・文語の区別など、これまでになかった有用な情報も豊富に含んでおり、世界でも類を見ない、ユーザーフレンドリーで現代的、かつ本格的な内容となっている。

                                 

詳細は以下の通り

【商品名】プログレッシブ インドネシア語辞典

【定価】本体4,900円+税

【発売日】2018/2/26

【判型/頁】B6判/1104頁

【ISBN】9784095158112

<参考>

【神田外語大学について】

 神田外語大学は、英米語学科、アジア言語学科(中国語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語)、イベロアメリカ言語学科(ブラジル・ポルトガル語、スペイン語)、国際コミュニケーション学科の4学科で構成され、世界の言葉と文化に精通したグローバル人材育成を行う。

(詳細:http://www.kandagaigo.ac.jp/aci/

所在地:千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1

設 立:1987年

代表者:酒井邦弥(学長)

学生数:約3,800名

【アトマジャヤ大学について】

所在地:ジャカルタ DKI インドネシア

設 立:1960年

代表者:Agustinus Prasetyantoko(学長)

学生数:約12,300名

(Web: https://www.atmajaya.ac.id/web/

・神田外語大学がインドネシア・アトマジャヤ大学キャンパス内に「KANDA/ATMA JAYA JAPAN CENTER(カンダ/アトマジャヤジャパンセンター)」を設立し、両国の若者の交流促進事業を展開 日本・インドネシア国交樹立60周年事業として、3月8日(木)に開所式を開催した。

http://www.kandagaigo.ac.jp/group_news/pdf/180223_kuis.pdf

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